届ける言葉が見つからない 伝わる言葉をみつけられない
何も変わっていない 同じ ひとはそんなに変わらない 閉じ込めていただけ STOPしていただけ 歩き始めても変わらない 同じ
だからみつからない ずっと好きなものは違っていたから
気がつけば淡い紫の花がいろいろ咲き出していた ぎぼうしや小さな山紫陽花や じゃのひげやセージ
黄色い花は散ってしまった 危険な杏は落ちていた アガパンサスの蕾があがっている ねじ花の蕾もふくらんでいた
夏になる
所在なく部屋にいて思い出した 何もできなくなる前 衣替えをしていた もう完全に夏準備をしようとしていた でもまだ途中のままだった しまったものもあるし 出したものもあるし でもまだ混ざってる引き出し こんなに空がクリアだと 梅雨なんてあるのかと思ってしまう 肌寒用のなんてもう要らないか 何かしようと動いてみる
いろんなところでいろんな人が逝く 逢うはずだったひとも もう逢うことはないのでしょう そうやって流れるときに 新しい営みが始まるのでしょう 引きずられることなく 新しい想いを育ててください
ひと月のもう半ばを過ぎた いつの間に過ぎてしまったのだろう 怪我をした病気をしたただそれだけで 何をしていたのだろう 梅雨に入ったというのに まだからりとした風が入る 紫陽花のことも忘れた 何と遊べというのだろう 紫の花が咲き始めていた 去年植え替えた若木 ずい分花をつけた 虫たちが絶え間なくやってくる 君たちにはもう夏なんだね 忙しいのだね
死んだようになっていた 水さえ受けつけなかった
やっと白粥を口にするとき ほんとうに しみじみと 食べ物のあたたかさがわかる 食べられることの有り難味がわかる ほかにはもう何もなくてもよいと思える 食べられるということが命につながると 体の奥からわかる
本当に我慢強いのですね 私ならとうに投げ出している 自分へのプライドですか 自分からは捨てないという 捨てるつもりかと思ってました だから触れないでいました 必要ないのだと思っていました 振り切りたいのだと 消滅を願っていると そう感じていたけれど 違ってたのでしょうか それともさくらんぼのような夢や希望を信じていると
どうなったのかは知らない どうなるのかもわからない だって周りが動かない 影すらないし声もない わたしにはわからない
きっともうヨソゴト かかわりたくない ってことなんでしょうね いいえ はじめからヨソゴト だったのでしょうね
そ知らぬ顔のあなたもみな
咳の発作を鎮めるのに苦労している 外はこんなに心地よい夜なのに
人知れず合歓の花が咲いていた ほのかに灯るように
白い山紫陽花もあった 小さく灯るように
感銘を受ける女のひとの美しい姿 神々しささえ感じる姿は 老若関係なく彼女の祈りの姿 一心に祈る姿
男のひとの美しい姿は 一心に労働する姿 年齢貧富学歴職種関係なく 彼が彼の仕事を一心にこなしている姿
何かに突っ張って 硬くなっている自分がいる 本来の自分 やわらかな自分を忘れている
瞑想とかヨガとか いいのかな
遅いなぁとやきもきしていた本 3日も前に店から到着メールが入ってた 溜まっている未開封に混じって 気付かないでいた 急に元気が出た気分
変化が好きだから 移ろうことをよしとする
次々と生まれ飛び立ち割れてゆくしゃぼん玉も 色褪せてゆく大虹も 一瞬のイカヅチも 激しく好き
何百年と残るものより 瞬時に消えるものの方が好き
嘆きも哀しみも涙もいつかは乾くと思っている 生きた後は 残らずに消えたいと思っている 遺さずに消えたいと思っている
美しい羽を拾い集めてかき寄せて きれいなカラスになるのでなく
目立たぬ土色で貧弱であろうと 私は自分の羽を纏っていたいと思う
称賛を欲しいのではないので 水鏡に自分の姿を映せればいいので
ふと気付いた 七夕まで あとひと月もないのですね
去年は気にしないうちに通り過ぎていった 一昨年もそうだったように思う
今年 妙に気になるのはなぜだろう 何のイベントがあるわけでもないのに ただ よい夜空であれと思う
あなたがいうように 決まったとおりに進まないのを疎むこと を 几帳面とするなら
私はきっと程遠いきっと正反対
予定変更という言葉が好き ルートをそれて よそ見寄り道回り道が好き それでなくては楽しくない と思っている人間 ずっと先まで見えている真っ直ぐな道より 湾曲した小径や曲がり角のある道が好き その道のその先はミステリアス
私はきっと好奇心に勝てない わくわくすることについてゆく きっと人生変更ばかり 几帳面に生きられない
あなたの突発的できごとに対して 白々しくよそよそしく冷たい自分を発見する きっと本質的な部分だと思う 外でほかの人とは優しく話すのに
ココロかたくなってしまった
たった一言の結果を ただ待ち続けるのも 良し悪しだなぁと思ふ 進退考えるべきかもしれぬと思ふ
自分の気持ちがすくからといって 他者に切り込むような突き刺すような言葉 やっぱりよくない
言葉は気持ちをのせるもの ひとを傷つける武器にしてはいけない
でも心の中で暴言を吐く
言葉の端々に 競争心を燃やしているのが分かる人 苦手だ
フェアなライバル意識というより 敵愾心に燃えて みたいな
勝ち負けや上下を決める話題ではないのに 全て自分のモノサシが正しいみたいな
同じものを神様はつくっていないと思う それぞれ違って それぞれの価値があると思う もっと大らかに他者を認めてほしい
笑顔を無理に作ろうとしていませんか かたい笑顔は笑顔じゃないよ
相手に敵意も悪意も無いことを示すのに 笑顔である必要は無いと思う 礼節をもった柔らかな気持ちであれば 自然に伝わるでしょう
笑顔は自然にはじけるもの 好きだから うれしいから だから気持ちがほころびる 笑顔ってただそれだけ でももらえばうれしい 一緒にほころぶ輝く
作って出すのでなく 自然に引き出されるもの 貴方を笑顔にしてくれないものは 所詮 失っても平気なもの 無理に掴んでいなくてよいもの
貴方に届ける言葉がありません 届けるこころが消えたから 義理人情の世界から少し離れたかったから きっと私は冷たいこころ 応援したくもされたくもない気持ち 竹垣のような垣根は苦しい 頑丈な石囲いで安堵している 例えそちらが春風でも こちらの夜風に佇んでいる 目を閉じて
あのこはきれいな子猫だった わたしは可愛い子犬だった 人生は大きく離れて もう会うこともない
あぁ そうだ かろやかな小鳥も
美しいものを遺そう 美しい部屋 美しい庭 美しい垣根 美しい窓辺 美しい床 美しい家具 シンプルで美しい暮らしを遺そう 残るのは暮らしの跡 美しく生きたと
私の要望を聞き入れてくれないことを がっかりしていたけれど 私は君の要望をたずねなかった
悪かったのは私
ちょっと覗いてみたのだけれど 閉じてしまった
きれいな言葉が単調に続く 美しいリズムが単調に響く それだけのことだった 磨きぬかれた煌きの粒を繋ぐネックレス
でも欲しいのはそうじゃない 手にとって握りしめたいのはそれじゃない
銀のペンダント 古びて重くて少し黒いところもあって でも世界にたった一つの形 細やかな手作業で 時間をかけて作られたもの
水辺ではなく林にも蛍がとぶと知りました 小さな種類らしい
蛍のいない国もあるのでしょうね 初めて見た人はその不思議を なんと思うのでしょうね
こんな感じの歌をふと思い出した メロディーは覚えているけれど 歌詞はうろ覚えです
あいうえおほしさま かきくけこんや さしすせそらを たちつてとぶよ なにぬねのはらに はひふへほたる まみむめもうすぐ やゆよるがくる らりるれろ わをん
プロではないのだから そんな言葉使いしないで
憧れも焦りもわかるけれど カッコつけの感じ 借り衣のような薄っぺらな感じ
まだ修行中の身なら その真摯な気持ちを言葉に入れて
プロっぽく振舞えばプロに見える と思う気持ちが態度に出るなら プロ気分で大物振る舞いするなら 応援してくれる人を失うでしょう
学ぶは真似ることから という でも人は同じではないのだから 真似るだけじゃつまらない 人は智恵の生き物なんだから 代用応用オリジナル 想像力イメージ力推理力創意工夫 という信条
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