消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1926年03月31日(水)

金木犀のような夕焼けが

落ちてゆく


大樹のシルエットの枝先に

金星が輝きはじめる


1926年03月30日(火)

チャレンジャーが道を開く

その熱さに打たれて
チャレンジする人が続く

すごいことだ
それだけで大谷選手は一番

当初のサスケを思い出した


1926年03月29日(月)

まっすぐな道はない
結局は迷路
生きてゆくということは

だから
愉しめばいい

迷路パズルみたいに
迷路ガーデンみたいに


1926年03月28日(日)

ジンジャーリリーが香っている
純白のが一番好き
香りもきりっと感じる
毎日増える
夕刻がいい

ひょっとして
この前キンモクセイと感じたのは
開き始めたジンジャーだったのかも


1926年03月27日(土)

息が苦しくなって
深く息を吸えなくなって
喘いでしまった

大きく息をしようとしても出来なくて
欠伸をしようとしても出来なくて
欠伸って吸うのか吐くのかどっちだっけ?
大変だ 忘れた ミニパニック
焦ってあれやこれやしてみた

結局ラジオ体操みたいに
天を仰いで両手をあげて
大きく胸を開いて になった
それが一番だった


コロナが怖くて絶えずマスクをして
ウィルスが降ってきそうで下向いて
口もほとんど開けないで
おしゃべりも少なく
大口開けて笑わない

空を見上げて口を開けることも
大きく呼吸することも
せずに長く暮らした
ちまちまとマスクの中だけで
息をしていた

そういうことだ
そのツケだ

苦しくならないように
大きな息 するぞ
ずっと続けて息するぞ


1926年03月26日(金)

雨になった

静かだけれど
ただ夜更けに降っているだけの
意味のない雨

誰の目にも映らず
音すら気づかず
朝には止んでいるだろう

ほんとうに静かな雨


1926年03月25日(木)

秋の蝶 の句を見ていた

行く我をひとめぐりして秋の蝶   星野立子

いいなぁ と思う


この頃 
デュランタの周りを
オレンジ色のタテハの類が離れない
いつも2匹くらい来る
人が通っても離れない
風のようにひらひらと
花にとまったり離れたり


1926年03月24日(水)

呼びかけても動かぬ人も
ひょっこり姿を見せる人も
ちょこちょこ顔を出す人も
いつもいる人も
ただそこに集う


1926年03月23日(火)

なんか しばらくやすみたいなぁ というきぶん

そう思っていたけれど

思いついてしてみた作業が
疲れずに思いのほか進んだ

気分よく

自分の居場所を大切にしたいと思った
無いものねだりせず


1926年03月22日(月)

真剣に音を聴く
 
聴き分ける

正しい情報を

掬い取る


1926年03月21日(日)

ぼんやりと過ごす休日
何もないけれど 
それが最幸だと感じる日

イベントは終わった
なにも考えない
しずかな公園が見える
囀りをきく

ゆっくりと
時が流れている


1926年03月20日(土)

忘れな草をあなたに という歌の
幸せ祈る言葉 という歌詞を
ふと思い出した

倍賞千恵子さんの声が好き
響くソプラノ部分でも
しみじみとあたたかい
人の声には血が通っている と感じる

この国の言葉を丁寧にうたう
一度聞いただけで心に残る

歌というのは
語りかけ
抑揚をつけて朗読し
調べをつけて
歌になるのだなと思う


1926年03月19日(金)

夏用ボディソープが終わった
秋冬用のに切り替える

近年ずっと同じの
まだ売っていてうれしい

何々の香りとうたわない
穏やかな香りでほっとする
ゆっくりのお風呂になる

赤ん坊が母に抱かれるような
安らぎの香り

気持ちの疲れが取れる
楽しく生きようと思える


1926年03月18日(木)

黙して秘して身を潜めて

時を流せば

季節は移るだろうか

風も冷たく去るだろうか


1926年03月17日(水)

沈んでゆく夕焼け色の上方に

細い三日月

暗くなるころには

もう見えないかもしれない

惜しいなぁと思う

か細い虫の声


1926年03月16日(火)

棘を育てようと思う

棘も立派に育つなら

相応に役目をこなすなら

決着をつけて大きな仕事を成すだろうか

期待する


ポケットにひとつの安心


1926年03月15日(月)

まだまだ暑くて夏の終わりで

でも北海道は冬だなんて驚く


頭を冷やして

落ち着いた秋暮らしへ

心にしみる言葉に出会いたい


1926年03月14日(日)

思い切ってする  ときは

意を決して 腰を上げる


ずいぶん思い切ったことをする 

を実行するときは

何がそれに当たるか

わくわくして物色する


1926年03月13日(土)

燃える夕陽を見た

透き通るような夕焼けだった

人の心も毎日こんな風に

燃え上がって落ちるのがいい

明日へのエネルギーになって


1926年03月12日(金)

大谷選手

ばんざい

すごかった

たのしかった

幸多かれ


1926年03月11日(木)

黄色の花が真っ盛り

遠目に小さな薔薇に見える

マメ科らしい種のサヤ

幸せを呼んでくれる

未来が輝く


日常を穏やかにと


1926年03月10日(水)

ひっそりと覆う

落ち葉をかけて覆う

枯れ葉は朽ちて土となり

次の落ち葉がまた重なる

いつかすべてが土となる


1926年03月09日(火)

昼間 どこからか

キンモクセイを感じたのに

時雨れた後は冷たい空気

星が冴えている


1926年03月08日(月)

やっと十月になったと思ったのに

十月は速いですよ


カレンダーの

赤丸 青丸 

赤い字 黒い字


あっという間に 冬に向かうよ

しっかり準備をしてゆこう


1926年03月07日(日)

もう触れることはない


自分軸の時間を

大切にしよう


1926年03月06日(土)

簡単便利効率的 大発見だ

と喜んでいたこと


果たして 本当は 

よかったのかな どうなんだろう


1926年03月05日(金)

呼びかけも 掛け声も

無くても人は集えるでしょ?


何かいい音いい香り

そういうものが あるでしょ?


人を集める力のある

そういう人が いるでしょ?


1926年03月04日(木)

身辺を整理する

END ではなく

START のために


1926年03月03日(水)

悪くなければ
いいんじゃない?

そういう感じで流れてゆく
どちらにも

選ぶとか決めるとか
そういう感じでなく

えぇい ままよ  ?


1926年03月02日(火)

共存共栄 という言葉

堅苦しくて

あまり使ったことがなかったけれど

皆がハッピーになるために

大事な理念になると思う


1926年03月01日(月)

隠れずに

窓から笑顔を見せていたね

もったいつけず

即いい返事の笑顔だったね

草引きがんばったね

道が少し明るくなったね




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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