消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1910年04月30日(土)

たまに秋の気配を感じるときもあるけれど

はるか北の山合に向かって
川面は風の道となる
ざわざわと晩夏の風に大きくなびく
夏草の茂る土手沿いのコース
南の大きな空にはまだ
入道雲がそびえ並ぶ
こういうのナントカ太郎と呼ぶんだろうね

大地と呼べる場所は北海道にしかないと思っているけれど
大きく真っ直ぐに茂る木立の間延びした列は
大地という響きを思い出させる

久々に 北海道に住みたい そう思った
この濃い緑の風を見ていると


1910年04月29日(金)

冷えた小ぶりの無花果4つ
ナイフで皮を剥いて二つ割にして
白い器に盛り上げてみる
飲み物は冷たいブラック珈琲で
昼にする

栄養管理云々からはかけ離れるけれど
少しワイルド
アウトドアなかんじ
型破りで開放感
こういう暮らし好き
たまにしてみたくなる

野を旅するのはこんなものかもしれない
風の中で 草の上で 水のほとりで 岩陰で
命のつまった果実の恵みをいただくこと
冷たい湧き水があるといい
きっと元気になれる


1910年04月28日(木)

作業をしなくては解決しないこと
始めなければ進まないこと
手をつけて
とにかく手をつけて
始めてゆきまショ


1910年04月27日(水)

こころから
いい言葉をおくれば
こころから
いい言葉がかえってくる
そういうこと


1910年04月26日(火)

昨日見た不思議な夢
ずっと私をサポートし続けてくれたキミは
誰なのですか?
ふたり随分若かったように思う
昔傍にいたけれど気づかなかった人なのですか?
結局断念したあの南国の布地の高価な衣
本当ならもっとうんと安く
現地で手に入るのでしょうね
皆は早々と諦めて行ってしまったのに
いつまでも決心のつかない私の
わがままに付き合ってくれて
ずっとガードをしてくれてありがとう
あの浜辺の古ぼけた建物は
何だったのでしょうね
旅館のような学校のような
旧いモールのような民芸館のような

薄暗い木造の階段に
皆の声がこもっていた
ほの暗い照明の下で市を開くおじいさんの声は
聞き取りにくかったですね
親切だったけれど


1910年04月25日(月)

ずっとずっと
貴方の真実を見たかった
いつか真実に触れられると思っていた

でもいつも
張り子の抜け殻を残して
ひとり飛び立ってしまう

高笑いしてるのでしょうか


1910年04月24日(日)

髪を切った

思い切りショートにした

潔さを身につける修練をしようと思う


1910年04月23日(土)

苦しい辛いといい続けても
貴女がハダカの自分を見ようとしない限り
救われないよ
たとえ命を捨てたとてそれは単に
ハライセとかアテツケとかイヤガラセでしかないと思う

ほんとうの自分のココロさぐってごらんよ
その自分を認めないなら
許せないなら
生きてはゆけないよ

貴女は血の流れる人間で
神ではないのだから
人間は誰しもどこか出来損なっているのだから
そのことを知り認め許さなければ
自分もそのひとりと感じなければ

砂糖衣をかけないで
自分の心の言葉をまさぐれば
たとえ憎悪の呪文でも
貴女の胸の奥底に
新しい血がわくと思う
ひとの命を灯し続けるのは
流れ続ける熱い血なのですから


1910年04月22日(金)

人生何が起きるかわからない
いろんなことが起きるよね
思い通りには進まないよね
期待と落胆の繰り返し
でも希望はもっていたいよね
それだけが生きてゆく支えだよね
頑張って生きてゆくしかないものね
ジンセイ タノシイデスカ  ?
ワタシハ ショウショウ ツカレテイマス


1910年04月21日(木)

ひとの喜びや悲しみに立ち会うことは
自分の中の何かを呼び覚ます

今出来ることを力一杯がんばってみる
そうできることが 幸せなのだと

そして神妙に
何をできるのか思い巡らす

君を応援している
支えたい
たすけがいるなら いつでも手をのべる
頑張りすぎる君のからだを心配している


1910年04月20日(水)

新月に近い夜
子猫の声がして
その声が気になって
未明に開いた窓には
赤銅色の細い月と金環食のような環が
低く見えた
そして高くに
オリオンとスバルが見えた
真夏ということを忘れた

ペルセウスを待つときには
夏の大三角を仰いでいても
オリオンは冬と思ってしまう


1910年04月19日(火)

根底になる大切なことを
一生懸命教えてくれようとするひとがいい

表面的な情報だけを並べて
知ったかぶりしているひとには惹かれない
どんなに物知り顔しても


1910年04月18日(月)

望みがいっぱいあったので
してみたいことを全部してみた
たくさんのことを同時にしてみたので
失敗もたくさんあった
芽の出ないものもあった
でもそのことを知ったことが収穫
二度と手を出さなくてすむ
やってみれば納得がゆく

さて たくさんのアトシマツ
どれから片付けてゆこうか

未練なく捨てられる
この気持ちが大事と思う
納得は安定感
得心がゆく そのことが解決策

自分が行動しなきゃ
いつまでたっても得心なんかできない

解決しないよ
他人のせいにしている ソコのキミ


1910年04月17日(日)

可憐な少女だった
元気な娘だった
明るいひとだった
行く末はどうなのだ


1910年04月16日(土)

千の風になって
貴女みたいにそんなに感動しない
いまさら という気持ち

歌を知るよりずっと前から
自分の中に湧いている気持ちだから

もう会えないけれど 
ずっと言葉をかけてくれているから
お墓になんているのでなく
いつも傍に感じているから
いつも話しかけているから

私の胸の中に
鮮やかに熱く サインを送り続けてくれたから
私も命絶えれば そうなっていると思っていたから
風になってぬけてゆくと思っていたから

今さらその歌詞に あっと驚きも感動もない
アタリマエのこととして ずっと心にあったことだから

だから此処に書き留めておく
歌を聴きません


1910年04月15日(金)

素朴で
善良
それでよい


1910年04月14日(木)

人生 何が起こるか分からない
というより
いろんなコトが起こる

めげないこと
選択肢をたくさん持つこと
ねばり
いろんなコトが起こるのを
愉しむこと

気分転換の明るさをできること


1910年04月13日(水)

勝とうと思うわけではない
負けるつもりはない

その程度の努力


1910年04月12日(火)

人に恩をきせる言い方をする人
いかに自分がギセイをしたか吹聴している人

たちです


1910年04月11日(月)

人が見ていないと思ってする
悪い行いも

誰も見ていないところでする
よい行いも

神は見ているし
いつか報われる

と教わってきたけれど
それって 因果応報の世界?


1910年04月10日(日)

くだらなー!
要するに 甘え
ふんふん言って
護られたい病 デショ?
自分は他者を守ろうとはしない
ひとの力になろうとしない
いつまでも子犬でいたい
子猫でいたい デスカ?

年齢相応の魅力というもの
輝きがあるでしょ?
年齢と引き替えに得るものが


1910年04月09日(土)

静謐は見えぬ音
佇まいは聞こえぬ動
水に立つ蓮花の
夢色
届かぬ想い


1910年04月08日(金)

面影に祈る
その二本の白い樹に願う
命存えよ
青々と葉を茂らせよ
天へ


1910年04月07日(木)

ナリタイモノハ 妖精
女神デモ 王女デモナイ

ササヤカナ能力ヒトツデヨイ
万能デナクテヨイ
権力モイラナイ

見エル人ニダケ 見エレバヨイ
大キナ魔力ニ勝テナクトモ
命ヲ失ウコトガアルトモ
ソレデヨイ

何ニモ執着セズ
小サナ倖セヲ 生ムタメニダケ
生キル


1910年04月06日(水)

向上心のないひとと話していてもつまらない
向上心のあるひとなら 
どんな話も自分の糧とするだろう
意見の相違にこそヒントを得るだろう
それは楽しみのはず
批判されたのつつかれたのと言わないはず
ましてや切れたり血が上ったりせぬだろう


1910年04月05日(火)

調べごとをしていて出会ったのは
それは花のサイトではなく 
花写真のサイトでした
だから育て方とかは載っていなくて
眩いほど美しい花写真が並んでいた

思った
写真は写真の美しさ
花の美しさではなく

土の匂いも風の温度もなくて
モデルのスタジオ撮影のようなポートレート

きれいな写真だなぁ とため息が出たけれど
きれいな花だなぁ とは思わなかった
まるで 造花のようでした
撮られた花は 嬉しいのかな


1910年04月04日(月)

いっぱいのものは
整理してもいっぱいのまま
何も減らない

整理するという言葉でなく
清算するという言葉を使う方が
いいかもしれない
その方がきれいにできる

本も服も花も胸の想いもアドレスも


1910年04月03日(日)

想定できるリスクを
受け容れる覚悟ができたので
決断する とにかく実行に移す
覚悟すればコトは意外に軽やかになる

貴女にとってのメリットは私にとっては負担
私にとってのメリットは貴女にはデメリット
それを押しなべて円やかにした
互いのメリットを重ねる

天に伸びよ
その地に永く命をつなげよ
その地を永く守りたいから
いつまでも待ちたいから
祈る気持ちは他に通ずる


1910年04月02日(土)

昨日途中で止めた作業
再度取り掛かろうと思う
どうだろう
暑い中 達成できるかな
変更した方がいいのかな
でも 仕上げたいのでがんばろうかな
準備を万全にして

蝉が元気
もうここにはいないかと思っていた
七年前の蝉なんだね


1910年04月01日(金)

外の作業で
初めて突然動けなくなった
意思というものがどこかへ消えて
次の動作に移れなくなった
逃げられない暑さ を感じた
キケンを感じた
怖さを感じた
全て放棄した

熱中症というのは こういうふうなのかな
突然になるのかもしれない




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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