消えてゆく小さなこと
消 え て ゆ く 小 さ な こ と


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1918年03月31日(日)

君は鍵を託された 

時間を託された

音立てて道を開き

その空間を浄化せよ


1918年03月30日(土)

貴女を傷つけたものは

懸命に運ぼうとした
その重くて硬い力作だったのでは?

それを祟りというのなら
その無謀さを諌められたのです

周りを振り回す代償を自分で払った


1918年03月29日(金)

隣を植え替えたので
スイートオリーブが広々と見える
淡いクリーム色でやさしい香り
一人前になって花をいっぱいつけた

四季咲きといっても今がいちばん
金木犀といっしょ
ギンモクセイもいっしょ

白い花たちも青い花も
それぞれによい場所に落ち着いた


この日に起こったことは
本当に祟りなんでしょうか
私に時間はあるのでしょうか


1918年03月28日(木)

開けているどの窓からも
流れ込むどの空気も
金木犀をのせてくる

どの辻にも
庭先のツリーのように
蜜柑色の小さな飾りが鈴なりになった

日当たりのいい特等席の樹が
満開になっている

夜の湯殿には
昼間高窓から忍び込んだ金木犀が満ちている

あたたかな気持ちと
切ない気持ちが
湯気の中に立ち上る

嬉しい時はハッピーだけれど
哀しいときには辛くなる
胸に一杯になる少し重い香り


1918年03月27日(水)

朝 金木犀の蕾がまるくなってると思った

午後 ベランダで
道向こうのお庭の大きな金木犀に
オレンジ色の丸い蕾が目立ち始めたと思ったら

風にのって香ってきた

その季節になったんだね

この先は
あっという間に年が終わる気がする


1918年03月26日(火)

わたしだけのみどりの株
意味は秘密 誰も知らない

サプライズを育てることに
疲れて飽きて

もうどうでもよくなって

いらないと思う

でも捨てるつもりなら
そのまま放っておけばいいとも思う


1918年03月25日(月)

消すことと
捨てることは
同じこと
同じ作業

迷いからの
判断であり 
決意だ

何かを軽くするための


1918年03月24日(日)

堅固な石垣を針でつつくような
小さな行動を起こす

長年気にかかっていたことに近寄れた
一歩を出せたことでぐっと動いた
手を伸べてもらえた
それだけで十分
結果はどちらでもいい

気がかりなことをつぶしてゆく作業だから
結果が出れば忘れることが出来る


1918年03月23日(土)

修繕という言葉が好き
何かを修繕すること すごく好き

丁寧に見栄えを再現したり
発想の転換でびっくりするような方法で
機能を復活させたり

自分のものでなくても
お気に入りでなくても

そういうことをするのがすごく好き

挑み感がすき

修理とは少し違う感じ

修理は決まったカタチに戻すことと思う
修繕は道具や仕方に個性が出る気がする
した人の手跡が残る感じ かな


1918年03月22日(金)

ここ2年同じデザインの手帳を使っている
表紙の柄を選ぶだけ
3年目の来年用を買った

同デザインで大小2種のサイズがあると気づき
迷った末 今と同じサイズにした
でも結局後日若干大きい方のも買った

家でゆっくり触っていると
大きいほうが良いみたい
開き方がゆったりしていて反発がない
再来年はこっちだ

小さいほうの使い道を思案する


1918年03月21日(木)

長年さがし求めていたものを得た
他のものがすべて色褪せた
もう何も欲しいものはない


1918年03月20日(水)

息が吸えない と思っていたら

俯いていた

仰げばよかったんだ

空に胸を開くのだ


1918年03月19日(火)

久々に記憶に残る夢を見た


なぜか引っ越しをしてきたその日
下町のアパートのような階段の下
外で片付けや掃除をしていた
雑多な感じのする町 

なぜそんな所に居たのだろう
小さなスコップと靴洗いブラシを持って
うずくまった頭上を一瞬の轟音が過ぎた

瞬間線路に伏せていた
顔をあげると
少し先に茶色の電車が止まっていた
駅のようだけれど
人は見えない

怖くなった
早くその場を離れねばと思った

小さな斜面を下り
少し淀んだ水を進みまたよじ登り
込み入った家々の裏側を抜け
壊れそうな柵を越え
やっと道路まで這い上がったけれど
家がどっちかわからない
町の名も住所も知らない

完全に迷子になった

小さなスコップと靴洗いブラシを持ったまま
泥ネズミ状態で立ち尽くす


1918年03月18日(月)

こだわることには意味があるだろう
でも重要ではないかもしれないし
不要と思うことだってできる

使い切ることは意味があるだろう
でも重要ではないかもしれないし
不要と思うこともできる

いつだって
定義はなく人の判断だ

捨てる行為は
不要と判断すること
胸の痛みと決着をつけること


それだって
暮らしに新たな息を吹き返すことでもある

でも

使い切るというエコを 
実践する


1918年03月17日(日)

そろそろ暮らしをもどしたい

土をつかんで
水をつかんで
空をつかんで

深く息をして

大きく歩き

ものを運んで

時おり犬と話す


1918年03月16日(土)

カレンダーを一日見間違っていた

今日が本当の
満月の中秋の名月
大きくのぼった

ぴったりと平面的に見える
ただ明るい

灯篭の後ろのピンクの萩が
台風に落ちず残っていて
月明かりの中 
どこかのお寺のよう


1918年03月15日(金)

庭隅に少し濃い赤
彼岸花が群れている

陽ざしはまだ暑くて
樹陰はうんと涼しくて

空気を一杯吸った
流れ来る風ではなく
庭の空気
久しぶりに 
隅々まで歩いて


1918年03月14日(木)

昨日より大きい
あまりの月の明るさに
満月かなと思ったら
中秋の名月だった
あわててお団子を買いに

暦という言葉から離れていた
慌ただしく日が過ぎて
ただそれだけの日々だった
一日が終わる その繰り返しだけだった

そうだよね
大きな暦の中に生きていたんだよね
何があっても巡り続ける宙の暦
動かせない真理がある
その中に生かされている

冴え冴えと明るい月
屋根瓦を明るくしている
ものの影たちはくっきりと黒い

やわらかな優しい月光というより
まっすぐに射抜くような
威力を感じる

それが生きもののテンションを
上げるのかもしれない

鏡面に力を封じ込めるのかもしれない


1918年03月13日(水)

明るい月の下
夕方から開く花たちの香りがして
時間の流れが戻った

澄んだ空気の中で
月を仰ぐ
虫の声がする

しずかな秋の夜
満ち足りた時間


1918年03月12日(火)

何処にいるのか
一羽のシジュウカラが
朝のはりつめた空気に
美しく力強く惚れ惚れする声を
遠くまでひびかせていた

きっと胸張って高らかに
歌っているのだろう

しばらくして飛び立った


1918年03月11日(月)

メモリーズBOXを
もう閉じませんか

その樹も
動物のオブジェも
いらない

ほんとうに大切なものを
求めませんか


1918年03月10日(日)

高窓から
冷たい夜気がおりてくる

一番すきな湯ぶね


1918年03月09日(土)

夜空はくっきりした藍
月が冴え冴えと明るい
空気がクール
ほんとうに気持ちいい
静かな落ち着いた時間


1918年03月08日(金)

それは
ルールでもなく
きまりでもなく
もちろん法律でもなく
しきたりマナー行儀とも離れ


生き難にく くならないための

慣習


その民族として生き
その土地に暮らし
その世代で居るために

知ったほうがよい


自分の好き嫌いでなく
自分がするかしないかでなく
世の人がどう動くのかということは
知ったほうがよい

世の中を怖れぬために
怖気づかぬために


1918年03月07日(木)

失った時間を
戻すことではなく
蓄えることでもなく
前をみよう

毎日青い空と白い雲を見に散歩した
きれいだねと言って見上げていた
ずっと忘れない


1918年03月06日(水)

小さくたってできるということ

闇雲にではなく

勢いをもって
正確に飛び出すということ

新しいことへ

きみも
わたしも


1918年03月05日(火)

いよいよ明日

吉日であればいいね

みなよく頑張ったと思う
小さなきみがよく耐えたと思う

ひと夏の実りになればいいね

昨日 いっしょに
心の底から高らかに笑ったこと 
忘れない
楽しかったね

すべて終わって新しく始まる日


1918年03月04日(月)

庭の片隅で
彼岸花の蕾があがっていた

お彼岸までに開くのかしら
秋らしくなるのかしら

この夏の夏らしさを知らぬまま
もう終わろうとしている

いろんな家族があり
色んな人たちがいた
自分の足らない面も見えた
貴重な体験だった


1918年03月03日(日)

即断即決即行動 の 失敗が増えている
そそっかしいだけ
早計なだけ
短慮ってことか

もう少し考えましょ
結局 何か落としているから


1918年03月02日(土)

マジックナンバーが 3になった

長かったんだな と思うけれど
長くもなかったような
あっという間に流れた気がする
先が見えたら 過去の長さは帳消しになった

とりあえずあと3
丁寧に終えよう


1918年03月01日(金)

私にとって大切なのは、
私が持っているものであって、
私が失ったものではない

       佐藤 真海さんのことばから



天窓より___

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日付は通し番号として記しています