2005年06月25日(土)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学最終日

あっという間に今日はロケ見学最終日。変化に富んだ毎日で、最後まで退屈するヒマがなかった。今日撮影するのは、脚本の中でもとくに気に入っているシーン。脚本に命が吹き込まれる瞬間に立ち会える幸せを感じる。今日は甘いものの差し入れが充実。東藻琴のすがの商店の生どら焼き(生クリーム+小豆)とチーズ小僧(チーズと小豆をパイ生地で包んだ饅頭)、そして見たことないようなドーナツの大行列。
今回のロケ見学で出会えた人たちの中で、とくに印象深かった獣医監修の荒井久夫先生と千代女さんが空港まで送ってくださる。途中、『夕陽の家』という名前のログハウスでカレーをごちそうになる。大きな窓から網走湖に沈む夕陽を拝めるはずが、曇っていて残念。先生からは先日、豚柄のバンダナを贈られたが、今日は牛柄のストラップを贈られる。千代女さんからは「気持ちよ、ほんと、気持ちだから」とブレスレットを贈られる。「網走まで来てくれて、うれしいんですよ」と言うこのお二人にはすっかりお世話になり、感激しっぱなしだった。この人たちに会いに、また網走に帰ってきたい、と思う。


back<<< >>>next

2002年06月25日(火)  ギュッ(hug)ギュッ(Snuggle)
2000年06月25日(日)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)


2005年06月24日(金)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学7日目

今日は、「おひょいさん」こと藤村俊二さんにご挨拶。映画やテレビや舞台での活躍はもちろん、CM界でも引っ張りだこの人。日本TVCMの古典名作として名高いレナウンの「イエイエ」の振り付けを手がけたのも、藤村さんだとか。役どころは、矢島が獣医学を学んだ恩師、上原教授。登場シーン数は少ないものの、藤村さんのような味のある役者さんが演じることで、しっかりと印象を残せるキャラクターになりそう。撮影には立ち会えなかったけれど、吉田日出子さん、阿部サダオさんの放つ存在感も作品に面白みと深みを与えてくれているのではと期待。


撮影が終わり、ホテルに戻ると6時半。今なら6時50分網走発の列車に間に合う!と昨日のリベンジを試みることに。車内は制服姿の高校生が目立つ。北浜駅に降り立つと、昨日ふられた『停車場』が、今日は開店。カウンターの中には、気さくなママさん一人。客はわたし一人。互いに年齢を打ち明けながら、「あら、見えないわー」「そちらこそ」。皺もやわらかく隠してくれるオレンジ色の明かりに包まれた店内は、古い列車の椅子や網棚やスピーカーが配され、窓の外にはオホーツク海の空を染める見事な夕焼け。ケーキセットを注文すると、ガトーショコラを温め、その場で泡立てた砂糖抜きのクリームを添えて出される。上品な甘さ。他のケーキも気になる。話が弾むうちに自家製パンまで出していただく。仕出し屋が本業の一家が家族経営でやっていて、メニューにはフレンチのフルコースも。要予約のこのメニュー目当てに次回は来たいもの。

後ろ髪を引かれつつ、昨日ふられたもう一軒、『麦わら帽子』へ走り、ラストオーダーの8時ぎりぎりに滑り込む。こちらも店員さん一人、客はわたし一人。郵便局員さんおすすめのカレー(えびカレーを注文)よりもカプチーノのおいしさに驚いた。店名の由来なのか、俵万智さんの有名な麦わら帽子の歌の色紙が。入口には柳生博さん(NHK FMシアター『夢の波間』で佐野悦司役を主演)のサイン皿があった。

back<<< >>>next

2004年06月24日(木)  東京ディズニーランド『バズ・ライトイヤー夏の大作戦』
2000年06月24日(土)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/27)


2005年06月23日(木)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学6日目

今日は撮休日で撮影はなし。2時からのラッシュ上映まではフリーなので、プチ鉄道旅に出かけることに。昨日、ご近所仲間で鉄道ファンのT氏に「網走から行ける駅の中にカフェがあると聞いたのですが」とメールで聞いたところ、「釧網本線、駅舎内カフェ、多数ございます。一番有名なのは北浜駅の『停車場』さん。目の前がオホーツク海で絶景です。あと藻琴駅の『トロッコ』それに川湯温泉駅の『オーチャードグラス』、止別には構内にラーメン屋があります。どこの駅のカフェもビーフシチューなぞ出していると思いますが、鉄の友人達の間で最も有名なのは、駅構内ではないのですが、標茶の町にある『ビストロカフェ サングリア』さんのビーフシチューでしょうか」とのお返事。「どの駅を訪問してみるかは、このページで考えてみるのは如何でしょう?」と釧路本線各駅停車の旅●汽車旅スケッチ帳というサイトを紹介してくれた。制作者でもある水彩色鉛筆画家・鈴木周作さんのイラストで綴られる沿線風景を眺めていると、鉄道に揺られるのだけを目的に網走を訪ねたくなってしまう。


オンライン下見の結果、今日の行き先は網走→原生花園→北浜→網走ルートに決定。単線で列車の本数が限られているため、あまり遠くへ行くと戻ってこれなくなる。原生花園はロケ地のひとつなのだけど、わたしの滞在中には原生花園での撮影はないので、行くなら今日がチャンス。ボランティアガイドさんが花や草の名前を丁寧に解説してくれたものの、見学ルートをぐるっと回るのに20分もかからず、北浜へ向かう列車が来るまで大いに時間が余ってしまった。駅に隣接するお土産館の林野弘済会さんの売り場でルピナス(昇り藤)の種を買ったり、「これ一杯で疲れが取れる」というなんとか茸のお茶を試飲したりしてもまだ時間が余るので、4キロ先の北浜まで歩くことに。

炎天下のアスファルトを歩いていると、じりじり日焼けしていくのがわかる。北浜の郵便局に飛び込み、クーラーに人心地つきながら、買い求めた葉書に書いて投函したら、「汲んだだけの水だけど」とグラスを差し出してくれた。さりげない親切が板についている。

郵便局員さんに「ランチにおすすめの店」を聞くと、北浜駅の手前にカレーのおいしい『麦わら帽子』という店があるという。そこでお昼を食べて、『停車場』でお茶しようと贅沢なことを考えていたら、麦わら帽子は定休日で、停車場は都合により休み。見渡す限りオプションはなく、コンビニでおにぎりとシードルを買い、目の前のオホーツク海を独り占めしながら一時間後に来る列車を待つ。そこに美鈴役の小林涼子ちゃんとマネージャーさんが登場。二人もまた原生花園から4キロの道のりを歩いてきたのだが、わたしと違って涼しい顔。

2時からのラッシュ上映は市民会館のスクリーンで。北海道の大自然は大きな画面によく映える。その後は、ボウリング大会『第1回ヘレン杯』とバーベキュー大会。撮休日は休むどころか大忙し。

back<<< >>>next

2000年06月23日(金)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/27)


2005年06月22日(水)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学5日目

今日は外の撮影。こちらの蚊は服の上からでも咬むらしく、虫除けスプレーと蚊取り線香が必須アイテム。またまたいい天気で、日焼け止めも念入りに。空気が澄んでいるせいか、紫外線がまっすぐ届く気がする。黒ヤギのデーブと白ヤギの茶々丸が癒しキャラとして活躍。撮影の合間に餌をやったり撫でたり話しかけたり。犬を飼っている職場は喧嘩が少ないと言うけど、ヘレンの現場も動物たちがいい潤滑油になってくれている感じ。

今夜はわたしの滞在中唯一のナイト撮影。昼の撮影は4時頃終了し、夜の再開まで3時間ほどあるので、いったんロケバスでホテルに戻る。撮影現場に戻るときはタクシーで。タクシーに乗るたび、運転手さんに「子ぎつねヘレンって知ってますか」と聞いているけど、関係者が多数利用しているせいもあって、今のところ認知率は100%。今日の運転手さんも「原作があるんでしょ。交通事故に遭った鹿の話で……(←きつねです!)」「大杉たかおが出るっていう……(←大杉漣とまじってます!)」と多少の誤認はあるもののよくご存知。

ヘレンの話や運転手さんが熊に遭遇した話で盛り上がりながら現場近くに着き、降りようとしたら、待機していたスタッフが「撮影中なのでエンジンを切って待ってください」。わたしだけ降りてタクシーに足止めを食らわせるのも悪いので、話を続けながら、「ライトを消したまま大きな道まで出てください」の指示が出るまで、待つこと約15分。お金を払った後で、運転手さんにとってはタダ働きの時間だったけれど、素直に会話を楽しんでくれる人でよかった。名前を言ったら早速いまいまさこカフェを探し当て、書き込みまでしてくれた運転手さん、走る宣伝マンとしてヘレンを応援してくださいませ。

back<<< >>>next

2004年06月22日(火)  はちみつ・亜紀子のお菓子教室
2003年06月22日(日)  不思議なふしぎなミラクルリーフ
2002年06月22日(土)  木村崇人「木もれ陽プロジェクト」
2000年06月22日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)
1998年06月22日(月)  カンヌ98 3日目 いざCMの嵐!


2005年06月21日(火)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学4日目

網走に来てから晴天が続いていて、連日半袖でも暑い。今日は屋内での撮影だけど、照明を焚くので温度はどんどん上がる。撮影をナマで見るには演出部、撮影部、照明部、ヘアメイク、衣装など何重ものスタッフが取り巻く隙間を縫わなくてはならないので、ビジコン(フィルムで撮影したものを同時に画面でチェックするモニター。CMの撮影で使うものと同じ形。カメラ2台を回すときは、2つのビジコンで見る。録画も同時にして、小道具の持ち方、人物の動き方など他のテイクとの整合性を見るために巻き戻して見たりする)でチェック。監督とスクリプターさんの後ろから、モニターをのぞく形。実際に画面でどう切り取られているのかがその場で見られるし、監督がどんな絵を狙っていて、それがうまくいっているのか意図と違うのかもリアルにわかるし、カット割りの勉強にもなる。

モニターを見ながら何気なく交わされる会話、カット代わりのセッティングの間の雑談も楽しい。獣医・矢島が使う赤い聴診器は、獣医監修の荒井久夫先生が普段使われているこだわりの仕事道具。「普通の聴診器よりも高いんですけどね、いい聴診器は病名をささやいてくれるんです」となかなかいい台詞を言う。「今の台詞、書き留めた?」と監督。原作者の竹田津実先生と昔同じ農業共済の診療所で働いていた縁で、今回はじめて映画に関わることになった荒井先生は、好きなこととやりたいことがはっきりしていて、何事も楽しもうというところに自分と似たニオイを感じる人。

今夜は荒井久夫先生と千代女さんのご招待で、ジャズ歌手のCharito(チャリート)のコンサートへ。会場はセントラルホテルの鳳凰の間。ワインと名物のオホーツク流氷カレー(流氷風デザートつき)をいただきながら、ニューアルバム『Non-Stop to Brazil』からのナンバーに身をまかせる。ジャズやボサノバはパワフルな曲でも心地よくて、聴き疲れしない。大好きな『Over the Rainbow』が聴けてうれしかった。昔本格的に音楽をやっていたという荒井先生は、コメントも玄人っぽい。

友達の多い荒井先生は、知り合いを見つけてはわたしを紹介し、ヘレンの宣伝。今夜のコンサートを呼びかけた鈴木秀幸さんは、網走初日の夜に行った『喜八』をはじめ、網走市内に3つのお店を持つオーナーにして北海道を代表するバーテンダー。ホテルの隣のバー『ジアス(The Earth)』にすぐ戻りますからと言われ、三人でカウンター席へ。「バナナとクリームを使ったフローズンダイキリ風のものを」とお願いしたら、とんでもなくおいしい一杯が出てきた。ここもロケ隊が出没するお店。しばらくして、撮影監督の浜田さんと松竹のプロデューサーの方々が合流。「今井の脚本は、台詞はいいがト書きがよくない」と何度も聞かされた皆さんの共通意見が今夜も顔を出す。占いでもいいことだけ信じてあとは忘れるわたしは、「台詞がいいんだー」ととても前向きに受け止める。でも、ト書きもうまいと言われないと。

back<<< >>>next

2002年06月21日(金)  JUDY AND MARY
1998年06月21日(日)  カンヌ98 2日目 ニース→エズ→カンヌ広告祭エントリー


2005年06月20日(月)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学3日目

脚本家というのは忙しい人が多いので、「現場で書く」という状況でなければ、たいていは2、3日で帰るらしい。やることもないのに海外旅行並みに一週間以上滞在するわたしは珍しいケースのようだけど、「17日から25日の間のどこかでお邪魔できたらうれしいです」とプロデューサーに伝えたら、その期間中ずっと滞在できるように飛行機と宿を押さえていただいたので、ありがたく甘えさせてもらうことにした。

毎朝8時にロケバスに乗り込み、午前中の撮影を見て、お昼を食べ、午後の撮影を見る。知床観光に足をのばすわけでもなく、撮影がある限りは現場を見るつもり。「毎日見てて飽きませんか」と聞かれるけれど、同じ瞬間はひとつとしてないし、そのひとつひとつを全部見たいと思ってしまう。母親になった友人が「自分の子どもは毎日見てても飽きない」と言った気持ちに似ているかも。毎日違うといえば、ロケ弁当も楽しみ。今日は冷やし中華と、網走婦人会さんより差し入れの三平汁と煮物(美味!)。食後には、獣医監修の荒井久夫先生が「ぜひ皆さんに食べていただきたい」と大量注文してくれた幸栄堂菓子舗のシュークリーム。クリームが濃厚な北海道の味に感激。

今日は獣医・矢島幸次役の大沢たかおさんとはじめてお話しする。ひとつひとつの作品に真剣に取り組まれ、役を自分のものにする役者魂を感じる。矢島役は大動物獣医の仕事着といい、父親という設定といい、子どもや動物に振り回される役柄といい、今までにない顔をいくつも見られそうで、一観客としても楽しみ。

午後は太一役の深澤嵐君と子ぎつねのスチール撮影を見学。居合わせた観光客が子ぎつねに目を留め、「キャーかわいい!」と大騒ぎ。「今井さん、ヘレン、当たるんじゃないですかー」「きつねは引きがあるねー」と宣伝担当嬢とわたしもはしゃいでしまう。

back<<< >>>next

2004年06月20日(日)  日本一おしゃべりな幼なじみのヨシカのこと
1998年06月20日(土)  カンヌ98 1日目 はじめてのカンヌ広告祭へ 


2005年06月19日(日)  『子ぎつねヘレン』ロケ見学2日目

顔見知りはちょっとずつ増えているけど、まだまだ知らない人だらけのロケ現場。「お前、みんなに紹介してもらったか」と撮影監督の浜田毅さんが声をかけてくれる。「ええ、なんとなく」と答えた瞬間、「おーい」と声を張り上げて現場の注目を集め、「こちら、脚本の今井さん」。一気に顔が売れた。今井雅子デビュー作の『パコダテ人』を撮影した浜田さんと照明の松岡泰彦さんがいてくれるのは、心強い。「野生班」のあだ名がついた実景撮影班の葛西誉仁さんも『パコダテ人』ぶり。現場で知り合った人と現場で再会すると、とても懐かしい気持ちになって、ほっとする。今日のロケ弁当は「揚げ物」または「八宝菜」のチョイス。給仕を担当するのは車両部さん。

昨日出番がなかった律子役の松雪泰子さんにご挨拶。お美しい。話し方はさっぱりしていて、気さくに話しかけてくださる。ロケには毎日いろんなお客様が見学に見える。わたしも長期滞在型ゲストではあるのだけど。やることのないわたしは、お客様が来てくれると、話し相手ができてうれしい。この日のお客様は、以前から心惹かれていた人。脚本を書くようになってから、会いたいと思っていた人に会えることがずいぶん増えた。

夜は焼肉を食べながら宣伝会議。サイトで何するか、どうやってパブを取る仕掛けを作るか、ノベルティは何がいいか……こういうブレストは、話せば話すほどアイデアが浮かんできて飽きない。原稿渡してはいサヨナラじゃなくて、わたしは売り込み作戦にも首を突っ込みたい。広告人の血なんだと思う。

back<<< >>>next

2004年06月19日(土)  既刊本 出会ったときが 新刊本
2003年06月19日(木)  真夜中のアイスクリーム


2005年06月18日(土)  『子ぎつねヘレン』あっという間の見学1日目

7時前に起きて8時出発のロケバスにぎりぎり乗り込む。わたしが一番最後。時間厳守が現場のオキテ。早起きが苦手なわたし、これから一週間寝坊しないで過ごせるだろうか。はじめて会う人ばかりだけど、皆さんそれぞれの仕事に動き回っているので、隙を見てつかまえご挨拶。クランクインするまではモテモテの脚本家、クランクインしてしまえば本は手を離れ、お呼びではない。邪魔にならないようにわが子のたのもしい成長を見守るのみ。

動物がたくさんいるせいか、現場の雰囲気はとっても和やか。子役の深澤嵐君の和み効果もあるのかも。スタッフの名前と専門をすべて把握しているという嵐君、挨拶も元気よくて、いいムードメーカーになっている。撮影の内容はどこまで書いていいかわからないので、「ここまで書いていいよ」の許可が出たら書き足すとして、今日の撮影は予定よりずいぶん早く進み、お昼を食べてちょっと撮ったらもう終わり。予測不能の動物がOKテイクを出してくれると、長めに取っている「動物待ち」時間が浮くというわけ。ヘレン出演者の動物たちは演技派が多く、このところ連日、日が暮れる前に撮影が終わっているのだとか。

オフの時間は各自思い思いにマッサージに行ったりボウリングに行ったり買い物したり洗濯したり。着いたばかりのわたしは、今日知り合った宣伝担当の女の子とオホーツク流氷館へ。学生時代に行って流氷の部屋で凍えた記憶があるけれど、あらためて行ってみると、テーマパーク的な面白さがあった。案内嬢によるユーモアたっぷりの説明、流氷を空撮した迫力の映像、お土産売り場も充実。マイナス20度の流氷部屋には、キツネがお出迎え。『ヘレン』の成功をよろしくと手を合わせる。入口で手渡された濡れタオルをぐるぐる振り回すと、カチコチタオルの出来上がり。「網走で撮影された映画」という展示の中に『きつね』という作品を見つける。1983年の松竹映画。

back<<< >>>next

2000年06月18日(日)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2005年06月17日(金)  『子ぎつねヘレン』ロケ地網走は歓迎ムード

羽田発女満別行きの最終便で網走着。東京よりちょっと涼しいかなという感じ。クランクインした5月半ばはダウンコートが必要な寒さだったとか。網走駅前にできたホテルルートイン網走にチェックインし、「関係者は一度は通る道」という『酒菜亭 喜八』に連れて行ってもらう。「くじらのベーコン」「納豆茶漬けチーズ入り」など面白いメニューが充実。網走の書店では「ただいまロケ中」のPOPをつけて原作の『子ぎつねヘレンがのこしたもの』が平積みされているとか、地元紙にはでかでかと記事が出ているとか、タクシーの運転手はほとんど知っているとか、網走での『ヘレン』知名度は上々、ロケも順調に進んでいる様子。

back<<< >>>next

2000年06月17日(土)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2005年06月16日(木)  Hidden Detailのチョコ名刺

一緒に『冷凍マイナス18号』を手がけ、ひと足先に会社を辞めてフリーになったアートディレクターの古川ジュンさんが、今井雅子独立名刺をデザインしてくれた。「チョレートで」とイメージを伝えると、「外袋つけたら?」「銀紙巻いたら?」とアイデアが膨らみ、「なんでチョコなの?」の疑問に応えて、「Life is bitter and sweet like chocolate」のメッセージを外袋に入れることに。印刷屋さんも面白がってノリノリ。お値段もノリノリで、一枚で板チョコ一枚分也。フリーは自分の名前で仕事していくわけだし、ひとり歩きメディアである名刺に、ちょっと贅沢してみました。

ホリエモン氏行きつけの海南鶏飯食堂(古川さんと同期入社で、わたしは労働組合でご一緒した中西さんが経営)をはじめ、数々のお店やブランドのアートディレクションを手がける古川さん。事務所の名前『Hidden Detail』(ヒドゥン・ディテール)は、「隠れたこだわり」の意味。今井雅子チョコ名刺も外袋に賞味期限がついていたり、バーコードが携帯の電話番号になっていたり、芸が細かい。

板状の外袋を糊付けして袋にし、名刺に銀紙を巻くのは、わたしの手作業。銀紙はあちこち探し歩いた結果、「アルミホイルがいちばん合う」ことを発見。かぶせるだけだとパカッと外れてしまうので、糊でくっつける。チョコ香水で香りをつければ完璧。

名刺用に作った「いまいまさこカフェ」ロゴでリンクバナーも作っていただき、「mチョコ」壁紙でサイトのトップページもチョコ仕様に。

back<<< >>>next

2002年06月16日(日)  一人暮らしをしていた町・鷺沼
2000年06月16日(金)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2005年06月15日(水)  『秘すれば花』『ストーリーテラーズ』

■ドリームテキストライターの岩村匠さんのお誘いで、六本木ヒルズ森美術館へ。映画館の手前にある『カーテンコール』というお店で腹ごしらえ。昼休みなので、美術館に勤めるわたしの友人T子と、ヒルズ勤務の匠さんの友人Aちゃんも呼び出して、四人でにぎやかに。美術館立ち上げから関わっているT子からは、「すごくいいからぜひ観に来て」と言われ、「行く行くー」と返事しながら、なかなか約束を果たせずにいた。今やってるのは、『秘すれば花:東アジアの現代美術』と『ストーリーテラーズ:アートが紡ぐ物語』。匠さんが目をつけていたギャラリートークなるものに参加すると、学芸員さんが作品を説明しながら案内してくれる。説明があるとないでは大違い。作品を見る目が変わるというか、作品を楽しむ視点を増やしてもらえる感じ。東アジアにおける現代美術と伝統芸術の融合に光を当てた『秘すれば花』は、風水の発想を取り入れた順路をたどると、「天井と床が逆転していて、天井に寝そべれる部屋」やら「虫眼鏡であちこちに隠された小ネタを探すトイレ」やら、わくわくする作品が待ち受けている。作品に流れる物語に着目した『ストーリーテラーズ』は、アートを「読む」鑑賞方法を提案。展望台フロアでやっているロバート・キャパのカラー写真展やミュージアムショップも楽しんで、半日たっぷり遊んで帰る。

back<<< >>>next

2002年06月15日(土)  『アクアリウムの夜』収録
2000年06月15日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2005年06月13日(月)  『猟奇的な彼女』と『ペイ・フォワード』

■レンタルDVDを宅配してくれるTSUTAYA DISCASで、ひと月4枚届けれてもらえるコースに入っているのだが、見るぞという時間を作らないと、なかなか見きれない。見終えた2枚を返却すると次の2枚が宅配される仕組みで、借りっぱなしだと会費だけが引き落とされることになる。で、今日は見るぞの日。すごくいいと何人から勧められたかわからない『猟奇的な彼女』と、同僚二人に「今井ちゃん好みだと思う」と勧められた『ペイ・フォワード』。『猟奇的な彼女』は、脚本のうまさに感心。キャラクター設定、伏線の張り方、大事な台詞をどんなシチュエーションで言わせるか、本当にうまい。登場人物にどんどん惹きこまれていって、心憎いラストがあって。「偶然とは努力した人に神様が与える橋」というメッセージもよかった。『ペイ・フォワード』は、pay backじゃなくてpay forwardという発想が好き。one ideaで世界を変えられるかという問いかけも面白い。みんながpay forwardの気持ちを持てば、本当に世界が変わりそうな気がしたし、何度か台詞に使われている「respect」も、それが大事なんだよねと気づかせてくれた。偽善的な夢物語になりそうなテーマをぎりぎりのところでリアリティを保っているのは、世の中きれいごとばかりじゃないよという部分をちりばめているからか。でも、わたしが書くなら、ラストに悲劇は持ってこない。犠牲がなくても共感を呼べたのに、と思うのは楽観的すぎるだろうか。

back<<< >>>next

2004年06月13日(日)  映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』


2005年06月12日(日)  惜しい映画『フォーガットン』

ホストファミリーの一人娘Allisonが結婚するので、プレゼントを求めに銀座『夏野』へ。色鉛筆箸、電車箸など眺めているだけで楽しい。原色にラインストーンっぽい輝きを配した夫婦箸と西瓜の箸置きに決める。花嫁のパパ&ママであるDadとMomにもデザイン違いのものを贈ることに。

銀座まで出たついでに何か観ていこう、と『フォーガットン』。亡くなった息子が生きていたという記憶が失われていくというストーリー。愛する者の存在を喪ったとき、遺された者は故人と過ごした思い出を訪ねるしかない。それさえも喪われることは、怨霊よりも恐怖をかきたてる。アルバムやビデオから息子の姿が消え、夫さえも息子などいなかったと言い出し、何も信じられなくなる前半はかなり面白いが、途中で肩透かしを食らう。「シックスセンス以来の衝撃」が謳い文句なのだが、淡々としているようで最後にアッと言わせたシックスセンスとは逆パターンで、ラストの印象が尻すぼみ。これでは作品がforgotton。

記憶というのは、生きている証だと思う。同じ時間を過ごしたのに、自分の持っている記憶が他人には残っていなかったり、他人の持っている記憶が自分にはなかったりするのは、自分の存在自体が捻じ曲げられるようで怖い。数年前、友人の妹が体験したという怖い話を聞いた。女の子四人で電話受付のアルバイトをしていたとき、「助けて」という電話があり、指定された場所へ駆けつけたのだが誰もおらず、「幽霊だったんじゃないの?」「やだ、気持ち悪い」と大騒ぎしあった。それから1年ほど経って四人が再会したとき、友人の妹が「あのときの幽霊騒ぎ」を持ち出したところ、あとの三人はまったく覚えていなかった。あれだけインパクトの強い事件を忘れるわけはないのだが、「そんなことはなかった」と言い切られ、幽霊騒ぎのときの何倍も鳥肌が立ったという。

back<<< >>>next


2005年06月11日(土)  東京大学奇術愛好会のマジックショー

どうしてこうもマジックが好きなのか。学祭では奇術研究会のショーに一日中入り浸っていたし、テレビのマジック番組も見始めたら動けなくなる。だから、近所の掲示板に貼りだされた「東京大学奇術愛好会マジックショー」のポスターを見つけた日から、今宵を楽しみにしていた。

会場は、家から歩いて五分のところにひっそり佇む小さな公民館。靴を脱いで上がった畳には、お母さんに抱かれた赤ちゃんからお年寄りまで、余裕で百人を超えるご近所さんがぎっしり。おなじみのロープやカードやハトを使ったマジックが披露されるたび、大人も子供も同じタイミングで声を上げ、驚く。とはいえマジシャンはアマチュアの学生さん。手元に集中するあまり、表情はちょっぴりぎこちなく、うまくきまった瞬間にいきなり笑顔になるのはご愛嬌。上級生になると、トークを交える余裕も出てくるようで、ショーの合間に司会者が見せるマジックは、軽妙なトークでも会場を沸かせた。

「手の中に入れた黄色いハンカチが卵に化ける」ネタの種明かしは、市販されているマジックグッズ。中が空洞になっている卵のおもちゃを手の中に隠し、空洞部分にハンカチを押し込んでいく。「(このグッズを)もうひとつ持ってきたんだけど、誰か挑戦してみますか」と客席からボランティアを募ると、元気のいい男の子がステージへ。司会者と並んで見よう見まねでハンカチを押し込み、手を広げると、黄色いハンカチは白い卵に。ここで会場は拍手喝采。さらに会場が沸いたのは、その後。「もっと練習すると、こんなこともできますよ」と、司会者が手の中の卵をワイングラスの淵で割った次の瞬間、グラスの中に黄身と白身がつるり。いつの間に本物の卵とすりかわっていたのか。拍手も割れんばかり。

「この中に1万円札をお持ちの方、いらっしゃいますか。その1万円を増やすトリックなんですが」の声に勢い良く手を挙げたおじさんは、「では、その1万円札を半分に破いてください」と言われ、何回も躊躇しては笑いを誘い、ついにビリッ。半枚になったものを司会者と1枚ずつ持ち、おじさんは手の中の2分の1万円札を握り締め、司会者は残りの2分の1万円札を紙に包み、これまた会場から募ったライターで火をつける。炎に包まれた2分の1万円札が消え、「開けてください」と言われたおじさんが恐る恐る手を開くと、手の中のお札は元通り無傷な1万円札に。これには悲鳴に近いどよめきが起こった。わたしは後ろのほうで見ていたのだけど、見入るときは前のめりになり、驚くときはのけぞる客席の反応が見えるのも楽しかった。

マジシャンを独り占めできたらどんなに楽しいだろう。去年の暮れ、その願いが叶った。友人のマジシャン・ジョー君と二人で飲む機会があり、カウンターでこれでもかというぐらいカードマジックを見せてもらった。あまりに無邪気に喜んでしまい、その数時間で3才ほど若返った気がしたほど。番組ディレクターでもあるジョー君が去年携わったNHK『ものしり一夜づけ』のマジック特集「今夜はマジックづくし」は、評判が良くて再放送を重ねた。担当したアナウンサーもプロデューサーもマジシャンで、スタッフもマジックづくしだったそう。

back<<< >>>next

2002年06月11日(火)  『風の絨毯』同窓会
2000年06月11日(日)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2005年06月10日(金)  『メゾン・ド・ウメモト上海』の蟹味噌チャーハン

■同い年の同僚と作る『かしまし五人姉妹の会』で、ひさしぶりにおいしいものを食べに行こうとなり、モッチー嬢が見つけてきた高木町の『メゾン・ド・ウメモト上海』を予約。直前に当のモッチー嬢が体調を崩し、別の会社に移ったマッスー嬢は会議が長引き、3人ではじめる。富士フイルム近くのビルの地下にある店内は、白いテーブルクロスと黒いイスのシンプルで洗練された雰囲気。メゾンというよりサロン。運ばれてくる料理も、白が眩しいお皿に上品に配置され、繊細な味わい。モッチー嬢おすすめの「蟹味噌料理チャーハン」はコースのしめくくりに登場。さらにその後には「蟹味噌坦人麺」が。蟹味噌と豆板醤が溶け合い、今までに味わったことのない絶妙なハーモニー。豪快に大皿で食べたい衝動に駆られるが、もっと欲しいという寸止め感が後を引いて良いのかも。

back<<< >>>next

2004年06月10日(木)  「きれいなコーヒー」と「クロネコメール便」
2002年06月10日(月)  軌道修正
2000年06月10日(土)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2005年06月09日(木)  ついに『あつた蓬莱軒』のひつまぶし!

■「ひつまぶし」という食べ物が名古屋にあると知ったのは、10年も前。「松坂屋に入っている店がうまい」という噂もあちこちから聞いていた。ついに今日、念願かなって、ひつまぶしと対面。12時半に松坂屋南館特選食堂フロアの『あつた蓬莱軒
』に着くと、平日だというのに30人ほどの列。土日はもっとすごいことになっているのだろうか。待つこと15分、お座敷に通され、注文。さらに待つこと10分。趣味のいい器が品良く並べられたお盆が運ばれてくる。ひつまぶしという名前は、あつた蓬莱軒の登録商標らしい。まずは、うなぎだけパクッ。次にごはんとうなぎでパクッ。ここは、うなぎそのものが何ともおいしい。たっぷり山葵をきかせて、薬味で2膳楽しみ、最後にちょこっとお茶漬けをぺロリ。一緒に行った亜紀ちゃんと亜紀ちゃんのお姉さんは「地元にいると、しょっちゅうは行かないけど、たまに無性に食べたくなるから、こうしてお客さんが来たときに行くの」。名古屋から東京に戻ってきた友人たちと同じように、わたしも「あれはうまいよっ」と興奮気味に話すことになりそう。

back<<< >>>next

2002年06月09日(日)  日本VSロシア戦
2000年06月09日(金)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2005年06月08日(水)  歩いた、遊んだ、愛知万博の12時間

■昨夜は亜紀ちゃんちの新聞で愛知万博の下調べ。「11時からイエメン館でショーがあるって」「よし、それに行こう」。平日とはいえ長い列を待った後に10時過ぎに入場し、まっすぐイエメン館をめざすと、すでに人が集まりはじめていた。係員がロープを張ると、運良く最前列に。そのうち押すな押すなの人だかりになって列の後方へ後方へと追いやられていく。「すごい人気なんだね、イエメンショー」と期待が高まっていると、係員が「お見えになったらしゃがんでください」と声を張り上げる。なぜ、ダンサーに尊敬語?この時点で、場を仕切っている人たちがなぜか黒いスーツに黒いバックパック、インカムという出で立ちであることに気づく。と、イエメン館ではなく、お隣のカタール館から姿を見せたのは、わが国の皇太子様。人々の熱気と興奮の理由がようやく腑に落ちる。結局、イエメン館では商魂たくましい兄ちゃんと買い物ゲームの末、値札のついていない指輪を2400円に値切って買う。■企業館、ドイツ館といった人気パビリオンは、人が少なくなるという夕方以降を狙うことにし、すいすい入れるパビリオンを梯子することに。写真を並べただけの面白みのない展示もあるが、どのパビリオンにも思わぬ掘り出し物が待ち受けていて、目が離せない。インド館では、現地のものと思しき漫画をデザインした「マニーシュアローラ」のワンピースに釘付け。キャンディなどの包み紙が色鮮やかな鶏のオブジェやバッグに生まれ変わるアフリカ共和国のリサイクルアートも感動もの。メキシコ館内では、「海は波によって測られる 空は翼によって わたしたちは涙によって」というハイメ・サビーネスの詩に心を打たれた。冷凍マンモスに長蛇の列がつく一方で、エチオピアのブース前に「Lucy is here」と手書きの貼り紙があり、人類最古の骨格化石「ルーシー」が淋しそうに体をさらしている。いくつかのパビリオンで取り上げられていたケツァル鳥は「一生に一羽と添い遂げる」「自由を奪われると死ぬと言われる」鳥で、物語のモチーフになりそう。特に良かったのは、自分で楽器や万華鏡を操作できるチェコ館、遊びながら技術のしくみを学べるイギリス館、1時間に1度のタンゴショーを堪能できるアルゼンチン館。死海体験ができるヨルダン館で見学者が目にするのは、「プールに浮く水着姿の知らない男女」。ところで、万博ガイドによると、今日は「チャドの日」。何かチャドの特別な催しをやっているかも、とアフリカ共同館にあるチャドのブースを探し当てると、そこはもぬけの殻で、「チャド共和国」のプレートだけが掲げられている。隣のブースにいる案内係のお姉さんに「チャドのブースはどこかに出張してるんですか」と聞くと、「いえ、まだ着いてないんです」「じゃあ、この状態は……」「チャド待ちです」。チャド待ちという響きがおかしくて、亜紀ちゃんと大笑い。今頃愛知目指して向かっているのか、それとも開催期間を忘れているのか。チャドの日は見事に飛んだけど、わたしと亜紀ちゃんには、かえって忘れられない国になった。■ショーは愛知県館『地球タイヘン大講演会』と亜紀ちゃんが大ファンの石井竜也が総合プロデュースする『The Forest Fairy's Ball 〜精霊たちの森林舞踏会〜』を観る。愛・地球博ということで、どちらも環境問題を取り上げた作品。メッセージがストレートすぎて、ちょっとおなかいっぱい。でも、地球タイヘン〜の「温暖化で氷が解け、5,000年の眠りから覚めたミイラ『アイスマン』」から「5,000年後の地球」を考えさせる視点は面白かった。■屋外での大道芸ショーはかなり楽しめて、見始めると最後まで見てしまう。目が後ろにもついているようなオランダのフレディのボール芸。技よりもトークで沸かせるドイツのオーパスフォーレは、ミッチ&マイクのペア。クラウンCHANGの玉乗り芸にも圧倒される。サツキとメイの家に続く遊歩道をぶたぶら散歩したり、各国パビリオンでちょこちょこ食べたり、何時間いてもやることはいくらでもあるけれど、12時間も歩き回って、足はくたくた。

back<<< >>>next

2002年06月08日(土)  P地下
2000年06月08日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)


2005年06月07日(火)  友を訪ねて名古屋へ

小学校6年のときのクラスメート、亜紀ちゃんから「万博おいでよ」の誘いを受け、ひさびさの名古屋へ。平日なら空いているかと思いきや、月曜に行った父親が「混んでた」と言うので、週の真ん中、水曜を狙うことにして前日の今日、名古屋入り。

亜紀ちゃんの仕事が終わるまでの間、元同僚の勝目のお宅を訪問。おませな長女ちゃんを幼稚園まで迎えに行ったあとは、遊んであげているのかもらっているのか。「きのこの唄」のCDを聴いたり、神経衰弱風カードゲームをしたり、ケーキを食べたり。合間に、生まれて数か月の長男君をあやす。「遊ぼうよー」のリクエストを交わしながら、共通の友人「アラスカまこと」(アラスカに住んでいるまことなので)が先日『地球ぽかぽか家族』に出演した録画も観る。

入社した頃、東京にほとんど友人のいなかったわたしに勝目が紹介してくれた友人たちは、ずっとつきあいたい魅力的な人が多い。シナリオ作家の叔父・勝目貴久氏も紹介してくれたおかげで、シナリオ作家協会に入れてもらえた。『子ぎつねヘレン』の話をしたら、「うちの叔父さん、『仔鹿物語』の脚本書いてたよ」。

夜は「幸せなナンのお店」と亜紀ちゃんがおすすめする『ムガル』へ。野菜を練りこんだナンは、ほくほくしていて、カレーなしでも進む。今サイトを見ると「火曜・木曜はナン食べ放題」。そうだったのかー。

「この後どっか行きたいとこある?」と聞かれ、『ヴィレッジ・ヴァンガード』をリクエスト。名古屋発の本屋+雑貨屋さん。東京にもシモキタなどにあるらしいけど、やはり本家を見ておきたくて。チョコレートの隣にチョコレート事典があったり、ランプコーナーに明かりの本があったり、連想ゲーム的なディスプレイが面白くて、1時間ほど回遊。荷物にならないステッカーと「葉っぱにメッセージが出ている」という種を買う。雑貨も図書券で買えるのがステキ。

back<<< >>>next

2004年06月07日(月)  絨毯ひろげて岐阜県人会
2002年06月07日(金)  ドキドキの顔合わせ


2005年06月06日(月)  ニューオーガニックレストラン『orto』

■同僚E君、T嬢と職場近くのホテルプレシデント青山の1階にあるニューオーガニックレストラン『orto』でディナー。前菜、サラダ、メイン、自家製パン、デザート、食後のドリンクにまで至れり尽くせりのコースディナーと、3人でスパークリングワインを一本空け、一人2,000円。お店で食事した人対象のプレゼントキャンペーンに応募して当てた「ディナー招待券」でディナー2人分とワイン1本をふるまわれたので、このお値段。ごちそうしてもらったから褒めるわけじゃなく、「こんどは自腹で来ようね」と言い合えるほど、野菜のたくましさをしっかり味わえて、大満足。
■このorto、オープンしたのは昨年秋だけど、わたしが知ったのは今年の春。お代わり自由の十二穀米と具沢山味噌汁が魅力の日替わり和仕立て膳に惹かれて、多いときには週3日ペースで通っている。有機野菜やお米を噛み締めていると、体にいいことしているような気がしてくる。ホテルの中にあるので、天井が高く、サービスが洗練されているのもいい。併設されているカフェ&バー『arietta』も落ち着ける雰囲気で、ケーキもなかなかおいしくておすすめ。同僚たちと「プレジの一階行く?」と誘い合っているのだけど、正式には「プレジデント」ホテルではなく「プレシデント」だそう。

back<<< >>>next

2004年06月06日(日)  レーガン元大統領、逝去。
2002年06月06日(木)  同窓会の縁


2005年06月05日(日)  2人×2組の恋の映画『クローサー』

■公開二日目の『電車男』を観ようと池袋へ出たら、長蛇の列。しかも明らかに小学生・中学生が大勢。ならば『ミリオンダラー・ベイビー』はどうだ、『オペレッタ狸御殿』はどうだ、『四日間の奇蹟』はどうだ、と池袋に数ある映画館を回っていくが、どこも満席だったり時間が合わなかったり。岡本喜八特集をやっている文芸座を過ぎ、たどり着いたシネマ・ロサで『クローサー』を観ることに。予告は観ていたものの、見たいリストにはランクインしていなかった。戯曲が元になっていて、登場人物は男女2人ずつ。これですべてと言っていいほど。この2組4人が繰り広げる男女の駆け引きを楽しむ台詞劇。英語で誰かを口説きたい人には、殺し文句のいい勉強になりそう。「あなたは誰かのもの」は、「You are taken」。個人的にはイギリス版出会い系サイトでのチャットシーンが面白かった。「your」を「ur」、「are you」を「ru」と書き、最後には「xxxxxxxxxxxxxxxxxxx」とキス(x)の嵐。アメリカに留学したとき、トイレの落書きに「2gather 4ever」とあるのを見て、together foreverをこう書くのかーと感心したことを思い出した。日本の顔文字とは逆の、省略の発想。全体的にはくっついたり離れたりこじれたりが延々起こるストーリーなのだけど、ナタリー・ポートマン演じるAliceの名前の由来が伏線になっていたのは良かった。とってもキュートだったナタリー・ポートマンは、『レオン』のマチルダちゃんなのですね。

back<<< >>>next

2004年06月05日(土)  『ジェニファ 涙石の恋』初日
2002年06月05日(水)  シンクロ週間


2005年06月03日(金)  劇団浪漫狂『ピカレスクpp行進曲』

観れども観れども知らない劇団があるもので、今日は劇団浪漫狂第22回公演『ピカレスクpp(ピアニッシモ)行進曲』を観る。

ジュスカを応援されている漫画家のさかもと未明さんが歌を披露されるということで、ナルミヤインターナショナルの成宮会長に誘っていただき、ジュスカのプレス担当・森崎さんとともに鑑賞。

幕が開き、未明さんがノリノリで歌ったそこはナイトクラブ。純朴な田舎青年の従業員が、店で働く中国籍の女の子と偽装結婚の罠にはめられ、計算外の恋に落ちてしまい窮地に追い込まれるという切ないラブストーリー。

脚本・演出・主演の中村隆天さんの「芸」とも呼べる小ネタ満載の演技に感心。「飛行機のタラップ」や「アフリカの生まれたての子ヤギ」の物真似はかなりおかしい。ところどころ脇道にそれて笑いを取りながらも、泣けるストーリーは進行していて、なかなかしたたか。欲を言えば、主人公カップルのハッピーエンドを白髪になった二人の後ろ姿で見せたのは、声だけの出演のほうが想像力をかきたてたのではと思う。

きれいな子がやたら出演していたが、客席の美女(美少女)率の高さも際立っていた。彼女たちも舞台に立っているのか、連れ立って来た美少女軍団は、それっぽい会話。

劇団名は『劇団浪漫狂時代』『劇団浪漫狂チャンネル』を経て、2004年、『劇団浪漫狂』と改めたそうだが、常に変わらない「浪漫狂」には「夢を見ることすら夢に終わるこの時代に、全ての人が浪漫に狂える選択肢を」という思いが込められているよう。

夢と浪漫は大事、だいじ。成宮会長もこの二つを胸に秘めた人で、アフターシアターのラ・ビスボッチャでは、「金をかければ夢はある程度かなえられてしまうけど、それじゃ浪漫がない」という話で盛り上がった。だから、ジュスカはお金をなるべくかけずに、愛情で育てていきたいのだそう。わたしが作品を宣伝するときの気持ちと通じるものがあって、うれしくなる。

back<<< >>>next

2003年06月03日(火)  海南鶏飯食堂(はいなんじーふぁんしょくどう)
2002年06月03日(月)  きる ふぇ ぼん
2000年06月03日(土)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)
1979年06月03日(日)  4年2組日記 先生の家


2005年06月01日(水)  映画『子ぎつねヘレン』撮影中

■『ジェニファ 涙石の恋』ぶりとなる今井雅子脚本映画『子ぎつねヘレン』が5月中旬にクランクイン。現在北海道網走にてロケ中。映画『パコダテ人』、テレビドラマ『彼女たちの獣医学入門』、ラジオドラマ『雪だるまの詩』『タカラジマ』あわせて5本目となる北海道作品。そして、はじめての松竹全国公開作品。監督は『古畑任三郎』シリーズや『白い巨塔』を手がけた共同テレビの河野圭太さん。撮影と照明は『パコダテ人』でご一緒した浜田毅さんと松岡泰彦さん。主人公はもちろんキツネ(!)。と、獣医の矢島(大沢たかお)と一人娘の美鈴(小林涼子)、恋人でカメラマンの律子(松雪泰子)と一人息子の太一(深澤嵐)。人間とキツネという「親子」だけでなく、二人×二組の「親子」もテーマです。獣医一家を取り巻く登場人物として、藤村俊二、吉田日出子、阿部サダヲらが出演。どんな味を醸し出してくれるのでしょう。松竹では、『クイール』を超えるヒットをめざす意気込み。2006年春の公開に向けて、いまいまさこカフェも宣伝開始。まずは昨日深夜メルマガ『いまいまさこカフェ通信』を創刊。発行元を直前に変更したので、登録申請が間に合わなかった方々、ごめんなさい。創刊号はこちらで読めます。これからもへレン情報を発信していく予定なので、よかったら読者登録を。
『いまいまさこカフェ通信』にメールアドレスを登録>>>>>
(登録者のアドレスは発行者からは見えません)

★【4/27付サンスポ】純愛男・大沢たかおが魅せる"動物、家族愛"映画
★【
5/31付サンスポ】松雪泰子が「子ぎつねヘレン」で3年半ぶり映画出演


原作『子ぎつねヘレンがのこしたもの』
映画の原作は、獣医の竹田津実さんが自らの体験を綴った『子ぎつねへレンがのこしたもの』。笑いあり、涙あり、最後にじんわり優しい余韻を残してくれます。写真家でありエッセイストでもある竹田津先生のユーモアたっぷりの語り口と、かわいらしいヘレンの写真も魅力。ヘレンをはじめ入院患者たちの一瞬のいい表情をとらえた写真の数々は、ファインダー越しに注がれる動物たちへの愛情を感じさせます。同じく竹田津先生の書かれた『写真記 野生動物診療所 森の獣医さんの動物日記』もおすすめ。どちらもふりがなが振ってあるので、小学生から読めます。親子の会話が弾むきっかけになりそう。


back<<< >>>next

2004年06月01日(火)  歌人デビュー本『短歌があるじゃないか。』
2002年06月01日(土)  フリマ
2000年06月01日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)
1979年06月01日(金)  4年2組日記 日記のざいりょう



My追加