消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1920年06月30日(水)

湯につかれるというしあわせ

いろんなことが癒えてゆく


この文化の無い国の人は

他のどんな事でゆったりするんだろう

どんな幸せタイムをもっているのだろう

とても興味深い


砂漠の国に住むひとが

外に敷物を持って出て

夕日を眺めてお茶をしていた

熱のぬけてゆく風の中で

日課だと言っていた

そういうひとときもあるのだ


1920年06月29日(火)

テッシュー テッシュー

そう声に出して作業していたら

なんか軽快に進む

なんか気持ちが晴れてゆく


1920年06月28日(月)

撤退 という言葉を見て

その響きになにかすーっと

風が流れ込んだような気がした


重苦しい胸の詰まるような響きでなく

風の草原の新しい道を進むような


1920年06月27日(日)

好きこそ物の上手なれ

彼にその言葉を見る

好きだから 楽しいから


だからわくわくさせてくれる

夢広がる少年のように


1920年06月26日(土)

撤退が決まっているのなら

早めに準備を始めよう

撤退態勢は護りを固めると思う


1920年06月25日(金)

ねぇキミたち

遊びのアウトドアなら 火があれば 
食べるものは作れるんじゃないのかな

ましてやキャンプ場
串にさしてあぶるだけで食べられる
炎に入れれば焼ける
鉄板や網で大きなものも調理できる

おしゃれ度に腕を振るうのでなくて
豪快にみんなで楽しめばいい

わいわい作ってわいわい食べる
それが楽しいのですから

皆で火を囲んでいること
それが嬉しいのですから

少々の不揃いも不手際もいいのだよ
臨機応変に対応してゆく
それがアウトドアの醍醐味だと思うよ

家から全部お膳立てして来なくていいよ
美しい庭先テラスの続きにしないで

はるか離れた未知の土地と思いたいから


1920年06月24日(木)

去年は行けなかったね
今年は行こうね
蛍を見にね

人は空の星になるというけれど
蛍かもしれない

はひふへほたる
まみむめもうすぐ
やゆよるがくる 

そんなうたを
ふと思い出した


1920年06月23日(水)

身を守ろうとして
隠しごとを多くして
身を滅ぼしたのだ

openにしていればよかったものを

隠さずにいれば助けを得たかもしれぬものを


1920年06月22日(火)

そぎ落とす


心身ともに

物から離れて


大いなるものに

ゆだねる


という教え


1920年06月21日(月)

乗り越えよう

自分の気持ちを乗り越えよう


吹っ切る でなくて

乗り越えよう


1920年06月20日(日)

小さな可愛い花が植え込みの足元にあって

調べたら思ったとおりハルジオンという花だった


名前は知っていたけれど

正直こんなにかわいいとは思っていなかった

野の花ぐらいにしか


今度摘もうかなと思っていたのだけれど

摘んだらいけない貧乏草といわれたりするとも

書いてあった


摘まなくてよかったけれど

でもかわいい


1920年06月19日(土)

一番大切にすべきだったものたちなのに

失った

ごめんねと心で謝り続けて

どうなったかもわからなくて

きっと戻ったのでしょう

私から離れて


私は身一つで 生き直しになる


1920年06月18日(金)

街路のシャリンバイが美しい

この道は素晴らしい

雪が積もったようにふんわり密に花が香る

ずっと続く白い花の歩道

時々立ち止まっては花に顔をよせて

香りを楽しむ

適時の剪定がよいのでしょう

角に刈り込まれているのに

ぎっしりの花をつけている

夕暮れの散歩が楽しい


1920年06月17日(木)

乗り越えて

そう 乗り越えて

少しだけ進もう

解決も突破もなくても

乗り越えるだけなら

できそうだから


1920年06月16日(水)

日々の暮らしというものは
細々したことの積み重ね
意味なく連なるちいさなこと

大きなプロジェクトは
ソトで重きを置くしごと

今大事なことは何ですか


1920年06月15日(火)

信じるということをしていなかった

それが 嘆きの元を生んだ


信じるということをしていれば

起こらなかったかもしれない


きっとそうだ

それが 解 コタエ  かもしれない


1920年06月14日(月)

間違いにやっと気づいた

信頼する ではなく 

信じる だったのだ

それが使ってよい言葉だと

あくまでも 

信じるに徹する気持ちだと


1920年06月13日(日)

及び腰だったのだ

怖々だったのだ

だから失敗した


大切なのは 勇気だよね

自信を持つことより

踏み出す自分を応援する気持ちだよね


1920年06月12日(土)

短いメールの 

その


救われた気がした

元気をくれた


1920年06月11日(金)

言葉も浮かばないほどの苛々で
冷静さをなくしていた

冷静でないから
パニックになった

自分がパニックになるなんて
考えた事もなかったから

そのことでまたパニック

いいよ ゆっくりやろう
失ったものはもう帰ってこない
あきらめよう あきらめようよ
あきらめて 吹っ切ろうよ

笑顔を思い出したい


1920年06月10日(木)

いっしょに写るというのはいいものだ

知らない人でも近しくなった気持ち

共通の糸をもち

ちいさな絆になった気持ち


1920年06月09日(水)

大きな景が見えていないとだめだ

見たい箇所だけ照らすのではだめだ

だから失敗するのだ


1920年06月08日(火)

どんなことも理由はあったろう
原因があったろう

要因がいくつか絡んでいても
いちばんがあるだろう

そこを突き止めたい
今後の方針を探るため


1920年06月07日(月)

ひとのことばかり優先して

結果自分のことをできなくて

大損して


何のことはない

人任せ人頼みで自己中に生きる人の方が

安楽じゃないか得じゃないか


1920年06月06日(日)

ない

どこにもない

在るはずのもの

まぼろしを見て

やっぱりない


ごめんなさい

あなたのきもちを

おろそかにした


1920年06月05日(土)

次から次へと思い浮かぶのです

失ってしまったもの

覚えていなかったのに

ふと浮かぶのです

思い出すのです

曖昧な記憶の一粒をはっきりと

なぜか輝きを持って


1920年06月04日(金)

決断したのは 自分

でも追い立てられ感がある

追い立てた人間がいる

そういうことだ

ただそれだけだ 

そう思うだけだ

いつまでもずっと思い続けると思う

気持ちは軽くならない


1920年06月03日(木)

本当に大切なものを選び抜かなかったから
だから 大切なものを失った

見失っていたのは自分
誰かのせいではない

思いを失っていたから
見ていなかった

見ていなかったから
見失った

見失っていたから
失った

多くを失って
気づきと言えるなら
大切なものを選び抜いていなかった
ということかもしれない

あまりに失ったものが多すぎるけれど
自分が愚かだったということ

怠慢かもしれない
何かに胡坐をかいていたのだ

繰り返さぬように
本当に大切なものを選び抜く


1920年06月02日(水)

その俳優さんのドラマを見た

凄みを感じた

演技なのか

それとも

彼の素にあるものかも


1920年06月01日(火)

ドラマの撮影に入るとき

自分にとってはスイッチを入れてゆく作業でなく

スイッチを切ってゆく作業

俳優さんがそうコメントしていた


自分の中のスイッチを切る作業って

他のことでも役立ちそうだけれど

案外むずかしそう


10個のうち7個ほど切ってゆくというのは

無になることとは少し違う

残りのパワーは対応力になる予備力




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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