2002年06月08日(土)  P地下

NHK-FM青春アドベンチャー『アクアリウムの夜』台本が届く。全10話を通して書いたのは初めてなので、4册並べてうれしくなる。各話15分で150分。パコダテ人の約2倍と考えると、長い。

『アクアリウムの夜』は、「地下」が重要なキーワードだが、地下に縁があるのか、夜は新宿の居酒屋で「P地下」飲み会。PはpedagogyのP。大学時代は教育学部で、学部の校舎の地下は「P地下」と呼ばれ、学部生のたまり場だった。そこでは学年を越え、卒業生まで巻き込んだアットホームな交流が行われていたらしいが、応援団にどっぷり浸かっていたわたしは、その雰囲気を味わうことなく卒業してしまった。それが、P地下の人々が集うサイトで『パコダテ人』を宣伝させてもらったのがきっかけで、「パコダテ人飲み会をやろう!」という話になった。集まったのは、二つ上のゼミの先輩から就職活動で上京している現役5回生まで、10人。みんなは「懐かしい!」と言っていたが、わたしには「新鮮!」だった。今でもP地下魂は生きていて、春の新歓コンパにOBが駆けつけたり、社会人となった先輩が現役生の就職活動を応援したりしているらしい。掲示板にわたしが書き込んだ「パコダテ人東京公開!」を見て、見に行ってくれた人が4人もいた。「京都でも宣伝しときますよー」と学生君もたのもしい。なんて、いい学部なんだ!卒業して10年近く経ってから、秘密の隠し部屋を見つけたような気分だった。(「秘密の部屋」もまた、『アクアリウムの夜』のキーワード)

お開きの前に抜け、朝までワープロを打つ。P地下パワーで、元気、元気。

BANK #2

Each of us has such a bank. Its name is TIME.
Every morning, it credits you with 86,400 seconds.
Every night it writes off, as lost,whatever of this
you have failed to invest to good purpose.
It carries over no balance. It allows no overdraft.
わたしたち一人ひとりは、そんな銀行を持っている。
その名前は、時間。
毎朝、86,400秒が与えられ、
毎晩、上手に使えなかった分は帳消しにされる。
繰り越しはできず、貸し越しもできない。

2000年06月08日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)

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