消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1916年02月29日(火)

強い人だなと思った
ほんとうに強いというのは
投げ出さないということなんだな
重荷を


耐えるとか
積極的に解決策をねるとか
そんなことではなく

ただ投げ出さないという
その一点を守りきる通しきる
それが強いということなんだろうな
そう思った


1916年02月28日(月)

自然の脅威を孫子に代々伝えてきた
挑むのでなく崇めてきた
猛るのでなく待ち続けてきた
それは精神の底力だ

人が自然を抑え込むのではない
敵ではなくその中に人は在るのだと
だから
過去に幾度うちのめされても
また立ち上がってきた

その土地の人々のもつ底力
伝わってくる気がする


しかたねぇべ
相手は竜神さんだ
またがんばるべ

そんなふうに言い合ってきたのかな
日本の昔のひとたちは

ため息を吐いたあと
空をあおいで 


1916年02月27日(日)

この苛立ちは 

不本意なことから逃げたい 強迫観念からなのだ

不本意と思わなければ流せるのに


1916年02月26日(土)

精神的な痛み葛藤を繰り返す
人に対して激しく腹立てたり
抑えようともがいたり
ふっとやわらいで許せたり
理由はこちらが多分正当
だからなお苦しい

何もかも失って
命をやっと繋いだ人たちに比べたら
苦ともいえないほどのことなのにね
それを考えたら 我慢せねばと思う


1916年02月25日(金)

今日のリベンジもOKだった
道筋と目処がついた
あと何度かで終わる


1916年02月24日(木)

雪柳の花が終わったので
通路に流れ出ている枝を落とした
来年またきれいに咲いてと思いながら

なんとびっしり緑の種になっていた
雪柳の種を初めて知った
今まで種になると気づいていなかった
種になる前に剪定していたのかもしれないけれど
こんなに早く種になるとは
星のように並んでいる小さな粒
今は緑 茶色に熟して落ちるのかはじけるのか
しっかり見届けようと思う
たのしみです


1916年02月23日(水)

AKBのドラマで校歌のような合唱が聞こえた
ちょっとやんきーさん達の学園もの
っぽかったので多分校歌でしょう
女生徒のコーラスって優しくて
清楚で綺麗な声だなあと 思った
なんだか賛美歌みたいに聞こえた

そうだ ずっと共学だったから
女生徒の声だけの校歌を知らない
それに校歌は斉唱だった
パートに別れて合唱したことはない

何でなの
国歌は斉唱でいいと思うけれど
校歌は合唱バージョンも練習したっていいと思う
斉唱は真っ直ぐな力強さがあるけれど
合唱は相手を思う気持ちが組み合わされる
広がりがあって温かみが加わる
練習の中での発見もある

あれ?ひょっとして無かったのはうちだけ?
よそは校歌の合唱あったのかしら
甲子園はどうなのかな


追記
AKBのエンディングはバラードとあった
なーんだ校歌じゃなかった
校歌だといいのに
一度聞いただけなのでフィーリングだけでした
AKBの皆さん勝手に決めてごめんなさい


1916年02月22日(火)

夕刻 まだ左下の満たない月が
大きく明るく出ていた
少し下を向いて
見守るような優しいお顔に見える
慈悲深く微笑んで見える
18日の満月は絶対見たい
どんなにか優しく明るいだろう
何もかも無くなった街跡にも
ささくれた瓦礫の山にも
やわらかな光を落とすだろう
人に何かを投げかけるだろう
まだ寒いだろう夜
そこで見上げる人はいるだろうか


1916年02月21日(月)

いつかある日 という歌が好き
口ずさむと胸が熱くなり涙が出てくる
   (息子たちへの章のあるバージョンが好き)

友に託すこと
母へ 父へ 
妻へ 息子たちへ 
そして友へ

死ぬ時のことを考えると
こういう思いになるのか
残されたものは
この思いを受け取って生きるのか

死ぬときにはこのように死にたい
残されるならこのように残されたい

震災で命を失った人のこと
残された人のことを思う
遺の字は使えない気持ち


1916年02月20日(日)

桜散る
少しの雨と風にあおられ
屋根をこえて
庭に降りおりてくる
大きなぼたん雪のように
あの庭の大樹からか
公園の大樹からか

舞い散る桜の樹下にいるのではない
空から天から舞い降りてくる

ベランダの洗濯物に
とまってるのもいる


1916年02月19日(土)

吟味や検討のプロセスなく
ブレストもなく
予告なくただ決断のみ

そういうやり方には
ついてゆけないので
わたしは抜けます
他と組んでください

わたしは協力者であって
部下でもパシリでもありません


1916年02月18日(金)

予定も告げずに
飛び込みの作業を持ってくる
おいおい
こっちは忙しいんですよ

外の作業は時間がかかって
今日は少々きつかった
腰に来ましたよ


1916年02月17日(木)

去年あまり丁寧に水撒きしなかったような
ただ水を撒いてるだけ
少しばかり乱暴だったかも
じゃんじゃんと
そしてさっさと終わって

今年 なぜか
とても優しい気持ちで撒いている気がする
震災の時から始まったからかな

大切なお水だよ って
丁寧に撒いている気がする


1916年02月16日(水)

やっと一山片付けたのに
どうして次々に
案件を持ってくるのだろう
まるでゴミの山

リベンジどころではなくなって
でもエンジン全開かな

打破しよう


1916年02月15日(火)

二度目のリベンジ成功
あと何回すれば達成できるのだろう


1916年02月14日(月)

月の出と日の入りの見える家
そして花火と山が見えれば最高

そう思っていたことを
改めて思い出した

きっと巡り合わせ
桜と象と電車のおまけもついて

その部屋の住人となる人たちが
平穏に暮らせますように


1916年02月13日(日)

厄払い 
そうだ厄払いだ
厄払いしよう

お清め
そうだお清めだ
お清めしよう

そうだ家中大掃除
それがいい


1916年02月12日(土)

君達のその猛進に呆れるけれど
周りを巻き込むそのエネルギーが
何かを打開してゆくのかもしれない


1916年02月11日(金)

たっぷり降ったあとの庭は
空気がしっとり静かでやさしい
あれこれとずっと庭にいた

樺色を脱ぎ白く冴えた肌に
若葉のさやぐまだ細い白樺は
プリンセスだと思う
雪柳が散りはじめ
シロヤマブキが開き始める
カロライナジャスミンはちゃっかり
キソケイにかぶさって咲いている
ハゴロモジャスミンは蕾をふくらませる
ニワザクラは赤みを増して
ニワウメは満開を超えて散り始める
クリスマスローズの群れは花盛り
寒さの長かった今年は
どれもが急いで次々に春を帯びる
なんだか忙しい嬉しさ


1916年02月10日(木)

一泊二日のボランティアの募集とか受付とか
その言葉に対して 
そんな短期で何が出来ると問う人がいる

違うでしょ
平日仕事や学校や家事をこなした後
休日を被災地に赴き活動する偉い人たちがいる
すごいことでしょ
たとえ一日でも十人が行けば
それは一人が十日も活動すると同じ
それこそ力を合わせることの大きさでしょ

遠すぎる何も出来ない人より
たとえ一日でも何かの力になっていると思う
頭が下がる


1916年02月09日(水)

とても長い夢を見た
ずいぶん久しぶりな気がする

なつかしい池にいた
山手のその池のぐるりは桜が満開
ボートもある ベンチもある 
茶店もある
でも決壊の非難警報が出て
既に水の溢れ出る所をまたぎながら
皆非難した
近くの旅館が避難所だった
その部屋には十人分ほどの布団が敷いてあって
一番隅できみは熱に臥せっていた
枕元に薬や水やいっぱい置いてあった
看病のため隣に行きたいと頼んだら
その女の人は快く移動してくれた
その人は柱の脇の狭い位置になって
申し訳なかった
小さな男の子のいる家族もいた
やんちゃな男の子で部屋の電話機で遊んでいた
ピンクのコードつきが面白かったみたい
おばあさんが変なメジャーを持って
これでは測れないと言っている
見るとまるでタスキほどの幅広で
はじめの30cm程は広告になっていて
それを裏側に回してマジックテープで止めて
ゼロにする仕組みだった
たたんだ衣類の上に
ぼとぼとに濡れた黄色の菊の束を置かれて
きゃぁ状態
洗濯物を干していたことを思い出して
外に出ると 雨で
池の周りのフェンス手前の柵に干していたのが
柵がたたまれていて
フェンスに挟まれて取れなくなっていた
あぁ状態
長い夢だけれど 途中で夢だとわかって
でもずっと見続けて
起きた時にも夢だとすでに分かっているので
ああ夢でよかった とは思わずに
長い夢だったなぁ と思った
でも避難警報とか避難所とかきみの風邪とか
リアルタイムな夢だった

当分こんなに長い夢は見ないだろう
そして目覚めた時なぜか
私は普通の生活に戻ったと思った


1916年02月08日(火)

昨日 庭に桜が舞い込んできた
公園から吹き上がり風に流れて舞い落ちる
散るのはまだまだわずか
咲き誇っているのだもの

今日の雨でどうだろうか


1916年02月07日(月)

腹立ちを騙し騙し
悔しさをなだめ虚しさをおさえ
リベンジを考える

本当は素直に反省も必要かもしれない
でもコトは相手次第
そちらもおかしい

気持ちバクハツさせようかとも思う


1916年02月06日(日)

これは却下 というのなら
ちょっと趣向を変えてみるよ
知恵比べ燃えちゃうね
次が楽しみだね


1916年02月05日(土)

ものすごく偶然 神業に近い偶然
TVを見ていたら
沢山の子どもたちが画面いっぱいに
元気よく躍り歌い出した
そのパワーに圧倒された
被災地を元気づけるパワー

初めて聞いた歌 ピースフル!
初めて見たグループ ピース×ピース
   昨日から始まったらしい・・

男女混成の小・中・高校生ユニット ってところがミソ
まさに色んな子どもたちがいる
小さな子もものすごく上手い
子どもたちが輝いていた
みんなそれぞれに個性があるとわかるところがいい
よい感じのユニット

はじけるパワーに
元気をもらいました


1916年02月04日(金)

生きた証を残すために生きている わけではない
生きた跡が 証になる
そう思っている


1916年02月03日(木)

カズ選手の言葉が引かれていた
その中の部分的にいくつか

いま大事なのは、これから生きていくことだ。
悲しみに打ちのめされるたびに、乗り越えてきたのが
僕たち人間の歴史のはずだ。
とても明るく生きていける状況じゃない。
でも、何か明るい材料がなければ生きていけない。

そうなんだ 
元気で色とりどりの丈夫な花でいっぱいにしたくて
花苗を植え込んだのは その思いその願い
そうすれば元気出せる気がして


ジュピターを聞く
意味のないことなど 起こりはしない 
その一行にしんとする


1916年02月02日(水)

根くらべ 私モ負けたね

でもそれでいい

二人の声が証明している

そしてまた
時間がゆっくりまわりだす

動物はセラピーだ


1916年02月01日(火)

義援金 救援物資 
行動を起こしたのはそれだけで
他は何も出来なくて
ニュースを見ているだけで
ボランティアの人達を偉いと思いながら
ただふだんより小さな生活を送っているだけで
何かを我慢して
国がお金をまわせるようにするしかできない




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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