2015年08月18日(火)  「武士の娘 鉞子とフローレンス」NHKオンデマンドで8/25まで配信

8/11に放送されたBS1スペシャル
「武士の娘 鉞子とフローレンス〜奇跡のベストセラーを生んだ日米の絆〜」

観てくださった方、ありがとうございます。

ドキュメンタリードラマのドラマ部分の脚本を書きました。
演出は「そこをなんとか」でご一緒した一色隆司さん。
「再現ドラマではなくドラマを作ろう」と話して取り組みましたが、二人の人生にドラマを感じた方が少なからずいらしたようで、ほっとしています。
大河ドラマになるのでは、といううれしい声も頂きました。

見逃した方、NHKオンデマンドでぜひ。>>>こちら

配信期限が8月25日となっています(見逃しパックを除く)のでお早めに。
オンデマンド視聴者が多いと、期限が延長されることもあるかもしれません。

関連書籍も好調のようです。

>>>「武士の娘」(杉本鉞子著 大岩美代訳)

>>>「武士の娘 日米の架け橋となった鉞子とフローレンス」(内田義雄)

長岡出身で鉞子を愛してやまない内田義雄さんの本を先に読んでから「武士の娘」を読むと、いっそう理解が深まります。わたしはその順で読みましたが、まっさらな気持ちで「武士の娘」の美しい日本語に触れるのもいいと思います。

アメリカで出版するために英語で書かれた「A Daughter of the Samurai」を日本語に訳したのは、鉞子自身ではなく大岩美代。その日本語がとにかく素晴らしいです。愛国語者を自認するわたしは、美しい日本語を読むのが大好きですが、流れる水のようにすらすらと読め、四季のように折々の色が匂い立つ、まさに日本の美しさを映し出すような言葉の連なりが丁寧に紡がれています。
日本語美人力が三割増になるのではと思えるほど惚れ惚れする美文です。

もちろん、原著で描かれている日本の文化、日本の心の美しさの力もあるのでしょう。日米文化論も子育て論も幸福論も平和論も包み込んでしまっている、世紀をこえて読み継がれるべき名著。できればもっと早く出会っておきたかったと思いますが、人生が熟すほど「わかるわかる」がふえているのも確か。この先何度も読み返す一冊になると思います。



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2013年08月18日(日)  石ころも絵本!@鎌倉文学館「いとうひろしの世界」
2012年08月18日(土)  5歳を吹き消して6歳になる
2011年08月18日(木)  「にまえ」ノートと「オリーブちゃん」原稿
2010年08月18日(水)  妄想をかきたてる男の意外な素顔
2009年08月18日(火)  シリアスな題材をコミカルに『命美わし』(1951年)
2008年08月18日(月)  『SEX AND THE CITY』とアラフォー
2007年08月18日(土)  マタニティオレンジ159 三世代合同誕生会でたま1才
2004年08月18日(水)  スチームボーイと津嘉山正種さん
2002年08月18日(日)  24時間テレビ


2015年08月17日(月)  堺発オムニバス映画「阪堺電車」撮影はじまりました

一昨年のドラマティク堺さがしワークショップ第一弾「阪堺電車」で高校生6チームがシナハンして書き上げた脚本6本が羽衣国際大学の学生監督によって映像化されることになりました、のお知らせをしてからはや2か月。

>>>2013年12月14日(土)「ドラマティック堺さがし」ワークショップ

>>>ワークショップの成果(堺市HP内)
ワークショップで生まれたオリジナル脚本と、今井が一本につなげたオムニバスドラマ脚本を掲載。

2015年06月05日(金) 堺っ子襷リレーで「阪堺電車」映像化


まずは8月7日に「便意」「まさかのロケ電」の撮影が行われました。

>>>「見応えのある映像が撮れた」 オムニバスドラマ「阪堺電車」、貸し切り電車で撮影開始 大阪(産経WEST)

「便意」で腹痛に襲われるサラリーマン役を演じたのは、ワークショップでこの脚本を書いた男の子。発表のときの熱演がコントみたいで、一同それこそおなかが痛くなるほど笑いました。脚本の改訂にも参加したようで、ワークショップで終わりではなく、そこから熟成して物語が育っていく過程を体験してもらえたことも良かったです。

制作発表で記者さんに質問されたときは「脚本の改訂については学生監督におまかせしようと思っています」と答えましたが、「ワークショップで生まれた脚本はあくまで原作。ここから各監督の撮りたい撮影稿を作っていってほしい」ということで、その方向性について話し合うワークショップをしたり、改訂稿を個別に見てアドバイスしたりしました。最初は受け身だった監督たちがどんどん前のめりになって「こうすることにしました」と自分のやりたいことを主張できるようになっていき、頼もしく感じました。

撮影現場での夢中の時間の中で、さらにつかんだものもあったのではと思います。

8月下旬には「ボタン争奪戦」を撮影。
残る三本「利休の相談室」「鉄は熱いうちに打て」「幼なじみ」は涼しくなってから撮影の予定です。



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2012年08月17日(金)  ゆうちょ銀行で屋号の口座は持てない!?
2011年08月17日(水)  【たま絵】にまー
2010年08月17日(火)  備忘録には「書く」とただ一行
2009年08月17日(月)  成瀬巳喜男の『女が階段を上る時』『乱れる』『妻よ薔薇のやうに』
2008年08月17日(日)  マタニティオレンジ322 イヤイヤしたり、モーモー鳴いたり。
2007年08月17日(金)  年に一度だけ思い出されても
2004年08月17日(火)  サービスって?
2002年08月17日(土)  浴衣・花火・箏・まが玉


2015年08月16日(日)  ドキュメンタリー映画「子供たちの涙〜日本人の父を探し求めて」

ひさしぶりにコピーを書きました。
ドキュメンタリー映画の紹介コピーです。
作品名は「子供たちの涙〜日本人の父を探し求めて」。

監督の砂田有紀さんに出会ったのは、わたしがまだ20代だった頃。得意先FOX JAPANの宣伝担当と、広告代理店マッキャンエリクソンのコピーライターとしてでした。その後、砂田さんがマッキャンに転職し、わたしはフリーの脚本家になりましたが、自主制作でドキュメンタリー映画を撮っていた砂田さんとは通じ合うものがあり、つながりは続いていました。

新作ドキュメンタリー映画ができました、と連絡をもらったのはこの春のこと。
その宣伝コピーが「見たい気持ちにならない」と指摘されたので読んでもらえませんかと相談されました。

わたしはもうコピーライターではないけれど、一観客として、どう紹介されたら観たくなるかなと考えた文章を書いてみますねと送ったものが、ほぼそのままチラシになりました。

終戦の日の昨日、東京・渋谷アップリンクと大阪・十三シアターセブンにて公開。
公開二日目の今日の上映を観てきました。

紹介文は予告編だけを観て書いたので、本編を観るのは初めて。
友人が関わっていること、自分が紹介文を書いたことを差し引いても、見応えのある力強い作品でした。

同じく砂田さんのドキュメンタリー映画「兵隊だったおじいちゃんへ」との二本立てで、兵隊だった〜はイギリスと日本、子供たちの〜はオランダとインドネシアと日本の戦中戦後が描かれているのですが、教科書で習わなかった戦争を見聞きすることができました。

挟まれている戦争記録映像も観たことがないもので、これだけでも観る価値がありました。

上映後のトークで砂田さんは「日本だけで通用するものにしないように心がけた」と話されましたが、イギリスでもオランダでも受け入れられるには日本がされたことだけではなく日本がしたことも描かなくてはならない。俘虜だった元兵士のイギリス人が今も覚えている「キヲツケ」。インタビューの肉声の説得力がありました。

戦争で日本を憎むようになったイギリス人、オランダ人は少なくないし、今もオランダでは毎月一回日本政府に補償を訴えるデモが行われていることも知りました。

印象に残ったのは、兵隊だった〜の中でイギリス人元兵士が語ったビルマ(と記憶)でのエピソード。日本人兵士の遺体収容に使われていた寺院の中はすごい腐臭。だがまだかすかに動ける兵士もいた。彼が寺院を出た後にインド人兵士(と記憶)が入り、銃声が一発。まだ動ける兵士にとどめを刺すとは何ということを…と思ったが、それは為すすべなく死を待つだけの兵士を慮って安楽死させたのだと知り、戦争をしていても人は人なのだと感じた…そんなお話でした。

観る価値といえば、不勉強で知らなかった「小野佐世男」さんという画家を知れたことも収穫でした。
インドネシアへ報道班員として赴いた小野氏が遺した絵が子供たち〜の劇中で使われているのですが、とてもあたたかいまなざしのある絵でした。
息子である小野耕世さんと上映後お話ができたのですが、「戦争の絵よりも人ばかり描いていた」とうれしそうにおっしゃっていました。
日本軍の一人として、プロパガンダの壁画も描いたりしましたが、現地に溶け込み、現地の暮らしを活写し、現地の人に絵を教えたりもしていたそうです。

国と国は戦争していても、人と人は心を通わせる瞬間がそこかしこであったのかもしれません。

起きてしまったことは消せないけれど、未来は残された人々の手の中に託されています。
そのことを象徴的に見せてくれるラストにあたたかな涙を誘われました。

詳しくは公式サイトを。
今井の書いた紹介文もお読みいただけます。

公開は今のところ東京、大阪ともに2週間。一日一回上映だったりして、なかなかつかまえづらいのですが、監督の手弁当と情熱で作り上げたこういう心意気のある作品こそ満席と拍手で報いたいし、埋もれていた事実に光を当てたこの作品が埋もれてしまうのは非常にもったいないと思い、声を大にして広めます。

砂田さんは映画を撮っていることをマッキャンの人にはあえて打ち明けてないそうですが、マッキャン関係者の方にもぜひ応援してほしいと思います。

ちなみに今井は映画デビュー作「パコダテ人」の前売り券を図々しくも全社メールで売りつけました
が、200枚近く買っていただきました。慎み深い砂田さんには、今井が代わって宣伝します。
宣伝にかけるお金ももちろんなく、口コミが頼りです。マッキャン関係者のみなさまも、そうでない方も、ぜひこの作品を広めるのにお力を貸してくださいませ。

写真は砂田さんと、トークに登壇されたオランダ戦争資料研究所研究員のエブリン・ブッハイムさん。





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2013年08月16日(金)  上海で買い求めた絵本と語学本
2011年08月16日(火)  NHKよる☆ドラ「ビターシュガー」スタジオ撮影
2010年08月16日(月)  一杯目のビールみたいな仕事したい
2009年08月16日(日)  朝ドラ「つばさ」第21週は「しあわせの分岐点」
2008年08月16日(土)  谷中のうどん屋で雨宿り
2007年08月16日(木)  円周率は音楽だった
2006年08月16日(水)  売れ行き好調『子ぎつねヘレン』DVD
2005年08月16日(火)  いいにおいのお芝居『おじいちゃんの夏』
2004年08月16日(月)  伊豆高原のアンダティバリゾート
2003年08月16日(土)  6人で400才
2002年08月16日(金)  持ち込み企画


2015年08月10日(月)  「昔話法廷」の間に「武士の娘」あり!

8/10から三日間は「昔話法廷」の放送。
その真ん中の8/11の夜9時から放送されるNHKのドキュメンタリードラマ、BS1スペシャル「武士の娘 鉞子とフローレンス」のドラマ部分の脚本を担当しています。

「戦前にアメリカでベストセラーになった杉本鉞子という武士の娘の自叙伝があるんですが、その本を一緒に書いたフローレンスという女性がいて、二人の友情に光を当てる番組です」といったことを最初に言われ、面白いなと直感で思ったのが、「著書にはフローレンスのクレジットがない」という事実でした。

おそらくフローレンスが鉞子一人が書いた本にするために気を配ったのでは、と推察されていますが、国境をこえた友情はどのように育まれたのか、興味を持ちました。
脚本作りは膨大な資料を読み込むところから始まりました。

まず英語で書かれた後に大岩美代によって日本語に訳された「武士の娘(A Daughter of the Samurai)」の言葉の美しさと品の良さに、日本語ほど美しい言語はない!と「愛国語者」を自認するわたしは惚れ惚れ。目で味わって良し、声に出してなお良し。こんなに流麗な日本語は、めったにお目にかかれません。

鉞子は長岡藩筆頭家老の娘。父が没落した後も武士の娘としての誇りある生き方を叩き込まれます。アメリカ在住の日本人男性に嫁ぐために渡米した後も、その心は揺らぐことなく、「武士の娘」のそこかしこに日本の美しい心が宿るのを見るにつけ、祖国日本に惚れ直しました。

わたしがアメリカの高校に留学した1986年にこの本を知っていたら、もっと魅力的に日本という国を紹介できたのではと悔やまれます。

鉞子はとても頭のいい人で、異なる文化の違いを認め、受け入れ、人として通い合う部分も見つけるということを実に楽しそうにやってのけています。

ネットでなんでも調べられる昨今は、カルチャーショックですら質問掲示板で相談できてしまいますが、鉞子が渡米した19世紀の終わりは、自分の目で見たこと感じたことを自分の価値観で判断するしかなかったことでしょう。幼い頃から教養を身につけ、四書にも親しんでいた鉞子には、物差しになる考えがしっかりできていたのだと思います。

「武士の娘」の理解を深めてくれたのが、番組に監修として関わられている内田義雄氏の書かれた
鉞子(えつこ) 世界を魅了した「武士の娘」の生涯」でした。

鉞子と同郷の長岡出身で、「武士の娘」を「不朽の名作」と呼び、鉞子に惚れ抜いている内田氏がたどった鉞子とフローレンスの足跡が詳しくまとめられ、「武士の娘」に描かれている内容をより立体的にとらえることができました。

ドラマ脚本開発にあたって、内田氏からは貴重なご意見をいただきましたが、ご自身の鉞子像を大切にしながらもドラマチームの出すアイデアを面白がり、そこから想像を広げられる懐の深さと柔軟さに鉞子に通じるものを感じました。

テレビ番組放送を前に、手に取りやすい文庫版「武士の娘 日米の架け橋となった鉞子とフローレンス」が出ています。

番組の企画を長年温めて来られ、「語り」として参加されている星野知子さんも長岡のご出身。「世界の鉞子をもっと知って欲しい!」と熱く語り、脚本の初稿を読んで「鉞子が動き出した!」と喜んでくださいました。頭の回転が早く、思慮深く、打合せでの言葉のひとつひとつが優しくて知性にあふれていた星野さん。「武士の娘」からイメージした鉞子像と重なる方でした。

鉞子に魅せられた方々との温かいご縁に恵まれ、刺激的な打合せを重ねて作らせていただいた「武士の娘 鉞子とフローレンス」。ドラマ部分の演出は、「そこをなんとか」「そこをなんとか2」をご一緒した一色隆司さん。大学時代をアメリカで過ごされた一色さん、高校時代に一年間アメリカに留学したわたし、それぞれの体験も脚本に溶けているのではと思います。

二人三脚でベストセラー「武士の娘」を書き、何度も太平洋を共に横断し、今は青山墓地に並んで眠る鉞子とフローレンス。人情は国境をこえることを教えてくれる二人の友情の物語をドキュメンタリーとドラマでお届けします。ぜひ、見てみてください。

8/11(火)21:00〜22:50(途中ニュースを挟みます)
NHK BS1にて



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2012年08月10日(金)  うひゃどっぴ
2011年08月10日(水)  NHKよる☆ドラ「ビターシュガー」顔合わせ
2010年08月10日(火)  夏が子どもを大きくする
2009年08月10日(月)  『ぼくとママの黄色い自転車』原作者・新堂冬樹さんと白黒対面
2008年08月10日(日)  マタニティオレンジ318 キンダーフィルムフェスティバルで初めての映画
2007年08月10日(金)  あの流行語の生みの親
2004年08月10日(火)  六本木ヒルズクラブでUFOディナー
2003年08月10日(日)  伊豆 is nice!
2002年08月10日(土)  こどもが選んだNO.1


2015年08月09日(日)  「昔話法廷」かぶってない人たちも熱いんです

こぶたが、オオカミが、ウサギが、タヌキが証言台に立つ光景がシュールと話題になっているEテレ「昔話法廷」ですが、検察官VS弁護人の舌戦も熱いです。

正当防衛で無罪はアリ?
“三匹のこぶた”裁判 >>>作品紹介(NHKサイト)
木南晴夏さんVS加藤虎ノ介さん
8/10月 10:00-10:15
再放送8/21金 23:25-23:40

ウサギは執行猶予を勝ち取れる?
“カチカチ山”裁判 >>>作品紹介(NHKサイト)
安藤玉恵さんVSモロ師岡さん
8/11火 10:00-10:15
再放送8/21金 23:40-23:55

まさか王妃が犯人じゃない⁉
“白雪姫”裁判 >>>作品紹介(NHKサイト)
山本裕典さんVS堀内正美さん
8/12水 10:00-10:15
再放送8/28金 23:30-23:45

名字が今井同士で親しくしている検事出身の今井秀智弁護士がガッツリ法律監修。まず争点を決め、左右に振れる心証メーターを念頭に置いて裁判を作っていきました。
おなじみの昔話が、その登場人物が、今までとは違って見えるかもしれません。
判決は視聴者に委ねられますが、どんな風に見解が分かれるか楽しみです。



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2013年08月09日(金)  数十年ぶりの白浜
2012年08月09日(木)  朝ドラ「てっぱん」ファンクラブ @teppanfc
2011年08月09日(火)  【たま絵】世界が広がってきた!?
2010年08月09日(月)  蕎麦アレルギーが消えていた!?
2009年08月09日(日)  星良ちゃんインタビュー&朝ドラ「つばさ」第20週は「かなしい秘密」
2008年08月09日(土)  冷蔵庫に塩豚があれば
2007年08月09日(木)  ちょこっと関わった『犬と私の10の約束』
2004年08月09日(月)  巨星 小林正樹の世界『怪談』
2002年08月09日(金)  二代目デジカメ
1999年08月09日(月)  カンヌレポート最終ページ


2015年08月04日(火)  FMシアター「静かな生活」番宣が静かじゃいけません

ひと月余りも更新をさぼっていますとfacebookからせっつかれて、ハッ!
8/1放送のFMシアター「静かな生活」のお知らせをしたつもりが、ツイッターでのお知らせで留まっておりました。

なんたる不覚!
暑さのせいだけにはできますまい。

タイトルには「静かな」とありますが、番宣が静かではいけません。

「金魚鉢の教室」「マー子さん」「父の代理人」とこのところ年に一本ペースでFMシアターをご一緒している演出・藤井靖さんとの四作目。学習指導支援員の孤立無援を描いた「金魚鉢の教室」、改正生活保護法に着想を得た「父の代理人」に続いて、「ある問題を話し合う場から見えてくる本音と悲喜こもごも」シリーズ第三弾は、保育園の騒音問題がニュースになっているのを見て、「静かな生活とは?」と想像を膨らませました。

主人公は、マンション管理組合の理事長。ちょうどわが家も輪番制の理事長が回ってきたところで、管理会社の担当者さんをつかまえて取材もできました。

ドラマはナマモノ生き物、リハと本番でどんどん進化。毎度のことながら役者さんたちの臨機応変力に感服しました。

主人公夫婦の康平君とみちるさんを演じてくださったのは、植村宏司さんと千田美智子さん。アテ書きしたかのようなお名前!雰囲気もイメージ通り。主人公夫妻を「理事長さん!」攻撃で悩ませる隣人・駒元役の松金よね子さんは、とにかく達者。ひとつひとつのセリフとしっかり向き合ってくださっている姿勢がうれしくて、にまにましてしまいました。「話を聞かないドイツかぶれの独走教授役は大林隆介さん。受験生の息子のお弁当のことで頭いっぱいの主婦役は岡田さつきさん。自分のことしか見えてない困った住人たちがそろいました。調子のいい管理会社の本田さん役は岡田達也さん。口癖の「はい〜」がいい感じ。はると君ママ役の秋山エリサさん、その元夫と康平君の発注者役の酒巻誉洋さん(康平の翻訳の発注者と二役)も飛び道具的な設定をテンポ良く実感を持って演じてくださいました。

音楽は川田瑠夏さん。作品にご縁を感じてくださったようで、明るい表情でリハから帰られ、登場人物たちの気持ちに寄り添う素敵な劇伴を作ってくださいました。

と、ここまで紹介して、聴きたいと思ってくださった方、重ね重ねすみません。文化庁芸術祭参加作品になるか放送文化基金賞を取るか大量のリクエストが来たら再放送のチャンスがあるようです。



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2013年08月04日(日)  さめない「てっぱん」を囲んで@ファンクラブ一周年オフ会
2012年08月04日(土)  『オズの魔法使い』の3年6組同窓会
2010年08月04日(水)  【たま語】おかえり……ください
2009年08月04日(火)  「役目を終えた」と思えば捨てられる
2008年08月04日(月)  宙返りできなかったことが心残り
2007年08月04日(土)  マタニティオレンジ154 タマーズブートキャンプ
2006年08月04日(金)  プレタポルテ#1『ドアをあけると……』
2002年08月04日(日)  キンダー・フィルム・フェスティバルで『パコダテ人』



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