おだやかな秋の午後 空は高く青く突きぬけて 甘くやわらかなキンモクセイの風が 庭を通りぬけてゆく 頬にほのかなあたたかさ
和みました
少し肌寒くなったけれど 静かな秋になった そう思いながら歩いていたら キンモクセイが香り始めていた
この夏は忙しかったけれど
この香りを感じて なんかほっとして 少し幸せな気持ちになった
何かを諦めたのかもしれない ずっとずっと何とかしようと 思い続けていたことを 思い詰めていたことを
力が抜けたとき ふいに別の思いが降りてくる それはもっと気楽な方法 緻密な計算も手間もかけないやり方 たくさん無駄して突破するやり方 思いつかなかっただけで
ナルベクシテナッタンダヨ ソレハテンノオボシメシ コチラハテマガハブケテオオダスカリ ツイデニハコベルコトモアル ソコサエトッパデキレバアトハカルイ マズハ ヨッシャー
高揚させるわけではない リズムがあるわけでもない むしろ途切れ途切れに 淡々とすすむ 言葉もない間が長い しずかだ
キーワードは何だったのか タイトルの意味もわからない
でも見終わって 気持ちの静まっている自分をみつける
そういうことだったのかな 静かな作品だった
宿舎の前の浜におりる 黒い海の上の満天の星 不思議なことに 星を見るときひとは いとも簡単に かくんと首をのけぞらせて 天頂を仰ぐ
夢の中で仰ぐのは あの日君と見たはずの星たち 選ばなかった道の向こう はるかな oui
クルマイスハ
ミダレタギンノカザリニ
ワラシベテキニ
園芸工具の引き出しに アルミのワイヤーをみつけた 太過ぎず硬過ぎずよさげ コレいけそう ピカッときた
いろいろ思案して試しているけれど いまひとつ決定打がなく ずっと考え続けていた件に
現場で仮縫い感覚のサイズあわせ 3cm程の手製コイルで程よいクッション ばっちりカンペキ 思った以上にうまくいった
昔の研究者や発明家は 一日中頭から離れないから あるとき突然ヒントが舞い降りるんだろうね
遠い関係の人への苛立ちを 近いキミにぶつけた それだけの構図 愚かなのだ 本末転倒なのだ
大切にすべき人を大切にする 苛立ちは元へ返せばいいのだ 銀色の構図で
目印はフランキンセンスと500miles ずっと変わることなく
流動的なものたちの中にいて 動かぬもの動かせぬもの
その誠実と重み
環境のメタボを減らしている わけのわからぬ古い置き物とか 誰から貰ったのかいつから在るのか誰も知らない 何処の物かも不明の異国の大きな木彫りとか ずしりと重く堅いものたち
草刈りをした メヒシバ エノコログサ ドクダミ ヘクソカズラ カラスウリ ゲンノショウコ イヌタデ ハゼラン あと知らない草 オシロイバナも小さくした
まだ鼻の奥に草の匂いが残っている
後で知った ハゼランって食べられるらしい 残念 味見すべきだった
イラットキテ アクタイヲツイタ ノーミソカイメツジョウタイ ナンジャナイノ
モットジブンノアタマヲツカエヨ
お墓参りにいきました 取り立てて何というお墓ではなく 少しの人が入っているふつうのお墓
でもきれいにしてお花をいれて 気持ちが軽くなる セットの花だけれどリンドウやケイトウがあってきれい
神頼みならぬ墓頼み のつもりだったけれど 誓うことになってしまう 自力を促される
ふと甘い香りを感じた気がした キンモクセイかと立ち止まった 辺りを振り仰いだけれど 近隣の木はまだ皆青々と葉を茂らせていて 小さな蕾すら感じないほど
まだ早いよね 何か別の花かな と思うけれど
どこかで花を開いているのかな 気の早い一番乗りが
アホと喋るとアホがうつる そう言ってそっぽ向くシーンを 見たことがある
そのセリフ まさにそういう心境 ほんとやってられない 話したくない
ねんねこに寄れば笑うてくれにけり
古いブックマークの整理をしていて ふとのぞいたら目についた句
平易だけれど なんかいいなぁ ほのぼのする あったかいなぁ 赤ちゃんの笑みは 幸せをくれる 世の宝
作者も微笑んでいるだろう この句を見た人もにっこりする
この句もだけれど この句をとった選者に あたたかいものを感じた
花柄の気分じゃない グレーにブルー そんな時 ばか食いしたり 全く欲しなかったり
そんなスイーツに さらば
私の食器洗いはゆっくり 途中でぼんやりしていたりする 終えた時に思いのほか時間がかかったと思う 学食の洗い場のおばさんのように ガチャガチャざっざと 音たてて手早く洗ってみたい
新しい政治といって 改革だのイクサだのって 外堀を埋めることばかり考えているように思う
保護者が教師を評価する って? 出来るのでしょうか 意図はわかるけれど それで教育現場はよくなるのでしょうか
そもそも教育現場って何? どうお考えでしょうか 教師という職業の 職場環境? こどもたちが学び育つ場の環境? 子どもを育て導く場としての環境?
主体は子ども 護るべきはこども 子どもを育てることがベース そこから離れるから考えることがねじれてくる カタチばかり激しく変えようとしている
保護者は教師を評価したいわけではないし 適正な評価など出来ないと思う その評価の妥当性をまた評価しなければならなくなる
保護者が望むのは先生の点つけではなく批判でもなく 伝えたい思いをいつでも伝えられることだと思う
担任、学年主任、校長、委員会 どこへでも何でも小さなことでも 思いを届けられることであって 誰かが必ずしっかり目を通してくれていると分かることだと思う 後になって そんなこと知らなかったとか聞いていないとか そう言われないことだと思う すべての願いが通るわけではないけれど 届けることはできる 届けられないジレンマが憶測によって擦れ違いや誤解になる
届けられる側もそれを活用すべきなのに 自分達の知らないたくさんの気づきをもらえるのに 批判として受けとめるような拒否的態度が見える
学校、保護者、地域、行政 育てる側の協力体制が必要なのに 子どもそっちのけで 自分たちの立場の上下(強弱)をつけようとするからおかしくなる 学力低下もいじめも解決しない
政治家の考えることに 協力体制というものが見えてこない そんな環境で育つ子ども達に 協力とか支えあう心が育つのだろうか
周りはみな敵 相手を睨め 知恵を働かせて打ち負かせ 徒党を組めば相手を蹴散らせる 勝ったものが正しい そういう社会をつくっていませんか? 勢いづいてる政治家さん
教育現場に必要なのは 子どもの苛立ちを除く仕様です
子どもの苛立ちをうまく解ければ(コントロールできれば) いろんなことが良い方へ向かうと思う
本来子どもは伸びたい存在 大人はそれを手助けする存在 決して調教者ではない
一応大任は終わった 面倒だし嫌だけれど たまに面白いことに出くわしたり 予期せぬ楽しい場面もある
それでも 自発でなく任務的なことには変わりない かかわりたくない気持ちが大きい
ソンナモノタダノヒマツブシ シンポモセイチョウモナイゲーム ジンセイノロウヒ イノチノムダヅカイ ソンナモノステッチマエ ナンノコトハナイ サビシクモナントモナイ ステタコトサエキットワスレル
チェロのソロのCDをほしくなって 選ぶのに試聴し続けていたら 眠くなってきてやめた
でもなぜかその後は 頭がすっきりして疲れが取れた気がする そういう波長なんだろうか
高窓からおりてくる秋の夜気を感じながら ぬるめの湯に沈んでいる
シャワーを 少しだけ温かさを感じる程度にしてみる
湯船の湯とシャワーと どちらが温かいのかわからないけれど
海で夕方まで泳いで 冷えた体にシャワーを浴びたときの 日向水のような感覚を突然思い出した
体と体の表面を流れ落ちる湯との間にあった なにか不思議な隔たりを
記憶から落ちそうで 記録する
記録もいつか失せ
そうして 消えてゆくものたち
遺してゆくのは空間
虚ではなく 清んだまっさらな間
新しい営みの礎
天は蒼くまだ明るい
頭上に 優しい白龍のような雲 オレンジ系の薔薇色が映る
赤のオーロラと思う
ゆっくりうねりゆらぎながら 細く長く流れて消えた
遠くの山並みが染まる
次々に難題ばかり持ち上がる
乗り越えられないレベルではないけれど 頑張らないと越えられない
ほとほと疲れた
何かの試練かなと思うほど
口数が減る 言葉が無くなる
夜になって 水道の水にはっとした ひやっと感じた 手に受け続けたけれど 変わらなかった ぬるま湯的な水道水にはならなかった
激しく降った大量の雨は 大地を冷ましたのだろう
地中の管を遠路運ばれる水ごと
発想は次々浮かぶのだけれど 一人脳内ブレスト
時間と資金があれば 即試せるけれど
やっぱり大切なものだよね 得るまでなかなか動けない
まだたくさん作業が残っているけれど それでも少しずつ日常が戻っている きみの歩き方も軽やかになった
秋の空秋の風秋の夜 少しずつ熱気が冷めて
今夜は ゆっくり読書でもしたい気分
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