消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1916年03月31日(金)

葛藤と覚悟なのだ
分去れなのだ
それは踏ん切りなのだ


1916年03月30日(木)

いったいどこまで分かってくれているのか
わかるまで言い続けなければならない
根は悪くないひとなので
まだ救われるけれど


1916年03月29日(水)

総てを放り出して何もしない
そのまま日を終える
一種の沈黙ストライキ

してみて分かったことがある

ストライキって
結果が実らずとも
成果を得られずとも
するだけで何かスカッとして
精神的な解決があった気がする


1916年03月28日(火)

毛を逆立てるのでなく
座すままに背をそらし胸をはって
睨みつけるように眼を見開き
威嚇の口を開く猫の図があった

素晴らしい猫


1916年03月27日(月)

そうだよね
たくさんの苦労をこえてきたんだよね
一生懸命育ててくれたんだよね
でもいつも 
苦労と思ったことはない と言ってくれる
幸せをくれた そう言ってくれる
その言葉に私は涙が出る
親って なんて有難いのだろうと思う
とくに今年の母の日は

歳を重ねながら
いい顔のひとになろうと思う
苦労知らずの天使の微笑みではなく
苦労を越えたいい顔のひとに

苛々したり心配したり疲れたり
そんなことばかりでも
越えればいい顔になれるだろう
私でもなれるだろう


1916年03月26日(日)

不思議なほど町なかが静か
子ども達の高い声がない
車の音もしない
鳥たちの聲もない
ひっそりと動かない
こどもの日なのに
と思うけれど
昔はどうだったのかは
記憶がない
GWで近辺にはいなくて
みんな出かけているのだろうか


1916年03月25日(土)

気楽に生きてゆきたいなぁ
なぜ心配ばかりよぎるのだろう
お気楽なひとにはかなわない
そういう人の方が
きっと長生きできるのだろうね
人生幸せに生きてゆけるのだろうね
考えてしまうよ
こちらが潰されそうだ


1916年03月24日(金)

いろいろ心配しても始まらない
眠れないほど心配してもしかたない
苛立つだけだ

もうやめよう
一人だけを心配すればいいことだ


1916年03月23日(木)

遠い昔のその子が
生まれたがっているのかもしれない

生まれることの出来なかったその子が
もう一度生まれたいのかもしれない

ふとそんなふうに思った

世の中生まれ変わりということがあるのだから
時を超えどこかで生まれ変わっているのかもしれない


1916年03月22日(水)

モノゴトは図らずとも展開してゆく
ひとは黙々と動き続けるだけだ

思いも寄らぬ新たな展開は
天の意思なのだ
すべて何かの意味に繋がっているのだ

天の導きによって
偶然の出会いは談笑を生み
あたたかいエネルギーを生み
流れを変えてゆく力になる

そう 流れは変わるものなのだ


1916年03月21日(火)

いつもいつも動き回っていて
早足で歩きながらチャチャッと考えて
即行動に移すキミはいいわね

わたしは考え込んで立ち止まってしまう


1916年03月20日(月)

ついにバクハツした
でもいいさ
ずっと抑えられるわけがない
いつかは何かのカタチに出る
小さなバクハツの方がいい

そのあと拡散して
雨に落ちて
流れてゆくだけ

嘘で繕う生き方はできない
人生ずっとそれでゆく
自分を偽ることはできない

互いが正直でなければ
協力できるわけがない
隠そうとすることには抗議する
知るためには必要なことだ


1916年03月19日(日)

   『かの時に我がとらざりし分去れ(わかされ)の
    片への道はいづこ行きけむ』  皇后陛下

    (あの時に選ぶことのなかった分かれ道の片方は、
     どこへ通じていたことでしょう)  記者解釈


新聞のコラムに ロイヤルな慶事にちなんで
過去に皇后陛下の詠まれた歌が引かれ
遠慮がちに解釈があって

(中略)   
人は誰も、ありえたかも知れない別の人生を
「分去れ」のかなたに見送って歩んでいく。とあり
(中略)
王室のニューカップルへの祝福で 結ばれていた 


うぅむ とうなってしまった
皇后陛下ってすごいな

それを引いた新聞記者の言葉にも
うぅむ とうなった

こういう感情をうまく言葉に出来るひと 
言葉を使えるって
ほんとうにすごいなと思った 
敬服という思いです


1916年03月18日(土)

やわらかなあたたかさの風が
少し強く一日吹き続けていた
若葉が枝ごと揺れ続ける
新緑が小刻みに返り続ける

COAST という言葉がよぎる


1916年03月17日(金)

そうなんだね
愛があってこそ乗り越えられる
無いところは不毛になるし衰退する
豊かにあればきっとうまくいくのだろう
まわりをも豊かにするのだろう
そう願う


1916年03月16日(木)

ロイヤルな吉日に
その報せは
朗報なのか
心痛か

パシリじゃないってば


1916年03月15日(水)

肉体改造ということば
ずっと男性がすることと思っていた
マッチョになったり体脂肪を絞り込んだりと

でも女性も使っていいかもと思い立つ
自分に対してアグレッシブになりたいとき

ちょっとがんばってみようかと
宣言して


1916年03月14日(火)

いのちを絶つと決心するほどの
大げさなものではなく
理由も説明も要らない
ただ何もかもイヤになり
メンドウになり投げ出したい
それだけのことだ
この世を捨てるというのは


1916年03月13日(月)

花弁がハラハラ散るのでなく
一輪ごと落ちたのかと思って寄ると
山吹の根元で
ヤマブキソウが咲いていた


1916年03月12日(日)

強い憧れこそ
行動のエネルギーかも

高い目標 とかいう言葉より

憧れは輝くものだから
見上げるものだから
胸膨らむものだから
胸高鳴るものだから
胸熱くなるものだから

胸が締め付けられるほど強い憧れが
エネルギーになる

こどもたちよ 憧れよ
素晴らしきものに憧れよ
熱く強く憧れよ
そして自身をひきあげよ

この辛い現状でも
素晴らしいものをたくさん見たのではないか
そう思います


1916年03月11日(土)

長渕剛さんの 乾杯

今までは
夢と希望にあふれる門出の
お祝い的な場面でよく歌われる歌
明るい気持ちでエールを送る歌
そういうイメージだった

でも今回は全く違う場面
エールを送る側も受ける側も
力のこもったその光景に涙が出た

この重い日々の先に光があるのだろうか
夢があるのだろうか

この先いつ見えるのかわからない光
けれど這ってでも前に進まないといけない

労いと励ましと
そしてそれぞれの決意が
大合唱になって
君に幸せあれ!というフレーズに響いた

そうだ それがみんなの思いだよ
涙を流しながらわたしも歌ってた

 
歌詞を調べてみたら
私は不十分な記憶で勝手に
今までずっと 君に幸いあれ! 
と口ずさんでいたことに気づいた
シアワセ だったのね

でも自分的には サイワイあれ! の方が好き
とくに苦しい道のりを前にしては


1916年03月10日(金)

小さいひとたちは
思いもよらぬ言葉を発する
思いもよらぬ方向へ芽吹く
大人には計り知れないエネルギーをもっている


1916年03月09日(木)

迂闊だった
軽率だった
残さなくてもよいことを
残したのかもしれない


1916年03月08日(水)

思い立つ人 
立ち上げる人
運営する人 
スタッフになる人
参加する人 
応援する人

どんな大会も
それぞれの立場を十分楽しんで
力を尽くすから楽しいのだ
その楽しさが伝播して
会は花開いてゆく

いろんな国の人が集まるけれど
それだけ参加者が世界中にいる証であって
国ごとに個数を競うわけではない
ただ楽しみと名誉のためのメダル

今まで巨大なイベントしかTVで見なかったけれど
世界にはこんなに楽しい大会が
たとえこじんまりでも多々あるのだなぁと
最近のTVで思う

今まで見なかったものを見るのが面白い


1916年03月07日(火)

よく考えれば
腹立ちは自分の至らなさからだ
もっと工夫すればよいのだ

そう思い至って
こころがおさまる
波がしずまる

気持ちが落ち着けば
時はゆっくり流れる
まわりが見える

そうだったよね
そうだった
わたしはここで生きているのだ


1916年03月06日(月)

気だるくてやる気をそがれるような雨だ
荒々しくもなく優しくもなく

どうせよというのだ
どうすればよいというのだ

立ちすくむのではないけれど
立ち止まってしまうよ

ひと休みすれば?と呼びかけているのか
どこへも行くなと引き止めているのか

雨上がりの風次第
朝日を拝んでから決めよう


1916年03月05日(日)

次々に季節はすすむ
キアゲハが飛んできた
それでも春を感じられない
自分の家をなくしたひと
自分の家にすら戻れないひと
家族を失い残されたひと
孤児になった子どもたち
衰弱して死ぬまでそこに置かれている家畜たち
この有様の中で
この国のTOPの視察というのは
声だけかけてさっさと帰ることだった
お見舞いじゃなかったんだものね


こんな時笑えないけれど
それでも笑顔はひとを元気づけると思って
少しでも元気出してもらおうと思って
少しずつ元気になりましょうねと思って
たくさんの人がいろんなことして支えているのに
その気持ちに元気をもらえたとお礼言われているのに

この国のTOPは
落胆を置いてきた


1916年03月04日(土)

もう泣いていないのですか
泣くのはやめたのですか
人前で泣いてはいけないと言い聞かせているのですか
支えてもらっているから泣いてはいけないのだと
そう思っていませんか

もっともっと
涸れるまで泣いてください
ボランティアの人に遠慮したりせずに
周りの人に気を遣ったりせずに
まだまだ手をとりあって泣いてください

そんなに簡単に泣きやめるはずないのだもの
涙はいくらでも在るのだもの

泣き止まないでいい
こっそり泣かなくていい
皆で声をあげて泣き続けていい
がまんしなくていいのだもの

泣くなと誰がいうものですか
自分達で決め付けないで

沢山泣いて力をこめて泣いて
そしていつか
バトンタッチしてください
少し元気を出せた自分に


こどもたち 学校がはじまりましたね
少し笑顔があって
小さなエネルギーが出ている気がしました
そこから花が咲き始める気がしました


1916年03月03日(金)

月を見たくて窓を開けると
夜の匂いがした
小さい頃 夜 と認識した匂い
そうだ 月も星もない黒い空間
怖いと思った夜の匂い
闇の中に感じた


1916年03月02日(木)

庭を歩くと
そこかしこでフリージアが香る
庭中に香りを放っている
いい季節だ


1916年03月01日(水)

最近 今まで知らなかった国際的レースをいくつか見た
つくづく世界には色々あるものだなぁと思う

愛車のクラシックカーをきちんとメンテ復元して
それで走るラリー
ものすごく古いのもあった
それでも現役で走っている
北京からパリ だったかな
モンゴルの砂漠抜けやトルコの山岳抜けもしていた
まだまだ走る力はあるんだ
自分で修理を繰り返しながら進んでいた


クラシックなミニカーの
博物館とパレード的イベント


アルプスで
熱気球のレース(競技)


チリの砂漠を何日もかけて走るマラソン
藪や谷を通ったり
オアシスめいたのがあったり
途中ポイントのフラッグを見落として
コースをはずれて戻り道したり
その日のゴール地点で皆でキャンプしていた
そして翌日はまた競争
同じ目標を持って闘う仲間でもあった


チームでパタゴニアを縦走するレース
自転車やカヤックや沢を行く所もある
地図を手にルートは自分達でとる
4人のうち1人は女性が入るルール
女性陣もとにかくすごい
そこへ辿り着いた人のみが見ることの出来る
氷河に浮かぶアイスブルーの氷に
メンバーは言葉が出なかった


どれも 世界中の競技愛好者のイベントみたいな感じ
何の世界にも始めた人たち広めた人たち
継ぐ人たち常連さんがいて
夢をつなぎ友好を深めていた
顔見知りなライバルであり同窓会的な雰囲気もあった
素晴らしいなぁと思った




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


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