無観客なのに満席に見える
座席の背もたれの色
とりどりに不規則なのに
違和感がないという不思議
包括されてる感さえある
世界は普通に自然にこうなんだ
そう思った
一見無秩序に見えるものも
大きな秩序の中にあるのかも
5色には見えないランダムなモザイクは
木漏れ日のイメージと知った
やることが大事で
あとはなるようになる
イタリアの小さな村のおばあさんが
いつも言っていた言葉
今 本当にそうだなぁと思う
そうだ シロクマだ シロクマの赤ちゃんだ
巣穴から初めて出る世界 雪の上に お母さんのそばに
ふわっふわで なんて真っ白 なんてつぶらな黒いめ なんてかわいい
決めた ほんものそっくりな シロクマの赤ちゃんのぬいぐるみ 探そう
その窓辺へ
おだやかな山が見える
あなたがずっと見てきた景色
わたしも知っている景色
夢の前に見る
原風景
次々に忙しく作業した
忙しいのだけれど
静かな忙しさだった
ゆったりした忙しさだった
振り回されるのでなく
落ち着いた忙しさだった
疲れない忙しさだった
やっと解決して静かになった
明日から平穏に進みたい
余分なことに振り回されて
滞ったいろんな作業を
再開する
忙しくなる
大地が雨を呼んでいる
そんな匂いの風になった
土の匂いがした
夜になって
気づけば雨になっていた
雨の匂いだけになっていた
ずいぶん思い切ったことをしたんだね と
自分に驚いてみせる
ことをしてみたくなって
ぱしぱしと思い切ってやってます
失ったものを
持っていないものを
嘆いていてもしかたない
憂いていても意味がない
スタートを切る
そこから始まるのだから
動けば変わるものがある
原因不明のエラー その解決がいたってスローテンポ こんなものなのかな 一昔前ならこんなかな
一つの処理に2〜3日ずつ経過してゆく それを4〜5ステップ 今までなら気が遠くなるけれど
今は慣れてしまった 待つしかないので その不便に慣れてしまった
待つことは自然になった
離島の暮らしのような気がする
憧れの南国の花の種をゲット
望郷に似た風情
苗ではないので開花まで数年
それでも種から育てたい
発芽しますように
うまく育てられますように
ここまで進んできたのだ
ここに不自由がないのなら
しばらくここでよいのではないか
進むだけが開拓ではないと思う
トライアスロンという競技を知って 上田選手、田山選手を見て なんて楽しそうな競技だろうと思ってから ずっとファン
田山さんの解説は楽しいし 愛を感じる
次々にゴールする選手たちの 挑戦を終えたあとの 表情が幸せそうだ 達成満足感オンリー 誰も後ろ向きな顔はしていない そしてまた挑戦し続けるだろう
感動しましたとか 感動をありがとうという言葉は あまり好きでないので
私は応援の気持ちだけ 楽しかったですか?がんばったねよかったね 私もエネルギーに点火しましたアリガトウ
少し前から草地でコオロギのいい声 いつの間にセミと交代したのだろう 月が知っている 夜風も知っている
私はもう 秋の気持ちになっている 今何をすればいいのか わからなくて
山にも海にも行けないから 花火も祭りもないから 夏だ〜!と はじけられない 満喫できない
冷房の家でニュースを見て 蚊には刺されなかったけれど
都市によりまちまちの 夏休み明けの不安が大きい
あれ?なんか違う どうなってるの?と
よく見たら 自分のタッチミスだった
ぼんやり動いて びっくりだった
その knot は 少し難儀
ときおり引っ掛けてまごつく
若干短くしようか
迷っている
微妙な匙加減
その正座を見た時
勝負ではなく
精進なのだ と感じた
場が清められた気がした
その静かで端正な礼を
記憶にとどめる
TOKYO2020
哀しみをうめることはできないが 怒りを手放すことはできる
ちらっとTVでそんなセリフ 場面状況は不明だけれど 怒りは手放せる のだね
怒りは手の中にあるのかな 振り上げた拳と思えばいいのかな 拳を開けばいいのかな 握りしめたものを放せるのかな
夢をもつことは大切だと思う 夢は励む力になる
夢みることだっていい やわらかでも甘くても 気持ちが明るくはずむ
夢みる少女も夢みる乙女も いつかは大人になるけれど 大人になっても 夢みたっていいと思う
小さなチーズの銀紙をとるのが ずっと苦手だった
指先にチーズが付くのが 嫌いだった
持ちかえたり 持ち直したり いろいろ工夫してみても うまくいかなかった
今日 ふと気づいたのは
外してゆくまま 持つところが狭くなるまま むこうとしていたこと
戻して持てばよかったんだ
静の章
夜鳴く蝉が落ちるころ
月がひんやり光るころ
とんちん館はあすなろ館へ
大樹の木目の木の床へ
小雨の間に墓参 お寺にはまばらに人が来ていた 街なかは普段より対向車が多かった
夕方から次から次へ休みなく 天に叱られているような雨音
川や山は離れているけれど 街にも水は溢れる 景色が変わってしまいそうな音
ねじれなのか歪みなのか膠着なのか 消えた気がする
闇の中の手さぐりのような きついリハビリだったけれど 何かすっきりした
軽くなった気がする 息をゆっくりと深く吸っている気がする
世の中が 即効の化学反応のように 結果や反応の即答を求めすぎる
善意の回答者なのだから
ゆっくり醸すものも あっていいのに
時間をかけるということの 大切さを学んだ
そしてそれは 待つということの 大切さであることも
せわしく急いではならないことも 過ぎゆく時間を楽しむことも
力を込めてできた
自分の力で頑張って直った
しばらくは平坦かな
静の章へ
当たり前とされることは
原理であって明白
動かぬ静
するしないは
その人の動
喧噪が閉じた 見ぬ間に終わっていた競技もある
たくさんの人が この国に来ていたのだなと思う
何度も見ている選手も 初の選手も
参加できたこと チャレンジできたことが 明日へのばねになるのだろう
ストンと静かになって 前を思い出せないけれど 感じるのは 私の内にも何かが湧いたこと
誰かが偉いとか誰かに感謝とか そういうはっきりした形でなく 自分の中に湧いたもの 少しずつ満ちてゆくもの
静かだけれど 前より何かの力が増えた 意欲のようなもの
そういうことを感じた
映像でしかないけれど 最後の光の粒が美しかった 生まれ広がり集まり 命のある光のように見えた ちょっと蟲師の世界を思い出した
常識欠如のモーロク爺さん
相手が断れない立場の状況で 自分のしたい放題するって パワハラじゃないですか
いつもそんな調子なんでしょうね
乙女の大切な宝ものを汚した と 書けばまるでセクハラになるけどね
私なら悍ましいと使う
古今東西 オサという人は 人々をまとめ 揉め事をおさめる立場なのに
選手が可哀想すぎる みな彼女に同情して 彼女の代わりに怒ってる TOKYO2020国民的大炎上
なかなかマイペースには運べない
順調に進めていると
見定めたように横から追加してくるし
微妙な変更を強いられる
自分の好きにするのはいいけれど
ひとを巻き込むな
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