部屋に金木犀の香りが残っています 昨日 入ったのか 夜忍び込んだのか
歩くと空気が動いて どこかにふっと香ります
あなたの部屋の窓から 私のこの窓 見えますか
見えると嬉しいです 灯りを窓辺に置きますね 点けては消し 消しては点け 合図を数えてくださいね
懐かしい気持ちで 会えますように
料金を払っている新聞です 作家というひとの文章が 紙面を割いてブログのように綴られるのが気に入らない 私はブログに稿料を出すつもりはないのに
そう思っていたけれど そのページは新聞のフリーペーパー部分なのかな
丸でも楕円でもなく流線形でもない 木の葉型でもすり鉢型でもない 何形というのだろう ほどよい丸みと厚みと重さで かもめの卵のような 白いチューリップの蕾のような 掌にころりとおさまる白い小鉢が 心地よい
夕映えに見とれていて ぶつかって 倒れそうになりました ごめんなさい 恥ずかしかったです
昨日は何ともなかった道に 今日、金木犀の香りが満ちていた あちこちの庭の樹で一斉に咲き出した
春に刈られた樹も ところどころに元気に花をつけ 甘い香りを広げていた
鏡のように照る月に映りそうなほど
3連休っていい 過ごし方が積極的になる 静養であれ活動であれ
だから明けには どこか吹っ切れてる気がする 少しばかりテンションが上がって
いつもの週明けのように ぼんやりするうちに次が始まるのでなくて いやだなと思いつつ始まるのでなくて
噛み砕くこと 問題をほぐすことは大切だ 見えぬ部分を鮮明にする作業は重要だ 誰かのためにではなく 自分のために
使い方や扱いが悪いのではなく 設備に機能があるのに働いていないだけのこと 必要な機能 その機能のための設備なのに 調整が悪いだけのこと 責任の所在は明白だと思うけれど?
二月毎の小さなカレンダーがある 今は黄金色の稲穂の写真 9月に元気な花から変わった時 地味だなぁと思っていた
10月になって急に生き生きと輝いて見える 山合の田に見える 通る風の冷たさがわかるほど 澄んだ光がわかるほど 薄手のカーデガンがいると思うほど
夕焼けが美しいだろうね
イナバウアーを バナナウアーと言うお年寄りがいて そうね バナナみたいかも とも思っていたら こちらまでうつってしまって コマル だんだんどっちでもよくなってしまう
待ちくたびれた もう返事はいいよ 破棄します
削除との違いはね びりびり破り捨てるのと 一発で消してしまうのと
時間をかけて 気持ちをまとめたいから 小さく小さくちぎるでしょう
町のあちこちで運動会をしている 公園の広場で小さいひとたちが親子で踊っていた 民間の保育園なのか こじんまりと少人数で 音楽は若くない先生の生伴奏だった 子どもたちに合わせる手作り感がやさしい 散歩の犬もみな見ていた
物事の見えぬひとは幸いだろう
心悩ますことなく痛めることもなく
何を見ても平易そのもので毎日すごしてゆくさまに
こちらが胸騒ぐ
そのひとを見ていて 昨日の中秋の名月を思い出した
ただの月とも満月とも名月とも別のものだった
プラチナの輝き 神々しく聡明な輝き 君臨する輝き 月の女神はこの月にこそイメージできる
でもそのひとは 女神ではなく 涙を流す 肌の温かいひと まばゆいばかりの精神をもつひと まっすぐな志をもつひとです
やっと決めましたか ようやく腰をあげますか きちんと整理してください
空間を生み出すことは 自分の内にも新たなものを 受け入れる準備ができること
上手く言いぬけをして サボる口実をならべて
あなた自身のことだから 私は一向に構わない
あなたの望みへ近づくすべは あなた自身の中にある
真に望んでいるのなら
ただ思いつきの興味本位だけだったのなら 親身に教えたことは何だったのでしょう ただ聞き流すだけで学ぶ気がないのなら 何をそんなに急ぐのでしょう 遊びの中で伸びるのは 時間のたくさんある子どもたち 大人には時間が多くないことを気づいてください 真剣に向き合ってこそ身につくのに
消えてゆく小さなことのはずだった 何か変わった 心の中の比重ですか密度ですか 空間容量ですか 音の響かぬ空間には住めない 隙間のない場所では息ができない
プロフィール 風を待つひと 風の訪れを待つひと 風見鶏ではない 風旅人ではない 天窓より 遥かなものへ想いを馳せる
涼しくなって 窓を開けずにいることが多くなった 秋になって外が静かになった 動きがなくなった そう思ってた
本当は音が入らなくなっただけ 世界は同じに動いているのに 内にばかり気持ちがゆく
難しい雨です 冷たかったり蒸していたり 人の声も高かったりくぐもったり
透明な明るい笑い声に ほっとする
尋ねもせず 断りもなく 好きでないものをどかどか持ち込まないで うんざりします 思い込みはよくない 押し付けはよくないよ 貴方の好みさえ つかめなくなりました
我儘なのも困るけれど イエスマンも閉口する
知性感性思考 主体的な自分を出さない人と話しても まーーったく面白くない
感情が交わらなければ 心の交流なんて ありえないでしょ
私はキミと話しているのであって 私と話しているのではないよ
わきまえてください あなたは今 我儘を抑えるべき時にあり 抑えるべきひとなんです
頑張ってるのは認めるけれど 有頂天に突っ走らないで 横でブレーキをかけ続ける身にもなって
ツカレマス
何かをどんどん変えたくなって いろいろ考える
白に花を加えようか 白にばら色を足そうか アイボリーもある チョコブラウンもある
カラフルなイメージをふくらませてみると 何か陽気になった あたたかな秋色もいいだろうね
デパ地下の有名店の催し 秋の行楽弁当やお月見弁当は 春の行楽弁当やお花見弁当より ホンモノの料理な感じでおいしそう 重みを感じる 春はなんかスイーツっぽい ポスター見るだけで買ってないけれど
昼夜逆転 ではなくて ずれるという感じなら いいのかもしれない
夕方になってからと決めず 夜を待ってからと思わず 昼間からしてしまえばいい そのことをヘンと感じずに 当たり前にしてしまえばいい
本当の逆転なんて そういう生活はできないのだから
会う人ごとに大らかな挨拶をしてくれるのではない 秋はひたひたと それは床から忍び寄る
足元の何かひやりと心もとなく もう誰の助けももらえぬような 孤独に生きてゆかねばならぬような ひとのぬくもりを断ち切られたような そんな不安をふと持ったりする
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