2012年12月31日(月)  2012年から2013年へ

2012年、脚本家・今井雅子の作品や活動を応援してくださった方々ありがとうございます。再放送を含めて、作品をお届けする機会に恵まれた一年でした。



おじゃる丸スペシャル「銀河がマロを呼んでいる〜ふたりのねがい星」は3月の放送の後、7月と11月に再放送され、6月にDVDが、9月にノベライズ本『おじゃる丸 銀河がマロを呼んでいる/おじゃ休さん』(学研)が発売されました。

このスペシャルが縁で、レギュラー放送のおじゃる丸の脚本チームに加わることになり、10/25放送の「タナカ油を売る」でデビューしました。2013年はまとまった数のエピソードを放送できそうです。

2011年秋に放送されたNHKよる★ドラ第1弾「ビターシュガー」は2012年春に再放送され、6月にDVDが発売されました。

秋に放送されたNHKプレミアムドラマ「そこをなんとか」全9話の脚本を横田理恵さんと書きました。公式サイトのコラム「脚本家の証言」も書いています。

ドラマをご覧になった方は掲示板に感想を書き込んでいただけるとうれしいです。

2009年の「友子とモコ」ぶりのラジオドラマ、NHK FMシアター「金魚鉢の教室」は、3年ほどあたためていた題材のオリジナル脚本で、5月に放送されました。はじめての文化庁芸術祭参加作品となり、10月に再放送されました。

そして、現在制作中の「大人女子アニメ」シリーズ第2弾のうちの一本「どこかではないここ」を3月に放送できる予定です。もう1本、脚本開発中の単発ドラマも近々発表できる見通しです(2013/1/15情報解禁 岐阜発NHKドラマ「父の花、咲く春」春に放送予定)。

映画も何本か企画を進めています。

出版でも実りの多い一年でした。同郷の堺泉北会がきっかけで生まれた絵本『わにのだんす』は、島袋千栄さんのカラフルな絵でパワーアップし、5月に発売、8月には朝ドラ「つばさ」の舞台川越でサイン会を開かせていただきました。

2011年夏からNHKオンラインで連載した小説「ルミチカ」は、9月にほるぷ出版より発売されました。1年で3冊の本を出せたことになります。


「伝力」不足解消のための脚本教室にも力を入れた一年でした。母校・堺市立三原台中学校での2日にわたる脚本教室が縁で、秋に有志の先生方向けに「石ころを宝石に」と題して脚本教室を開き、そこから「石ころの会」が生まれました。来年も石ころの会で勉強会を続けていけたらと思います。

母校・三国丘高校でのセミナーも去年に続けて行いました。同窓会総会でも講演させていただき、12月の大阪での十日会講演につながりました。

シナリオ作家協会のシナリオ講座では、4月から9月まで基礎科昼間部を10月からは研修科夜間部を担当しています。

脚本を書く楽しさ、アイデアを出し合ってつなげる醍醐味を、2013年も広めていきたいと思います。とくに学校での講演、脚本教室に力を入れていきます。


ふるさと堺の魅力を発信する堺親善大使も秋から務めています。任期は二年なので、来年も引き続き堺のいいものやいいところを紹介していきたいと思います。

2013年の脚本家・今井雅子もあたたかく見守り、面白がっていただけるとうれしいです。

2010年12月31日(金)  紅白・ゆくとしくるとし×てっぱん
2009年12月31日(木)  子守話百話できて、すっきり年越し。
2008年12月31日(水)  山手線ゲームで笑い納め
2007年12月31日(月)  年越しモンブラン
2006年12月31日(日)  年越し番組の収穫
2005年12月31日(土)  大阪一高い山・金剛山で年越し
2004年12月31日(金)  英国旅行5日目 ロイズとパブと年越し
2003年12月31日(水)  年賀状でペンだこ
2002年12月31日(火)  大掃除に救世主あらわる
2001年12月31日(月)  祈り
2000年12月31日(日)  2000年12月のおきらくレシピ


2012年12月30日(日)  「見つけ上手」が見つけた文字盤のない時計

壁と一体化した時計がほしくて「文字盤のない時計」で検索したら、とてもわたし好みのものを発見。

掛け時計 サテライトクロック【smtb-KD】

掛け時計 サテライトクロック【smtb-KD】
価格:7,980円(税込、送料込)


メープルやチークやクルミなど12種類の天然木の球が数字代わり。球が衛星みたいだから「サテライトクロック」らしい。

届いたとき、あまりに箱が小さくて、「え、この中に?」と驚いた。シンプルでコンパクトな包装にも好感。写真で見るよりも、さらにナチュラルな木の色にも感激。


ガイドの紙の上から画鋲(球そのものがピンになっているのだけど、万が一に備えて、別の画鋲を使った)で印をつけてから、紙をどけて、そこに木の球を差していくだけ。何時のところに何色の木を配置するかも、気の向くまま。

中央の針の根元部分は、自分で用意した木ねじで留める。木のねじってなんだ?と検索したら、先っぽがぐるぐるになっているねじのこと。家にあった適当なもので間に合った。

ガイドの紙を使ったけれど、壁の固いところは微妙によけたりしたので、きっちり正確に30度ずつにはなってない。それもまた味。


リビングに入ると正面に見えるので、来客が「わあ、何これ?」と近づいて見上げる。

「これ、どうなってるの?」
「どうやって留めてるの?」
「位置はどうやって測ったの?」
などと聞かれ、
「うちも、同じの買っていい?」
と言われる。

引越祝いや結婚祝いにもいいよね。でも賃貸だと壁に穴開けられないかな、などと、この時計の話題でテーブルが温まる。

facebookで紹介したら、お仕事で木工クラフトを手がけられている方から「見つけ上手ですね」とコメントを頂いた。

「見つけ上手」って、いい言葉。

「作り手側だけではなくお買い求め頂く皆さんがそこに自分ならではのイメージを更にプラスできるこう言う作品はこれから支持されて行くのではないでしょうか」と同じ方のコメント。

そう、きっちり作り込まれた作品よりも、使い手の手が加わって完成するような作品に惹かれる。イサムノグチが荒削りのすべり台を納品して「子どもたちのおしりが完成させる」と言ったエピソードが好きで、コンクール公募時代に「制服のシンデレラ」というラジオドラマで引用したことがあった。

好きなものがはっきりしているから、アンテナに引っかかりやすいのかもしれない。

「傘と心は、開いたときが、いちばん役に立つ」

来年も、心の傘を開いて、ときめくものや出来事を上手につかまえられますように。

2010年12月30日(木)  2時に起きて仕事するがたま3時に起きる
2009年12月30日(水)  「162歳コンビの会」と「40にしてマドワーズの会」
2007年12月30日(日)  マタニティオレンジ214 自分の過去を愛する・未来を愛する
2004年12月30日(木)  英国旅行4日目 動物園と再会と中華
2001年12月30日(日)  アナログ


2012年12月29日(土)  「中濃」のおかしみを伝える表現力

昨夜は、つるつる忘年会。

「まめさんテレビ」や「メデコミ会」を手がける自己演出プロデューサーで同郷の鶴野充茂さん(ツイッターは@mame3)と、講演セミナーに引っ張りだこの「伝説のホテル」の起業家・鶴岡秀子さんの「つるつるコンビ」に今年も声をかけてもらった。

新聞でインタビュー記事を読んで一方的に存じ上げていた鶴ちゃんを、去年の忘年会で鶴野さんから紹介されて、はや一年。去年もいたメンバーは、鼻歌からも作曲できる万能音楽家の尾飛良幸さんと、わたし。他に、「広報会議」編集長の上条慎さん、おとりよせネットなどグルメ系サイトをいくつも手がける粟飯原理咲さん、バツグンのコンペ勝率を誇るデザイン会社メルクマールの森田智子さん、と会場の中華料理屋のメニューに負けない多彩な顔ぶれ。

そして、もう一人、先日の東京泉北会でわたしと鶴野さんが出会ったばかりの「大阪府」と呼ばれる男性がいた。

「大阪府」氏は、大阪府の職員で、4月から東京に赴任しているらしい。泉北会の締めのときに姿が見えず(トイレで順番を待っていたと本人談)、「大阪府どこ行ったんや?」「大阪府どないなってるんや?」となり、以来、本名ではなく「大阪府」と呼ばれることになった。

泉北会ではあまり話せなかったのだけど、この「大阪府」氏が、かなり面白い人であることが、昨夜飲んで、わかった。

いちばん笑わせてもらったのが、「中濃」。

「スーパーの棚にね、『中濃』、いうソースがあったんですわ。中濃? なんやねん、君は? なんで、中濃やねん? せやかて、中濃やで? 中濃、て……」

他の人が言うとなんてことのない話なのに、「中濃」という単語が「大阪府」氏の口から飛び出すたびに、テーブルは爆笑。他の話題に移っても、思い出したように「中濃……」で、また笑かされる。果ては「大阪府、知事狙ってんの?」「出馬するとしたら、中濃左派?」という冗談も飛び出し、腹筋がひきつるほど何度も笑うことになった。

一夜明けても「中濃最高〜!」と出席者の間でメールが飛び交っているが、この「中道」のおかしみを、その場にいなかった人に伝えるのはとても難しい。

お酒の勢いもあるし、笑い上戸ぞろいのメンバーという場の力もある。率先して大声で笑う鶴ちゃんにつられて、というのも、もちろんある。

それにしても、なぜあんなに笑えたのか。「大阪府」が「中濃」と口にするときの、間の取り方、声のトーン、表情……それらの絶妙なブレンドのなせるワザか。

慣れ親しんだ大阪のスーパーでは見かけない「中濃」を目にしたときの驚きと戸惑い。日常に潜む未知との遭遇。これは何ぞとまわりに聞ける人もおらず、おそるおそる「中濃」に話しかける、淋しく頼りない中年男の哀愁。もっと知りたい、でも「大阪府」としてはそう簡単には魂を売れないという葛藤。「中濃」のたった二文字に、そこまで心揺れてしまう自分に、ますます動揺を隠せない。

まさにソースのような渾然一体となったおかしみ成分を、鮮度そのまま言葉に置き換えることができない。

「中濃」のおかしみを伝えられる表現力を、来年は身につけたいと思う。

2010年12月29日(水)  娘の平手打ち!
2009年12月29日(火)  2009年カレー納めと映画納め
2007年12月29日(土)  2007年仕事納め
2006年12月29日(金)  マタニティオレンジ50 乳を食む吾子の頬撫で木の葉髪
2004年12月29日(水)  英国旅行3日目 巨岩と村と怪人
2003年12月29日(月)  そんなのあり!? クイズの答え


2012年12月28日(金)  本を返しに。大島亜佐子さん

「借りた本を今年中に返したいんだけど」
広告会社時代の先輩で友人の大島亜佐子さんにそう言われて、わたしも、大島さんに本を借りてたことを思い出す。

借りたものを、年をまたぐ前に、返す。

こういう当たり前のことを当たり前にできるのって美しいなと思う。いい加減なわたしは、何年も年越しさせた挙げ句持ち主と連絡がつかなくなってしまったものもあるのだけど。

そして、仕事納めの今日、大島さんが、わが家にやって来た。
わたしから借りた本と、おいしいパンを携えて。



お茶の時間だったのだけど、お昼を食べていなかったわたしは、次のパン次のパンと手がのびて、またたく間に平らげてしまった。その空腹を抜きにしても、香ばしくてやさしい甘さのパンたちだった。

パンとコーヒーをおともに、大島さんとこの一年を振り返った。

去年の年始、尋常小学校の教科書に載っていたという古い詩に出会って、「これをみんなのうたにするんだ!」とコネもアテもなく誓った大島さんは、NHKに売り込みをかけて企画を通し、補作詞と映像を手がけて、その年の秋に『ウメボシジンセイ』という歌を「みんなのうた」にしてしまった。

ウメボシジンセイはアプリになったり、視聴者リクエストで再放送されたりした。この仕事が縁で、大島さんは、みんなのうたのスペシャル番組のオープニング映像を手がけたりした。

これを形にしたい、と思ったら、そのために何をしなきゃいけないのか、調べて、すぐに行動する。

舞い込んだ仕事をこなすことに慣れてしまっているわたしは、大島さんの前のめりな姿勢を見て、自分が受け身になっていることに気づかされた。

そんな大島さんは、2012年も、よく動いた。

コンペ形式のアートコンクールで予選を勝ち抜き、決戦で2位に選ばれ、来年は個展を開かせてもらえるらしい。デザインを手がけているプティット・アフリケーヌのアートな雑貨といい、布や糸に表情豊かに語らせる作品たちは、どれもチャーミングで、手をかけたぬくもりがあって、出会った人をどんどん虜にしていく。


近いうちに、大島さんから売り込まなくても、向こうから、会ってください、もっと作品を見せてくださいって言われるようになるだろう。

それでも、大島さんは、できあがった道を歩くんじゃなくて、こっちに行くんだと自分の旗を掲げて、道を切り開いていく気がする。

その背中に、来年も、刺激をもらおう。

2010年12月28日(火)  ちか100かいだてのいえ+100かいだてのいえ=200階!
2009年12月28日(月)  twitter一か月で#twnovelに挑戦
2007年12月28日(金)  『日本語は天才である』と2007年に読んだ本
2006年12月28日(木)  切手になった映画
2004年12月28日(火)  英国旅行2日目 風呂と衣装と作家と演劇
2001年12月28日(金)  捨て身


2012年12月27日(木)  去年と同じ日同じ場所で「てっぱん」オフ2012

12月27日、神田HIDE坊にて。去年と同じ日、同じ場所で、「てっぱん」オフ2012が開催され、去年と同じく、関えり香嬢と娘のたまと参加してきた。

顔ぶれは、去年と同じ人あり、新しい人あり。変わらないのは、皆さんのてっぱん愛の熱さ。放送終了から一年あまり経ってファンクラブが発足し、ファンサイトが開設したのは今年のこと。まだまだ熱は冷めていない。

ただし、てっぱんクイズの回答レベルには、時の流れを感じさせられた。去年あまりのレベルの高さに驚いて、今年は問題をより難しくしたのだけど、「答えはわかっているのに出て来ない!」という人が続出。来年は参加者が出題することにして、問題を練りながら予習復習していただくのもよいかも。

クイズ正解者には、顔にシールを貼っていき(たまが喜んでぺたぺた)、全問終わって獲得数の多い人からお土産を選べるようにした。こぺく会長は出題を書き留めるのに忙しく不戦敗し、クイズを制したのは、はんぞ〜さん。次点が瑠璃姫さん。

てっぱん愛に加えて、今年もたくさんの贈りものをいただいた。



皆さんから、立派なアレンジメントのお花。虎パパさんから長瀞(朝ドラつばさのもうひとつの舞台!)のお酒と「たまちゃん虎姫化計画」の虎娘カチューシャ。はんぞーさんからマカロン。堺からかけつけたはなまささんからはスーパーで売ってる蓬莱の肉まん! 浦和美園で小さなお好み焼き屋さんを切り盛りする咲くLoveさんからも「お店のお客さんからたまちゃんに」とかわいいポーチと手提げとシールをいただいた。

ミッキーとミニーのペンをくださったのは、どなたでしょうか。(たまが右手と左手に持って人形劇を演じております)

そして、「てっぱんつばさ親善天使」に任命されたたまには、花束と任命証と名刺、それから名刺を入れるリラックマリュックが。

せっかく「親善天使」にしていただいたというのに、たまは海老反りで任命証を受け取るという「悪魔」な態度。照れ隠しなのか「てっぱんなんか、別に好きじゃない」などと憎まれ口をたたくけれど、ほんとは大好き。文句を言いつつ名刺用のオリジナルロゴを一生懸命描いてくれた。




「てっぱん」はお好み焼きを、「つばさ」は魚をくわえた鳥を表現。もういっちょ、ノリに乗って描いた、たまロゴは、たま(=卵)を生む鳥がモチーフ。


作品もわが子のようなものだけど、自分の手がけた作品を自分の子どもが楽しんでくれるのは、とても幸せなこと。さらに、作品のファンがわが子まで面白がったりかわいがったりしてくれるのは、本当にありがたいことだと思う。

今年は大阪でのミニ「てっぱん」オフ会に、両親が飛び入り参加させてもらい、わたしのいないところで大いに愉快な時間を過ごしたらしい。「てっぱん」なだけに、お好み焼きのようにまあるく、人の輪が広がっている。

2010年12月27日(月)  恩師と「ひろしま駅伝」で「てっぱん」がつながった
2009年12月27日(日)  元気になって、にわとびだ!
2008年12月27日(土)  今年は早かった年賀状
2007年12月27日(木)  朝風呂・昼風呂
2006年12月27日(水)  ミヤケマイ展 在る晴れた日・One Fine Day・
2004年12月27日(月)  英国旅行1日目 VirginとBathと厚揚げ
2003年12月27日(土)  腐ったブドウ・熟成したワイン・腐ったワイン
2001年12月27日(木)  今がいちばん若い


2012年12月26日(水)  2012年のサンタクロースたち

たまが眠っている間に、サンタさんが宝のありかの手紙とプレゼントを。



「ひんとは はるになったら いちねんせい おめでとう」。

その手紙を、声を出して読み上げる晴れ晴れとした顔。
「ここかなあ」と押し入れの奥からランドセルの箱を引っ張り出す、ドキドキした顔。
ランドセルを開けて包装紙が見えたときの「あった!」と輝いた顔。

写真に撮りたい気持ちをおさえて、見守る。
親も、一緒に、驚く。

包装紙を開けると、今年もプレゼントは、本。

その途端、たまの笑顔は、明らかに戸惑いの顔に。
「たまちゃん、なんでもいいっていっちゃったもんね……」

ほんとはシルバニアが欲しかったのだけど、サンタさんのおすすめは、本。

今年何度もDVDを観た『チョコレート工場のひみつ』と朝ドラ「純と愛」のオープニングの荒井良二さんの絵が絵本になった『ねむりひめ』。


他に、日頃から絵本を贈ってくれている友人S君からは、五味太郎さんのらくがき絵本を。

「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」で知り合った小室ひろさんの友人で「てっぱんが今までの朝ドラで一番良かった!」という絵本作家の空羽ファティマさんからは『魔女っ子ナイルのひとり旅』を。

クリスマスイブのホームパーティのプレゼント交換では、『ばばばあちゃんのぼうけんすごろく』を手に入れた。

今年の春に一緒に川越を訪ねた舞鶴の小学生、みなみちゃんからは、地元の手作りグッズの玉手箱が届いた。

そして、海を越えたドイツから、恒例の大きなダンボール。


ひとつひとつ包装紙をほどく時間も、プレゼントしてもらった。

会ったことのないサンタから、親しいサンタから、見える贈りもの、見えない贈りものに、感謝。

贈り贈られる気持ちのやりとりの中で、自分がうれしいことを誰かにもしてあげたい、そんな心が育っていく気がする。

2011年12月26日(月)  【たま語】さんたさんからおてがみきたよ
2010年12月26日(日)  原稿を書いたり相手をしたり
2009年12月26日(土)  ウィルスにノロわれた週末
2008年12月26日(金)  ラジオドラマ収録→東京帰還
2007年12月26日(水)  最近行った汚い場所
2006年12月26日(火)  マタニティオレンジ49 アメリカのベビー服
2001年12月26日(水)  ロマン配合


2012年12月25日(火)  白菜が変身!クリスマスツリーサラダ

今年のクリスマス、一番ウケたメニューは「クリスマスツリーサラダ」。



白菜の上のほうを削ってツリーらしくとがらせ、根元のほうはほうれん草やサラダ菜のグリーンで葉ぶりをよくして、あとは野菜や果物をピック(爪楊枝でもOK)で差していくだけ。


色鮮やかなパプリカやブロッコリーやアボカドに幸せ人参(星やハートに型で抜いたもの)や連結したビーンズや葡萄も混ぜてにぎやかに。

子どもが参加できるのもポイント。


簡単なのに演出効果はバツグン。食卓がぐぐっと華やかになって、お客様の目に飛び込んだ瞬間「わあ」と歓声が。

てっぺんは姫りんごだったり、ハート型の大根だったり。大ぶりの白いハートが緑に映えて、いい感じ。


ブルサンのチーズやバーニャカウダのディップなどにつけて食べると、野菜もたくさん食べられて、パーティシーズンのビタミン不足解消にも打ってつけ。

いいことづくめだけど、大変なのは「まるごと白菜」を手に入れること。とくに白菜が高騰する時期には、どこのお店も半分だったり4分の1だったり。八百屋さんで切る前のものをつかまえるべし。

もうひとつは、ツリー解体後の「まるごと白菜」を食べきるまで、白菜メニューが続くこと。いちばん手っとり早く消費するには、豚肉の鍋がおすすめ。

2011年12月25日(日)  決定!「たま語大賞2011」
2010年12月25日(土)  長靴×絵本×ハート×肉のクリスマス
2009年12月25日(金)  娘にもわたしにもサンタクロースがやってきた!
2008年12月25日(木)  ラジオドラマを録りに札幌へ
2006年12月25日(月)  ハト男 立ち食い男 透明人間の嫁
2001年12月25日(火)  発見!


2012年12月20日(木)  クリスマスを待つ気持ちもプレゼント

大学の卒業式の衣装がクリスマスツリーだった。入学式に着た手作りのワンピースの桜色を緑色に染めて、集めているクリスマスグッズをじゃらじゃらぶら下げて、クリスマスみたいに楽しい4年間でした、と大学から旅立った。

それぐらい、クリスマスが好きだ。

なんで好きなのか考えてみる。もともと生まれ育った今井家がイベント好きで、クリスマスにかこつけて両親が率先して楽しんでいた。さらに、高校時代にアメリカに留学したことも大きい。生のモミの木を買いに行き、その根元にプレゼントを並べて、当日を待つ。クリスマスは何週間も前から始まるという感覚を教わった。

日本でも街がクリスマス色に染まるのが年々早くなって、ハロウィンが終わるとクリスマスグッズを並べる店も出て来た。

ふだんは雑貨を置いていないような店で掘り出し物に出会えたり、ウィンドウショッピングが楽しくなる季節。ひとつのお店でどさっと買わずに、いろんなお店でちょこちょこと買い集めていく。

クリスマスまっただなかより、そこに近づくまでのワクワクが高まっていく数週間が楽しい。「あと何日」と指折り数える気持ちも、プレゼントなんだと思う。

アドベントカレンダーは、見るだけで胸が高鳴る。いくつあってもうれしい。

無印良品で、自分で絵を描けるアドベントカレンダーを買い求めた。24面でひとつの絵が完成するように描くと引き出しを毎日ひっくり返して行く楽しみがあるのだけど、6歳児のたまは、ひとつひとつの引き出しに、ちまちまと絵を描く。クリスマスが終わったらおもちゃをしまう宝箱にするのと言う。



友人の大島亜佐子さんがデザインを手がけるプティット・アフリケーヌのノエルタペストリーにも、ひと目惚れ。来年もさ来年もずっと、この季節が来たら取り出して飾るのが楽しみな品物がひとつできた。


MOCOCO(モココ)のフェルトグッズも、今年のクリスマスに出会ったすてきなもの。ネパールでひとつひとつ手作りされているという。フェルトのあったかみがクリスマスにぴったり。包むファクトリーで見つけたら、他のお店でもあちこちで見かけた。


MOCOCOにヒントを得て、家にあったフェルトのコースターにも糸をつけて、オーナメントにしてぶら下げてみた。来年は手作りのフェルトオーナメントを飾ってみるのもいいな、などとクリスマスが来る前に次のクリスマスのことを考えている。

2011年12月20日(火)  「たま語大賞2011」ノミたまを逃した21-30位
2010年12月20日(月)  2009年のクリスマスも「てっぱん」だった
2009年12月20日(日)  サンタ気分で「クリスマスの贈りもの」配達
2008年12月20日(土)  スパイス番長とタンドール番長
2006年12月20日(水)  マタニティオレンジ44 お・風・呂!
2005年12月20日(火)  シナリオ作家協会の忘年会
2003年12月20日(土)  SLばんえつ物語X’masの旅 1日目:山都〜鹿瀬
2002年12月20日(金)  生爪様
2001年12月20日(木)  幸せの粒


2012年12月19日(水)  「おじゃる丸」本読み打ち上げ

今宵は「おじゃる丸」本読み打ち上げ。

「本読み=収録前の読み合わせ」のことだと長い間思っていたのだけど、おじゃる丸チームに加わって、「本読み=脚本会議」だと知った。NHKの打合せ室が「本読み室」となっているのも「会議室」という意味なのかもしれない。

おじゃる丸は、現在、脚本家8人で書いている。わたしはスペシャル「銀河がマロを呼んでいる〜ふたりのねがい星」が縁でチームに加えていただいた。新参者にも居心地のいい、とても和気あいあいとした雰囲気のチーム。そして、皆がおじゃるを心から愛している。飽きやダレがなく、一緒にいる時間の分だけおじゃる達がかわいくてしょうがなくて、まだ見たことないおじゃる達への好奇心も衰えていない。

本読みは全員参加で、お互いのプロットや脚本を読み合う。みんなでおじゃるを育てている。そんなチーム。15周年を迎える来年も面白いもの書いて、まだまだ長寿番組を目指すぞーと盛り上がった。

今井雅子の脚本は、15シリーズでは「タナカ油を売る」の一作品が形になった。16シリーズでは、もっと形にできるよう、楽しく書いていきたい。



お土産にアフロどーも君とLUNA SEAどーも君とコスプレおじゃる50クリアファイルをいただいた。ファン投票で選ばれた「コスプレおじゃるベスト10」の10作品は12/24から1/10にかけて再放送。

2011年12月19日(月)  「たま語大賞2011」誕生秘話と11-20位
2010年12月19日(日)  2010年最後の「てっぱん」大阪出張
2009年12月19日(土)  肉!魚!肴!の家族クリスマス会
2008年12月19日(金)  シルク・ドゥ・ソレイユと「ハートばたけ」
2007年12月19日(水)  車内の電話に考えさせられたこと
2002年12月19日(木)  クリスマス・ファンタジー2002
2001年12月19日(水)  害虫


2012年12月10日(月)  「ドラマを建てる」大阪建設業協会十日会講演

大阪京橋にある太閤閣で開かれた「十日会」十二月例会にて講演。十日会とは、一般社団法人大阪建設業協会の会員会社のうち大阪府下に本・支店を置く中堅建設会社の代表者有志の月例親睦会。

ここの会長である今西邦夫氏が母校・三国丘高校の同窓会会長も務められていて、6月の同窓会総会での講演を最前列で聴かれて「うちでもやって。おいしいワイン用意するから」とその場でスカウトされたのだった。どうやら講演で知らず知らずお酒の話をしていたらしく、酒好きに違いないと思われたそう。

一年の納会である十二月例会ということで、20社から社長と部長課長クラスの方々も参加。70余名の出席者は全員男性という新鮮な眺め。



「ドラマを建てる」と題して、約60分。脚本はよく設計図にたとえらえる。ドラマも映画も限られたお金と時間と人材から最大限の結果を出すことが求められる。大掛かりな作品は何億、何十億単位のお金が投じられ、何年もかけてプランが練られる。

そして、脚本家は、使える「アイデア」と「代案」を出すことで次の受注につなげていく。条件に合わずに最初にやりたかったアイデアが実現しないことはよくあるが、「アイデアを削る」のではなく「もっと面白い代案を出して磨く」気概が大事。

都合のいい宝石など、転がっていない。自分たちが「石ころを宝石に」彫刻していく気持ちを持って、ネタを拾い、磨いていく。石ころの面白いところを見つけて磨くコツは、「なんで?」「そんで?」と想像力を働かせること。さらに、自分ひとりの考えではなく、いろんな人からの意見を「拾う、つなぐ」ことで、石ころの輝きは多面的になる。

そんな「次につなげる」ための発想法を映画『パコダテ人』『子ぎつねヘレン』や朝ドラ「てっぱん」の事例とともに紹介した。皆さん熱心に聞いてくださり、メモを取る手元が動くのが壇上から見えた。


その後の懇親会では、「びっしりメモ取りましたで」「朝礼で使わせてもらいますわ」「私もあちこちの建物を眺めながら、ネタ探ししてます」などと気さくに話しかけていただいた。なかには「嫁姑話が参考になりました」という方も。姑とのあれやこれやもネタにすればストレスにならない、という話がいちばん笑いを誘った。

出席者は男性ばかりだけど、華やかなコンパニオンさんたちがお酌やらお食事の取り分けやらをしてくださり、わたしは飲み食いおしゃべりに専念。大阪のコンパニオンさんたちは大阪弁でくだけたトークができて、見ていても楽しそう。

建設業界は厳しい時代が続き、暗く沈んだ納会になる年もあるそうだけど、「今年は皆さん明るいわ」と今西氏。今月で十日会会長の任期を終えるので、最後の仕事にわたしを呼んでくださったことになるが、「ええ締めくくりになったわ」と笑顔だった。


今西氏の約束通り、持ち込みのおいしいワインが充実。立食パーティでこんないいワインいただけるなんて、と感激しながらおかわり。「そんなにお好きなら」と飲みかけのボトルに栓をして持たせてくださる。帰りかけに、事務局の方が後ろから追いかけてきて、「さらがありましたで〜」と封を切っていないボトルまでいただいた。

大阪の講演はおもろいなあ、と一本半のワインの重みを抱いて、心地よいほろ酔いで東京に戻った。

2010年12月10日(金)  海老蔵はザリゾウのお友だち
2009年12月10日(木)  健康の証明→母なる証明
2006年12月10日(日)  マタニティオレンジ41 お食い初め
2005年12月10日(土)  5年物のモエのマグナム
2004年12月10日(金)  エコアス馬路村の間伐材商品【monacca】
2002年12月10日(火)  美人計画

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