消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1918年08月31日(土)

進化する者たち

そこに誰でも加われるのだ


誰でも


1918年08月30日(金)

さゆりさんがピアノ
前回決勝の演奏途中で指がつって無念リタイアした曲を
乗り越えないと進めないからと自ら言って再度選曲
技術的な巧みさを超えて
情感のあふれる演奏に惹き込まれた

またチャンピオンに返り咲いた
ものすごく拍手した
一緒に涙が出ました

失敗を乗り越えないと前へ進めない
その努力と歓喜を覚えておきます


1918年08月29日(木)

そのノートに

記録し忘れても
記憶が消えても
空白が残っても
いいのだから

繋がらなくても成果は残る
個々ばらばらの積み重ね繰り返しそういうもので

そのスペースは 
虚ではなく休として
ゆったり構えよ
振り回されるな
open frame を厭イ ト うな


1918年08月28日(水)

寄り添ってなかったかもしれない

道をつくりガードをし

型にはめようとしたのかもしれない

自由に伸びるという自由を知らずに


1918年08月27日(火)

この次こそ

静かに黙って座っていよう

その場に居なかったように

気配を消して

気づかれぬように

記憶に残らぬように


1918年08月26日(月)

昼からずっと

金木犀の下で作業

満喫した

銀木犀もスイートオリーブも満開で

今秋は花つきがすごくいい

柊木犀だけ花がなかった

花のつかない株だったかな


1918年08月25日(日)

まだ薔薇色の西の空低く

ほの白い糸月

ふっとうれしくなる


1918年08月24日(土)

読み返してみて わかった

金木犀の香りに気づいて

あっ と嬉しさがあったのに

なぜか淋しくなったのは

その前に 

ぞんざいな態度の自分に落胆していたから

ハッピーにはなれなかった そういうこと


1918年08月23日(金)

気になって調べると 

この秋初めて金木犀の香りに気づいた
例年より数日早い 秋が早まった 
というようなことが記されたブログがあった

その日付は一昨日 
場所も近隣都市
昨夜気づいた私とほとんど変わらない
そうなんだ
なぜかふっきれた


金木犀が香るのは 秋だから


自然は確実に巡り来る

人の気持ちには関係ないです
当たり前です

だからゆるぎない自然に
人は支えてもらえるのです


かなしむのでなく
力をもらえばいいのです


1918年08月22日(木)

昨日 夜道に甘い香りを感じた

あぁ金木犀だ

この時期だっけ
ちょっと早い?
気の早いのが数輪だけ開きだした?
暗くてわからなかった

今日は青空
見ると至るところに
たくさんのつぼみが
競って咲き出していた

もうそんな季節なんだ

いつも幸せいっぱいになる季節の香なのに
今年は何か少し淋しい気持ちになった

なぜだろう


1918年08月21日(水)

ぞんざいな手招きになった
言葉の端がぞんざいになった
気持ちが波立っているのだ
横柄になっているのだ
気持ちが喧嘩っ早くなっているのだ
難癖はつけないが攻撃色になっているのだ
自分のコントロールを忘れているのだ
楽しめない自分がいる

急ぐのをやめよう
それだけのことで
呼吸が落ち着くだろう

急がない
そう決めるだけでいい


1918年08月20日(火)

マイナスもプラスも引き戻して

ゼロにしたい

やり直せるなら


1918年08月19日(月)

雨が激しく降る夜は
しずかに感じる

他の音がすべてかき消されて
雑音がない

雨音という帳


1918年08月18日(日)

スーパームーン前後
何日だったか思い出せないけれど
初めてさそり座を見た というか認識した

夕暮れ時 目立つ星だけが見え始めた頃
西の空低く横に並ぶ星をみた
右から大きいのが白赤白赤 他に小さな白
はじめ飛行機かと思っていた
時間がたっても位置関係は変わらず
調べてみるとさそり座だった
大きいのが右から(白)土星(赤)火星 
そこからさそり座が連なる 
赤はアンタレス

暗くなる時には低い星座だから
ここでさそり座が見えるとは思っていなかった
家並みに隠れると思っていた

たぶんタイミング
小さな星まで全部が輝いて見えるには
環境が明るいから
それに直ぐ沈むから
今までも気づかなかった

土星や火星と並んでいたから
アンタレスも目立って
何かなと思った

またいつか見つけられるだろうか


1918年08月17日(土)

まだ1週間も経っていないことに
本当に驚いた

もうずいぶん前のことに思える

一段落して落ち着くと忘れてゆくらしい


1918年08月16日(金)

それがどうしたというの
それがなんだというの
関係ないでしょ

そういう思いでいる
いらいらぷりぷり怒っている

一時流行ったギャグとは全く別の思い


1918年08月15日(木)

その薄いノートは
登山記録のようなもの
がんばった証しの書付
のちの自分へ覚書
明日は何が起こるのだろうか
予期せぬことで埋まってゆく
あてつけなどいらない


1918年08月14日(水)

近隣で大きな建築工事が始まる
先がけて旧建物の解体と撤去
その音と振動はかなりになると説明を受けた

始まって数日が過ぎた
若干離れているからか思っていたほどではない

それ以上に驚いたことは

その音や振動を
好意的に受け止めている自分がいること

頭や耳に響いてたまらない という悲壮感ではなく
どちらかといえば
クラッシュ時のそれは開放感というか快感にも似る

雷大好き人間の自分にとって共通感かもしれない

考えてみれば
普通に町に生きてきた人生に
周囲にはばかることなく大きな音を立てて
思い切りモノをぶっ壊す体験なんて ない

身近で起こっているそれは
まるで自分の疑似体験のようにリアルで
爽快ですらある

説明されていた騒音公害感など
今のところ全くなく 
むしろ人生初の体感とも感じる

もちろん現場すぐ近くの住人に対しては
そんな呑気な話は不謹慎であると思うし
自分もいつ頭痛に苛まれるかわからないけれど

そういうわけで取り敢えずは大丈夫


1918年08月13日(火)

その人 大人だなぁと思う

甘くも辛くもなく
礼儀をわきまえた
きっちりオトナなコメント

場が落ち着き和らぐ


敬服する


1918年08月12日(月)

思いのピークで行動を起こす
 
結果を問わず そこで終結すればいい

もうそれで思い残すことはないはずだ

新たな思いを抱けるはずだ

そうやって前へ進むのだ


1918年08月11日(日)

何年も前にもらった淡いペールオレンジの小ぶりの石鹸
何かのセットに入っていたうちの一つとかで
綺麗な花の絵の紙箱に入っていて
いい匂いがしている

その時は
開けてみたけれど香りが強くて
使う気になれなくて
また箱に入れて箪笥の引き出しの奥にしまった
ずっとそのままだったけれど
まだ香りがある
衣類に移ってほのかにいい香りがする

思いついて箱の文字を調べると
天然の花のエッセンスを使う外国のメーカー
その花のエッセンスそのものが
少ししかとれないものらしい
今はそれは商品化されていない
限定企画のセットだったのかなぁ

洗濯洗剤や柔軟剤売り場の香りに閉口するけれど
こんな香りならぐっじょぶ

洗濯で香りづけ等しないで
匂い袋かサッシェを使いたい


1918年08月10日(土)

がたついている場を取り仕切るのはたいへんな仕事
この先生はすごいなと思う
態度は一貫していて どんな場合も変わらない
声を荒げたりしない
信頼できる人だなぁと思う


1918年08月09日(金)

国に土産を携え帰るという青年よ
探し物はみつかりましたか
そのシャンプーと石鹸でOKでしたか
母国語は何だったのか
今もってわからないけれど


1918年08月08日(木)

知らぬうちに

ずいぶん軽はずみでおしゃべりで

お節介な人間に落ちてしまったようだ

いやなことだ 自分を恥じる

長々と続く論戦を興味深く傍聴しているからなのか



なるほどと思って聞いている

双方 知恵はあるらしい

丁寧に相手を言い負かそうとしているのが面白い

そうです 傍聴しているのは面白いです

先生が終了を告げてもまだやっている

本当に切れない人たちです

血が沸いてしまっている

いつまでもやらせてあげればいいのに

どこまで続くのかどう終わるのかを見たかった


1918年08月07日(水)

長考して
逡巡して
まとめたかたちを
置いてながめて
ぱくりと食べた
一呑みで呑み込んだ

苦くはなくて
甘かった

かたちは消えたけれど
十分楽しかった
何も残らないけれど
完全燃焼


1918年08月06日(火)

シャンプーできてよかったね

おとなしくできたんだね

さらさらで軽くなった

頭のてっぺんいい匂い

しっぽもふわふわ

風かんじる?

足取りも軽やか

何か思い出した?


1918年08月05日(月)

そのことは知っていたよ
その本を読んで思った



いつだって 何度だって

自分の中に 革命は起こせる

そう思ってきたよ
そう知っていたよ


1918年08月04日(日)

一瞬に消えた

忽然と

まるで記憶を消すように

腹立たしかった思いを すべて失った

思い出そうとしても出ない

私の内から消えた

その時が訪れた

天の啓示


1918年08月03日(土)

きっかけなどちいさなこと

あかるいこえひとつでいいのだ

ひとのつながりがへいわをつくる


そのことをそのノートにしるせてよかった


1918年08月02日(金)

しあわせ小鳥のピッチャー

乳白色の陶器に

優しい絵が描かれている

その色が好き

なに色といえばいいんだろう

少し藤色がかった青みのあるぎんねず

ずっと大切にしてきた

ずっと大切にしたい花活け

しあわせな気持ちになる


1918年08月01日(木)

葡萄色の曲線カット

かざす光は夢

ひとの手を渡り

使われるのか飾られるのか

ノスタルジックなものたち




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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