消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

1st    index         new


1909年07月31日(土)

声を聞きたくて
部屋を出る
風の中へ彷徨う

巡ればまた
小さな天窓より


1909年07月30日(金)

ひとりは怖いけれど
誰を待っても仕方ない
黄砂降る空の向こうは見えないけれど
入れば何かに遇えそうな

出航はさすらい
漕ぎ出せば洋々と


1909年07月29日(木)

仕事を切り替えて
自分を切り替える
道標がなくても径はある
ほんの少し草の倒れた跡もある
崖から吹き上がる風は
強いけれど気持ちいい


1909年07月28日(水)

ルーツを二枚
慈しみを一枚
小さくして
ぬくもりを抱く


1909年07月27日(火)

すりガラスの向こうに
ほわっと白い春があって
苺はほんとは今からよ と
言ったのを思い出す


1909年07月26日(月)

謙虚さに救われる
控えめとは違う
抑えることではなく
省みる気持ち
傲慢にならぬように
自分を問う気持ち
受け入れようとする気持ち


1909年07月25日(日)

花見の宴をしていない公園で
桜が満開でした

ふわふわの花に囲まれて
風がときおり香りました
初めて知りました
桜の花の匂い

お酒で花見をする場所では
気づかないかも


1909年07月24日(土)

ありがとう
貴方の意向はわからないけれど
私は感謝しています
いつもありがとう


1909年07月23日(金)

君の夢に賭ける
一緒に翔ぼうと思う
だから私は堕ちないよ


1909年07月22日(木)

ぽくぽくと歩いて出てみようか
自転車ではなく
あちこちの庭を見ながら
知らない花に目をとめながら

よその花蘇芳は もう満開かも知れない
この紅紫を見ると 初夏の覚悟ができる


1909年07月21日(水)

アリッサムの香り
どちらかというと好きでない
いいとは思えない
畑の匂い 土の匂い 牧場に咲く花の匂い
そう思っていた

今日 
まばらに咲いた菜の花のそばへ行ってみて
わかった
畑の匂い という記憶は
菜の花の匂いだった
土だけと思ってる畑のそばを通った時に
きっとどこかに菜の花が咲いていたのでしょうね
昔の記憶

だからアリッサムの匂いは菜の花の匂い
今まで結びつかなかったけれど
アブラナ科だったこと思い出した
花の形だけでなく香りも似るんだ
菜の花の匂いと思えば さほど気にならない


1909年07月20日(火)

本当に嫌なこと苦手なこと
でもどうしようもない
人の手を待つこともできるけれど
今は自分でするしかない
必死で意を決した途端に 急展開する
驚くほど

神は見ている
認めてくれる


1909年07月19日(月)

丁寧すぎるほどきちんと行き届いているところは
信用に足る 次も利用しようと思う
でも対応に手抜かりがあるのは 
ちょっと足りないんじゃない? と思う
たまたまその時だけというのでなくて
マニュアルそのものに甘さがあるとわかったのは
もう利用しません
業者さん 気をつけてね

でも そこを選んだのはこちらであって
こちらも勉強不足という甘さはぬぐえません
勉強になりました


1909年07月18日(日)

吐露

甘くも苦くも
小さくも激しくも

耳に残るようで
すぐさま忘れ去られるようで


1909年07月17日(土)

占いを頼りはしない
けれど西洋占星術って科学とも思う
星や宇宙と繫がる考えってすごいと思う
骨や石や枝を割ったり投げたりとは違う気がする

ホントかウソか
満月の日にはお産が多いとか

自分の星座の時期 
何か気持ちがざわつくのは
星の力だと思っている

他の人はどうなんだろう
話したことはない
うお座は優柔不断といわれる


1909年07月16日(金)

なんて静かな朝だ
こんなに静かな日があるなんて
春休みってすごい
幼稚園から声がしない
小鳥の声ばかり聞こえている
静かな門の前を通る
久々に オトナの世界を味わう気分
おとなはおとなで苦労があるんだよ
たまには ゆっくりさせてください

しずかな空気が心地よい
山へまた登りたくなった
山の上はしずかだ
しばらく登ってないことを ふと思った

いろんな事ができるはずだった
でも結局一人じゃ何にもできない


1909年07月15日(木)

迷路パズル すき
からまった毛糸をほどくの すき
固い結び目を解くの すき
ルートを辿るの すき
いつか出口がある と信じている

ナゾ解き すき
答えは いたってフツーだったり
目からウロコだったりだけれど
あれこれ考える途中がすき


1909年07月14日(水)

合宿の最後の夜の消灯前
みたいな気分だけれど
辺りはしずかな闇
おやすみ


1909年07月13日(火)

期待してくれるな
期待されない方が楽 
そう思ってた

でも今の私 
何か期待されているだろうか


1909年07月12日(月)

捨てきれないアドレスがあって
ふと辿ってみても別にかわらない
人はそんなにかわるものじゃない

陰に何かがちらちらする言葉のやり取りが
イヤだったから
それを大人のやり方というのか

でもそれでずっと続いているのが
ふーーん という感じで
やっぱり疲れた

写真は綺麗なところなんですが
張り合ってる空気についてゆけない


1909年07月11日(日)

いろんなことが競争の中で進むから
しかたないことです
どんな生き物も生き残るために
生き続けるために競争があるから

でも共存ということもやってる
そのバランスでうまくやってる
そのことを人は忘れているようです
勝ち残れば全て巧くいくと思っている
怖いです
進化し続けることばかり考えているけれど
ある期間全てをストップすればいいのに
時間をとめて ゆっくりと見回してみればいいのに
そのままで十分なこと いっぱいあるのに

競争し続ける限り
そこからドロップすることができないから
だからあなたは頑張ってる顔して疲れ果てている
外に向けてアンテナはるより
あなたの土地に泉をみつけませんか
井戸を掘って こんこんと清水を湛えませんか
ひとも動物も笑顔で寄ってくるような


1909年07月10日(土)

ひとりが好きだ
ひとりで仕事したいと思う
いつもそう思っていたけれど
今誰も居なくて無茶苦茶だ
つまらなくて仕事にならない
案外ダメな自分発見

初めから居ないのと
居るべき場所に人が居ないのは
まったく違う
そわそわして落ち着かない

何だかんだと
支えられているということ


1909年07月09日(金)

自分では 人を支えてるつもりでいて
本当は 私が支えてもらってる
ひとりがどんなに寂しいか
はっきりわかった
ありがとう
いてくれて ありがとう


1909年07月08日(木)

昨日の激しい雨で
散った桜が地面にへばりついています
土にぱらぱらとくっついている景色は好きです

花筏になってかたまって流れてるのより
乾いて道路の端に吹き溜まってるのより
色が鮮明な気がするから

晴れ上がればもう完全に
季節がかわるのでしょうね

初夏という季節
何時もは ついてゆけなくて疲れる気がして
そう好きではないのだけれど
今年は 待っている気がします


1909年07月07日(水)

心の怒濤のような数日
何を残していっただろう
打ち寄せて何を引き込んで帰っただろう

これから静かに考えてみる
わたしは かわりましたか
かわりませんか
あなたにとって

明日からまた新しい生活
健やかに生きたい


1909年07月06日(火)

悩みのない人間(オトナ)なんていない
大きな長期間の悩み事だって あって当然
ずっと気分が晴れず浮かない気持ちでいることだってある
それフツーでしょう
いたってフツーじゃないですか
どうしてすぐクリニック
どうしてすぐクスリなんですか
医者と製薬会社 いたっては介護企業を
儲けさせてるだけ
そして税金が意味不明に使われるだけ
もっと自然の力を借りませんか
自然の懐で自分の傷を癒した古のひとの知恵
医者が忘れてどうするんですか
金儲け主義のヤブ医者だ


1909年07月05日(月)

私は処方箋にクスリを出しません
クスリの代わりに以下のものを購入してください

花屋に立ち寄り
薬代分の好みの花を自分で選ぶ
香りについて、水揚げについて
店員さんにアドバイスをもらう

果物屋に立ち寄り
上等のイチゴかメロンを さくらんぼでもいいです
薬代分 進物用にラッピングしてもらう
店員さんにリボンの色を指定する

スーパーはダメです
必ず店員さんが待っているお店に行ってください
花の香りとみずみずしい果物を見て選んでください

食器のあるお店へ行って下さい
好きな品をえらんでください

どれもあなたのクスリですが
購入後は自由です
どうするか いろいろ考えてください
何度でも出掛けてください

次回 
お話聞かせてください


    わたしが医者ならね そう言う


1909年07月04日(日)

気持ちの暴れる季節を
そろそろぬけて出ませんか

すくすくと伸びる季節に
真っ直ぐ空と向き合いませんか

丘にのぼって
緑の風に会いませんか

守護神ですよ


1909年07月03日(土)

予期しなかったけれど
そういう時期かな
あのひとがそろそろ動き出す
色彩的にはそんな時期
きっと何かあったんだ
うずうずさせるコトが
じっとしては居られないこと
それを隠してそ知らぬ顔で
春ですね
さぁ 貴方はどんな顔でいるのでしょうね


1909年07月02日(金)

いきがってる馬鹿はきらい
元気過ぎない健やかがいい
若さなんて理由にならない
温厚な人はこどもの時から温厚だよ


1909年07月01日(木)

三月は本当にバカになる
毎度のことだ
むやみに何でもほいほい注文してしまう
その時期 優雅だから

そして四月の初めにかけて次々届く
自分でも驚く
無計画に頼んでる
漠然と欲しかったもの をみつけると
ずっと欲しかったもの と錯覚してしまう
ネットやカタログ通販はこわいです
ストレス解消のはずが逆になる場合もあるから

でも今年はハズレはなさそう
よかった
大切にします
ありがとう

一年の厄落としみたいに
この時期バカを許されて
また一年がんばれる
ありがとう




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

* * * * * * * * * * * *        
* * * * * * * * * * * *        

− ささやかに −          

*  **  ***  ****        

日付は通し番号として記しています         


 *