消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1921年04月30日(土)

その古い会報に

メロディーも歌詞も思い出せなかった歌の
歌詞をみつけた

すっと歌えた

あのとき送ってくれたこと
今あらためてありがとう


1921年04月29日(金)

買ってずっと持っていたけれど
もう使わない感じのリボン
思いっきりぐちゃってしてみた
なんかすっきりした

プレゼントをほどいたリボンは  
大事にしている
それは何かに使っている
リボンはリボンでも
なんか別なの


1921年04月28日(木)

依存症でも中毒症でもないけれど

疲れると逃げ込みたくなる

長く空ける時だってあるし

放っている時もあるし

その自由度が心地よい

ここがあるから救われている

そのこと伝えたいけれど


1921年04月27日(水)

応援ほしい
孤軍奮闘で疲れる

まぁ独断と偏見で
自分の好きなようにできるのは
極めて楽しくはあるけれど
だからやっていけるのだけれど

何か記念のものを と考え中


1921年04月26日(火)

暑かった この季節に変だけど 楽

冬らしくなくてつい外作業になる

中も外も案件山積みで片付くのか不安

でもやっぱり芽吹きを楽しみに手を広げてしまう

スイミンスクナイ


1921年04月25日(月)

ひとの歩幅は違うので

一跳びしても着地地点は違うので

それぞれの居場所に落ち着くの

見晴らし景色に関係なく

辿り着いた場所に


1921年04月24日(日)

最近の天気予報は
はずれてばかり

お年寄りが教えてくれる
遠くの山の上を見て
風の向きや温かさや匂いで
今からのこと明日のこと

天気予報なら
それ以上の情報をほしいのに

大きなエリアでほしいのに
長期スパンでほしいのに
頼りにならない
予報ってその程度なの?

結局今起こっている事しか
意味をなさないのなら

予報でなくて
各地の天気状況をみて
自分で組み立てることになる


1921年04月23日(土)

近くの幼稚園の園庭で
2、3歳くらいのちっちゃな子達がおあそび
先生もベンチテーブルでおひるねのまね
のんびり保育でいいなぁ

ロープブランコでゆらゆらしていた子が
せんせぇ〜 みてぇ〜 と足を上げる
すべり台から戻ってきた子が
せんせぇー いっしょにすべろー と手を引っ張る
たのしそう

そのとき
少し高いかわいい声が通って
みぃ〜んなぁ〜〜 きてぇ〜 

少し意表を突かれた
みなさん という大勢への呼びかけは
ステージや壇上の人からと思い込んでいた
マイクを持つ人

でも普通にお友達をまとめて呼ぶのに
いとも簡単に みんなぁ〜 と声をかけてた
いいね すてきだ
そうやって 〜ちゃぁん という個別のよびかけでなく
仲間みんなに声をかけるスキルをもつって
すごくいいと思った

これからもずっと役立つ
とてもポイントの高いスキルと思う
いつも先生がしていることの真似を
簡単にできるってすごいと思った

これからも 
まわりにいる「みんな」と
元気にあそんでね


1921年04月22日(金)

追いかけっこのように
ぬいたりかわしたり
それでもつかまらない
鬼が誰とも決まってない
風にくるくるする
木の葉みたいに
いつも


1921年04月20日(水)

してあげている のに

いやな気分にさせられるのは

それは多分 お節介だったから

向こうにとっては

私関係ないし・・ってところ

しなくていいことなら

やめたら?

やめればすっきりでしょ


1921年04月19日(火)

名前のトラブルで

ドイツ語に変えたらしいのに

プリンズと読むのは変

プリンツじゃないの?って ひとりツッコミ


1921年04月18日(月)

その時の記憶が途絶えたのはなぜか

途切れて空白なら

少しずつ蘇って

繋がるかもしれないけれど


途切れたまま繋がったのなら

途絶えたままで もう戻らない


1921年04月17日(日)

完成を夢見てうきうき作業したい

出来栄えを想像していきいき動きたい

楽しんで黙々と汗を流したい


1921年04月16日(土)

外の作業がなかなか進まない

はかどっている気もするが

微細な部分の段どりであって

目に見えてはあまりかわらない


大どんでん返しのように

オセロの最後のように

ぱーっと景観が開けるのは

いつになるかな


1921年04月15日(金)

取り掛かる前に案じ過ぎる

案ずるより産むが易し


作業興奮を得るまでに

側坐核が目を覚ますのには

時間がかかるということです


1921年04月14日(木)

天気いいね
外の作業はかどるね

小鳥の声はしないけれど
大きな姿でカラスが飛んでいく
今日は雄姿だね


1921年04月13日(水)

やり直し
向きがビミョウ
正面はどちらかというより
足元を見る

どっしりと構えて
正面をとれるように

今なら
まだやり直し 可


1921年04月12日(火)

多分もう無い

失ったと気づいた

あの日に一緒に失ったのだと気づいた

大切にしていたけれど

し過ぎて失った

どうかしてたね

画策したことが仇になった

いけないね


でも本当は

気重だったかもしれない


1921年04月11日(月)

小さな女の子が嬉しそうに言ってた

バレエとダンスと体操とプールと

習い始めたって

今度お姉ちゃんと一緒の塾にも

行くって


すごいね

びっくりするしかなかった


1921年04月10日(日)

それを見て沈む気持ちになるのを

無理に楽しい思いに変えようとしているのなら

愛しく思い出せないのなら


無理しないで手放せばいい

働き終えたものとして

見送ればいい


愛しい悲しみなら

いつまでも抱きしめればいい


1921年04月09日(土)

その鳥は
11月の林の落ち葉の上に
じっといる
きっと日向ぼっこ

枯れ葉のつもる陽だまりは
きっとふんわりあたたか


1921年04月08日(金)

いろんなものの料金体系が
日々進化して世間にあふれる
賢く見直せと宣伝が流れる

前は一生懸命考えてた
でも疲れた
振り舞わされてるだけで

もうこのままでいいよ
少しぐらい損でもかまわないと
半分放棄で
おばあちゃん化する


1921年04月07日(木)

つやつやと熟した柿の色をして

低く輝く夕焼け

向こうの公園の大銀杏のすぐ上


1921年04月06日(水)

自分の決めたやり方を
これが一番と決めつけ過ぎだ

他にもあるよ
もう少し頭をやわらげて考えればみつかる


1921年04月05日(火)

頭の中に
ふるふると小さな芽
育てるかどうかを考える

外に出したものしか
人には読み取れない


1921年04月04日(月)

緑色のガラスの小瓶
どくろのレリーフ
手元にあると安心する
見つめて落ち着く

何も怖くはないと思える
最後の手段は持っていると


1921年04月03日(日)

相手を緊張させないようにする
相手に緊張を与えないようにする
こう書くとまるで高名な人のような
その気配りというか
サービス精神というか
天性の というか


1921年04月02日(土)

書いた言葉しか伝わらない

音も身振りも振動もない

書いた言葉しか届かない


1921年04月01日(金)

延々と色々と面倒だった申請ごと

やっと終わった

準備に疲れたけれど

肩が軽くなった

流れで他もはかどりそう


今夜の月はとても明るい

明るいのに星もたくさんよく見える

満月は明日だけれど

明るくて冴え冴えと気持ちいい月

きれいな冬の夜




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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