言いよどんだり誤魔化したり 後ろ手に閉じられた言葉 そこに本当の答えがあるのでしょう? それを聞きたかった でもいつも聞けなかった そしてこれからも もう私は尋ねないから
人が皆そこにいるとは限らない 人は皆そこから出ようとしているのですから 人は皆出たいと願っているのですから
その答えを予期していた気もします でも願ってはいなかった 人が皆セオリー通りの答えを願っているとは限らないのに
その言葉は私に残りません セオリーはそこらに転がっているから 心に刻む必要がない
私の心に残ってゆくのは 激しく交信し揺さぶられた言葉だけです
貴方がセオリーで固めるのは 交信が面倒なだけ
種をまいても何もしなければ 荒れ野にも枯れ地にもなってしまう 何を望んだのでしょう
元気でしょうか ならいいです それだけを心配してた あなたのことはわからない 真剣だったり目茶苦茶したり ひとに対しては丁寧なのに 自分のことは投げすてるから
落ちる林檎に
浜辺に桜貝を寄せる波に
すべてのものに
星の力
ゆっくりと おだやかに
そこに人がいて家族がいてしっかり抱き合って 言葉を交わすのが見える 聞こえる気がする どこの言葉かと気にもならない 家族の原点 ただそれだけが見える
目の色髪の色肌の色言葉食べ物習慣が違っても ひとの心のつながり方は同じということ 何の違和感もなかった 安堵があった あたたかだった
本当に 幸せになって欲しい 気の毒でしかたない たくさんの励ましの声に感謝していますと語っていたけれど 周りが彼女の姿に心うたれているのだと思います
引き離されていた家族と一緒に暮らせた時に 思い切り泣いて思い切り笑おうと 不安を歯を食いしばっているのだと思います
幸せになってほしい 過去をいっぱい取り戻して埋め尽くして 心の底から笑える日がきちんと来ますように
どんな時も 人として 礼儀というものを重んじる その姿は人の心を動かす
そう感じました
メロンパン屋さんが来ていて ほかほかのメロンパンを皆が買っていく
手を引かれながらかじる子や ベンチでほおばる会社員 たくさん買っていそいそ戻るOL
なんでメロンパンって しあわせなんだろ 大好きです
あなたは ソンナモノ と言いそうだけれど
しあわせって こういうものだよ
それはトリック 騙し絵 上ったはずが下りている 右へ出たのに一回りして戻ってる それは賭け カードの裏表 装い ニセモノ 大脱走 ねぇ核心はどこ
ニセモノ そうかも知れない オトナは常に礼儀正しく集うから もう使わぬアドレスにも 正装で ・・?盛装で ?清掃で
自分の決意で始めたことの決着は 自分でつけるものでしょう
湧き水を探しただけなら 泉にも清流にもならない
涸れてゆくのか沼になるのか あなた任せの吹き溜まりなら 意味のないニセモノ
色々な気持 放り出さない人もいるんだね
丸め込んで押しつぶして その上にどかっと腰を下ろしてしまう人
傍目には気になる 何をつぶして座り込んでるの?
本人にとっては もう石になってしまったのかも知れないけれど もうお尻に馴染んでるのかも知れないけれど
ときに悲しい気持はもう放り出したくなって 後ろ向きに高く放り投げた どっちに飛んだか 何処へ落ちたか 知らない 誰かに当たったかもしれない 綺麗な花の上に落ちたかもしれない でも考えずに放り投げた 放り出して 後何も考えていない もっと早くにすればよかった
時には かわりばんこに そうしてみない?
あなたがしても怒らないから。
むかし 瓶に手紙を詰めましたね
願わくば椰子の実の寄せる浜に着きたかった それともイルカの子どもたちとずっと一緒
中はどんなもの? 箱のこと全然気にならない 前はあんなにリボンが気になったのに
中から清流の音が聞こえます 透き通った水が見えます
だからいいんです それで
迷いも葛藤も 清流に於いて 何かがかわる しづかに はやく 解されて 流れてゆく
自然につかむ言葉がある そして それはずっと探していたものかも知れないと思う
清流
空でもなく 海でもなく 風でもなく 野でもない
でも何もかも映して 凛と涼やかに混ざらぬもの
いいではないか そこを清流としたのだから
ん? 何かの水のCM風景みたいだ
流れに流されたけれど ふと 私にだって 流れをかえる力あるかもしれない そう気付きました 清流も少しずつ流れがかわってゆくものだから
賭けはどちらの勝ちでしょう たぶん貴方の力が優ったのでしょう 流れの力が強かったのでしょう 一気に流れ抜ければ 淀みなく 澄んだ水音が絶えぬでしょう
ひとのこころは流れに流されるものです でも 清流ならば 流されてよいのです
イシコロをタカラバコに入れていたけれど しゃぼん玉にしよう 天窓から 宙へ
色褪せてひび入って消えてしまっても そらのどこかに そのかけら わたしのかけら
悲しいことは ふくらむ 膨らんで膨らんで 膨らみ続けて溢れる
すべて私
お喋りし過ぎて 茂みに迷い 葉裏に隠れる
じっと羽をたたんで ひそんでいる きみのように
確かめる勇気なく 飛び込む決意なく 鏡のように立て掛けて まっすぐ見ているだけ
鏡の向こうに 貴方がいるような気がして
思いがけない一瞬で 間違いかも知れないと思ったけれど
流れ星の消えるとき そういうものかも知れない
だからずっと胸の奥に残ります SOLONG
髪を切った きりっとした気持 美しくあれる気がする ヒールで歩こう 背筋のばして 面を上げて
あのひとのように つま先の尖った 細いヒールで
あんなに走れたらな
きっとこうなる 予感していた 願っていた それでいいと
終わらなければ 苦さが続くだけだから
淡い色の夕焼けに 銀色のイルカの群れ
背中は伝えるから
去ろうとする背中
立ち止まる背中
紅花 トラップ 東京湾景
これでいいのだと言い聞かせて荷を下ろす ひとの人生はいろいろと交わったり離れたり 方面の違う路線に乗った人とは もう会うことはないのでしょう ホームで出会い ある区間乗り合わせ そしてまた違う路線に乗り換える 行き先は違うから そういうものかも知れない そう思えば 人との出会いも別れも 人生のありふれた光景で というより寧ろ それが人生の基盤で だから大袈裟に騒がずに さらりとできたらいいな みたいな
つかめない心は浮遊して 自分の周りをまわっている
そっと広げた掌に静かにふわりと降りたから そのままそっと届けました
この次いつかはわからないけど
|