消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1926年04月30日(金)

物音のない静か ではなく

人の気配がないという静か

ほんとうに静か

ひとりでいると

何も起こらないという静か


1926年04月29日(木)

対象が何であっても
愛することで
受け取れるものがある
恵みがある

愛することを忘れて
冷淡になっていた気がする
気持ちがそっぽ向いていた気がする


1926年04月28日(水)

懐かしいという気落ち

ものを残さなくても

思い出すだけで

懐かしさは呼び起こせる


1926年04月27日(火)

同じことにこだわり続けていないで

新天地という言葉を思い起こして


新しいノオトを買って

大きく息をして

心を落ち着けよう


1926年04月26日(月)

当たって砕けるかもしれなくても

そこまでやってみることが

引っ込んでいるより

納得できること

それは次のスタートになること


1926年04月25日(日)

彼は 言い訳をしない
彼は 人と比べない
彼は 否定をしない
彼は 決して満足をしない
彼は 周りの声に振り回されない
そして彼は 決してあきらめない
揺るぎない信念が、人生の針を進める。

Keep Going Forward

大谷選手の出ているCMの
言葉がカッコよすぎて
初めて見たとき
何が始まるのかと思ったこと
どんな超高級商品のCMかと思ったら
そんなこと関係なかったこと
何も知らなかった私は
即検索したこと
イメージ戦略ってすごいと思ったこと

見るたびに思い出す


1926年04月24日(土)

金木犀の香りが
あまりに強く満ちて

夜香木の香りが
落ち着かない
秋にそぐわない感じ

金木犀と夜香木の香りは
互いに微妙に合わない気がする


1926年04月23日(金)

今日は一日 暑いほどにあたたかく
どの窓もずっと開けていた

家じゅう金木犀の香りに満ちていた

この辺りが金木犀の香りの底に
沈んでいるように感じるほど

秋に一度はこんな日を楽しめる


1926年04月22日(木)

昨日の夜に気づいた
玄関脇の夜香木の香り

今日はもっと強くなっていて
たくさん開き始めた

きゅっと冷えた夜気なのに
不思議な甘さ
夏に感じるほど重くない

なんか旅先にいるような気がして
ほんのりうれしい


1926年04月21日(水)

この周辺には大きな金木犀が多い

今日あたたかだったからか

はちきれんばかりの

蜜柑色のぼんぼり状態で

一斉に香り始めた

家路につく人をつつむ

あたたかな夕暮れ


1926年04月20日(火)

ある意味
裏切り続けたい

信頼を裏切るのでなく
期待を裏切るのでなく

変わり続けたい
想像を裏切り続けたい

私はあなたの思い通りではない


1926年04月19日(月)

10月ってどんなだったか
わからないほど

この秋はいろいろ
というかそれが秋だったか

明るい陽ざしと
青く澄んだ広い空にきれいな雲
そんな日が少なかった

惜しむ間もなく終わりそうで

時を逸した金木犀が
準備万端になってきた

ちらほらでなく
一気に来そうだ


1926年04月18日(日)

あたたかな陽ざしの秋の一日になって

公園に少年たちがいっぱい

元気に走り回っている

こんな声を久しぶりに聞く

公園の金木犀はまだです

ということは

まだまだ秋の楽しみがあるということ


1926年04月17日(土)

ずっと続く歩道の植え込み
遠目で一か所不自然に
黄色い菊がかたまって咲いていた

あんな端っこの外向けに菊だけ植えるの?
少しセンスを疑った

でも車で通過しながら分かったのは
街灯の柱の足元に
カットしたペットボトルに
たくさんの黄色の小菊が挿してあった
花屋の花束とは明らかに違う
庭に咲かせたものだろうか
新しくぴんとしていた

ああそうなんだ
心の中で手を合わせた


1926年04月16日(金)

冷たい雨で
作業を変更
少しだけ進めた

きれいなサツマイモを買った
大学芋にしようか
ケンピにしようか


1926年04月15日(木)

考えるとか見直すとかで止めるのでなく

見極めるへ進まねば

終着しないと思う

そこが新しいスタートになる


1926年04月14日(水)

今まで
星座として見える並びや流星を楽しんで
星々の運行は目印程度に思っていたけれど
本当の大きさと遠さがあることに
改めて気づいた
それが天体なのだと

何かの星のリングが見えるとか
月面のでこぼこを見るとか
そういう望遠鏡にも
今まで興味なかったけれど

高校の地学か何かの準備室にあった
ばかでかい動く天体模型のことを思い出した
太陽系だったんだろうか
2畳分くらいの台にいくつかの球体が
浮かんでいて複雑そうだった
どういう仕掛けで動くのか
今思えば動かしてみたい
小学校の時は太陽と地球と月だけで
ぐるぐるしてた
今なら天体の大きさに興味を持って眺められる


1926年04月13日(火)

秋のひとつ星

ぽつんと明るく見つかると言われるけれど

大きく輝く木星の下の方に

町では低くかすかに見える

かそけく健気に感じる

本当はどんなに大きいんだろう


調べてみると

25.11光年  太陽の1.8倍 とあった

そんなに近いのか とリアルに思い
そんなに大きいのか と不思議に思う


1926年04月12日(月)

秋の実り と聞くと

なぜか明るい陽射しを思うけれど

寒風で冬感がした

いろいろとウォーマーを出してみた


10月生まれという人は

その年によりけりの秋なのでしょうね


1926年04月11日(日)

それは懺悔のつもりなのだろうか

相手が在るのに

直接向かわず

公にするのは懺悔だろうか

その人の自己満足のすげ替えに思う


1926年04月10日(土)

銀の女神をそこへ

待った甲斐がある
イメージ通りにおさまる
ピッタリ

落ち着きのある存在感
輝きはオーラ

うれしいな

夕刻に美しい


1926年04月09日(金)

ホイホイとわかれの言葉
しばらく休業と唱えていても

人は散歩をしたくなるものだ
いつものコースでなく
好奇心の赴くままに
興味本位にふらっと細い奥に

えっ こんな場所に?と思うものが
小さくてもある ということは
第六感のなせること

だから面白い

人は発見が好きなのだ
ワクワク高揚するのだ
そして静かにしあわせ感が満ちる

来てよかったと


1926年04月08日(木)

けじめをつけるという作業を

季節ごとにしかしていない状態


また季節が変わろうとしている

一歩踏み出そう

そういうエール


1926年04月07日(水)

急に秋 深い秋 冷たい空気
きっと焦る草木が出る

暫くは大丈夫と
平然としていて欲しいけれど
がっくりするのも出るだろう

予定が少し狂った


1926年04月06日(火)

私が何かを変えても
あなたはわからない

私の何かが変わっても
あなたは気づかない

そういう距離感

近くても遠くても関係なく
そのディスタンス


1926年04月05日(月)

できれば
できましたら
可能でしたら と

お願いしてみた数々のこと
叶ったことも
出来なかったことも
きちんと対応してくれた人たち

気持ちよさが残っている


1926年04月04日(日)

気になっても入らない所もあるし
通りがかって素敵な所もある

それはそう決まっているのだと思う
六感とかそういうもの

手をのばし足を向ける先は
決まっているのだと思う


1926年04月03日(土)

それはその人の

承認欲求と自己顕示欲

ただそれだけに見える

秘すればよいことを


1926年04月02日(金)

ちぐはぐなので
とんちん館になった

でも夢を追えばいいから
あすなろ館になった

そして迷路荘になる

あちこち行き止まりあり


1926年04月01日(木)

大きく息を吸えない と
慌てたけれど
吸う前にまず吐くことが大切 と
学んだ

とことん息を吐けば
あとは自ずと深く入る

きっと息を止めてたんだ
吐くことを忘れて




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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