2010年09月01日(水)
「The last dream to the next」茶会メモ


 ラスト茶会メモです。
 もういつもいつものいいわけになりますが、記録媒体はいっさい使っていません。私の脳内記憶と妄想だけです(だから妄想いらないから)。網羅性もありません、すべてニュアンスでくみ取ってください。
 ラストワン、雰囲気とか少しでも伝わればうれしいです。



[ラストナツキ茶メモ]

★前説

・茶会当日の夜公演が、舞台機構調整で上演時間延びた為、いつもより遅れての茶会開始でした。それでも握手会(正味1時間)があったんですよ。すごいなぁ。

・いつものあてにならないいでたちメモ。
 白のジャケット白のシャツに、ブルーグリーンの大きなコサージュ。黒のパンツに、白いベルト、バックルが額縁のようでした(やっぱり)(笑)。髪をちょっと外ハネにさせていて、すんごくかわいかったです。


★公演話

・ロジェのスーツコレクションという話から「退団するときには好きな衣装を一着もらえるという噂があったのですが」もらえなかったそう。どこの都市伝説だそれ。そして自分でも「もらってどうする」と。

・ちなみにお気に入りはレアとのデュエットで着ている黒スーツ×白シャツ。

・ムラ→東宝での役作りの変更点で、ムラでは復讐を抱きつつも24年間日常を過ごしてきた、とい点を意識してきたけれど、もうちょっとその復讐とか憎しみとかを(日常に埋もれさせず)全面に出していいのではないかと。

・この前後で、司会の方から「東宝ではマキシムへの態度が冷たくなったと言われていますが」と言われ「ええ?」と(笑)。まあ↑のような変更点があったから冷たく見えているのかも、と。

・茶会日の夜公演で、舞台機構の点検による公演中断があった話。ここで「私たちの不始末で」的なことを言っていて、そのトラブルを自分を主語に話したことに、密かに反応していました(細かい)。

・で、公演中断中はなにをしていたかというと「下級生にマッサージしてもらったり」。肩つかれたなぁとぐるぐるしていたら、すぐに下級生が二人きてもんでくれた、と。

・あとひろみが来て写真とってた、と(ひーたんw)。普段早変わりで一緒にならないみなこもやってきて記念撮影、と思い思いの時間を過ごしていた模様。

・「でもこのままいったら(再開しなかったら)キタさん出番なくなっちゃうし!」

・そんなリラックスして過ごしても、舞台にでるときは「バチっと切り替えていきます」と。

・診療所で、バシュレが倒れて一端捌ける場面、セット裏では10人がひしめいている。セットの関係で(上から見えちゃうから)狭いスペースにみしっと(笑)。ナツキさんはキタさんにうちわで扇いでもらってるとか。

・診療所で「こういう時は一人でいない方がいい」とレアが来る場面。ナツキさんだったらこんな時どうしますか?と。自分だったらやっぱりそっとしておこうと思う、と。でもそこは男女の違いのようで、なぜか三木先生とこの話をした時に三木先生は「こういう時にはそばにいてほしい派」だとか(笑)。ちなみに正塚先生とはそういう話はしてない、と(笑)。

・オペラ座の場面の後ろ髪長いですかヅラ(なんて昭和なネタ)(いいのチカたんには通じるからいいの!)、はナツキさん的には「ナシ」だとか。「だって、ありえないですよね?」あれ、どうなってるんですかね、オフロとか入ったら(全部下ろしたら)「おかっぱ?」いやおかっぱにはならないよ(笑)

・月の王は「ミズナツキのパーソナリティを出している場面でもあるのだから(!)(ちょっときた)」地毛を予定していたけれど(!!)(さらにきた)、舞台稽古でやっぱり舞台映え的にも急遽ヅラに変更。私も最初はあのヅラは……と思ってたんですが、今はかえってヅラでよかったな、と。もしあそこが地毛だったら、もっとリアルというかもっともっと胸にせまっちゃう場面になったんじゃないかなぁ。ヅラである程度絵空事色が出せるというか。あの歌詞をさして「パーソナリティ」って意味だったかもしれないけれど、私はあの「もっともっと」と羽ばたくあの場面が「ミズナツキのパーソナリティ」だと、思う、の(はいはい君の解釈はいいからね)。

・今回の羽が今まで一番大きいかもと。羽自体の長さは変わってないが、背中に背負っている部分の羽をつけるベースのところがいつもより円周が大きくなっている。ああ、確かに背中から見えるその部分に羽をあしらってかくしているものなぁ、と納得(なんか背中のとこふわふわしててカワイイよね)(笑)


★ムラ千秋楽の話

・ムラ千秋楽の前夜は、やっぱり緊張していたのか眠れなくて、月光浴をしながら寝た。とカーテンをあけて、満月で(実際は満月の前日でした)。あー、このまま月を眺めながら寝ればいい、と。
(なんかエロいと思ったのは私だけだったようです)

・楽屋入りの時は黒を着ていて。別に白っていう決まりはなくて、ナガさんに聞いても「昔は白って訳じゃなかった」と。それがいつのまにか……ということだとか。「別に白じゃなくてもいいじゃん、学ランだって黒だし!」かしこまったりきっちりしたいときには黒を着るじゃないですか、と。つまりは「フォーマルブラック」ってことか!(笑)

・楽屋入りイベント。自分も今まで何度もやってきて送ってきて、それじゃあ自分の時にはなにをしてくれるのかなぁと思ったら、てるてる坊主に「そうきたか」と爆笑。うまくやったなーと感心すらするナツキさん。

・キムが着せてくれたファー付きのコートはナツキさん付きのお衣装部さん謹製。退団挨拶の大階段を降りる練習するときの楽屋着もそのお衣装部さんが作ってくれた。後ろにひらひらしたものがついていて「花組さんのエキサイターみたいな衣装だった!」と。東宝に向けても準備してくれているようなので、届くのが楽しみですと。

・退団者おそろいパーカーの話を聞かれて「T9(ティーナイン)?」。Tは退団者のT。番号の意味を問われて、退団者で集合することも多く、人数も多いので、その時に番号ふってあれば「○番いるー?」と点呼がとりやすい、と。最後までなんて効率的!!

・大楽は本当に大劇場を狭く感じた、と。宝塚大劇場は本当に「他に類を見ない」大きな劇場で、それを狭く感じたと。

・最後を意識したところはありますか?と聞かれ「いつだって大楽と思ってやってきた」と。

・ペンライトは伊織さんのサヨナラショーの時がすごく印象的で、うっかり泣いてしまって、自分の時は「ペンライトとかいいから!(泣くから!)」と言ってたのだけれど、実際に見ると青くて海みたいで、振る方向も揃っていて、すごくきれいだった、と。

・退団者で大階段を降りるまでの間が、退団者も多かったので結構時間があった。黒燕尾は「着慣れているので1分で着られる」のであっちをふらふら、こっちをふらふら(笑)。

・退団に際してかなった夢は黒燕尾で大階段を下りたこと。タカラジェンヌの制服は緑の袴だけど、あれは素化粧で着ることも多いし、やっぱり男役の制服は黒燕尾だと。

・花束はシンビジウム。「黒燕尾というとたいてい白薔薇か赤薔薇なんだもん」と。色は白と決めていて、カラーとかカサブランカとか候補はあったけれど、最終的にシンビジウムで。花束の形も気に入っている「でもみなこに(花束の先が刺さって)ごめんごめん、てなってたけど」と(笑)。

・花束贈呈で、同期のえりちあきさんがコサージュをつけてくれて。これがすごく緊張してたらしく、楽屋で何度も練習「大丈夫だって」「ちょちょ、ちょっともう一回やらせて」と(笑)。本番はつけてから「よくできたと思う」と自己評価。そんなこと言ってたのか(笑)

・そんなえりちあきちゃんも今回退団。彼女の退団になにもできないことを悔やんだナツキさん、せめても、と楽屋前が白くなる日にティッシュで白い花を作って「ほんの気持ちです」と写メを送ったとか(笑)

・パレードは、不思議と落ち着いていて。花道を造ってくれているファンの人は見慣れた顔で、特別という気がしなくて。そこにある想いも空気もいつも通り、と。

・車のことを問われて「だってみんなオープンカーなんだもん」と(笑)。いつも通りでいいんです、と。

・本人も天の邪鬼なんで、と言ってたけどほんと
「だってみんな白なんだもん><」
「だってみんな白薔薇か赤薔薇なんだもん><」
「だってみんなオープンカーなんだもん><」
 って感じだなぁ(笑)。

・暑い日だったので、待っているみなさんがほんと倒れないかどうか心配だったナツキさん。

・本当はそのまま花の道を歩いて帰りたかったナツキさん(笑)「まあいろいろ事情がありまして……」でしょうね(笑)。

・「なにかやりのこしたことはありますか?」的な事を聴かれて、「退団挨拶聴きました?(心底憤慨しているように)もう一ミリたりとも後悔はありません」と。

・辞めるのを辞めたいと思った事はありません、とも。


★その他

・握手会が終わってから「今度女子になるので(握手しながら)皆さんのファッションをチェックしていました」ちょっっw

・(そしていやそもそも女子ですから!と客席全員がつっこんだに違いない)

・抽選会、当選者数がひとりのを引くとき時とか、いちいち「えいっ!」って感じて気合いをいれいてるのがかわいかった(はいはい)。

・ナツキさんへのプレゼントは燕尾風の革ジャン。こういうのが似合う女子になりたいと……「こんな女子でもいいですか?」……すごくいい!

・(あとから一緒に行ったオトモダチにむっさんあの瞬間すごくきらきらしてたよ?と言われる)(自覚ナシ)(「か、釜が回る音は?」「それはしてない」)(笑)。





 最後の言葉は、すごく私の感情を織り交ぜて話すので、それゆえに意訳しまくりになるのですこし下げておきます。









★ラスト

・最後の挨拶で「私はファン生活をしたことないのですが」とファンをねぎらう話から。いつものように遠方からくる方も、毎日来てくださる方もと、いろいろな立場の人に思いを入れて、同じように。

・私も忙しかったけれど、「皆さんの方がもっと忙しかったと思います!」自分は遅い時間に楽屋出をして、翌朝ノーメイクで今起きたような顔をしてきてるのに、皆さんはあの時間からおうちに帰って、でも朝はメイクをちゃんとして(そこなんだやっぱり)(笑)待っていてくださる、と。

・「この関係をなんと言うんでしょうね……友達、ではないし、でもすごく信頼関係があって、不思議な関係ですよね、お手紙とかで、きっと私にしか言っていないようなことを書いてくださる方もいて…」
 
・「そういう皆さんがいてくれたから、私は自分を見つめ、自分を磨き、自分を支えることができた」と。この自分を見つめて、磨いて、というのがすごくナツキさんらしくて。

・で、これは後でTLで某あびたしおんさんがゆってて、膝を打ったのですが、「皆さんに支えられて、じゃなくて、皆さんがいて、自分で自分を支える」っていうのがナツキさんらしい、と……ああ、それすごい共感する!(勝手引用ごめんね)

・ここから私トークなのですが。何度か私が言っていた、「私はナツキさんの為にがんばる、って言いたくない。だってナツキさんはナツキさんでがんばって、私は私の為にがんばるから、でもそうやってがんばった私がナツキさんと会っているあの3時間がとてもいとおしい」……なんか、それを、すごく思ったんですね。

・ナツキさんの話に戻って、そうやって不思議な関係でこうやってご縁があって…ムラ茶の時も言ったけれど「ほんとうに、これで終わるの、か?」と(笑)。
今ここで出会えた事は偶然ではなくて、昔から応援してくださる方も、トップになってからファンになった方も、あるいはこの公演から出会えた方も、そうやって出会えたことに意味があって、そしてまだこれから時間を共有できるんです、と。この出会いとこの共有は「9/13以降に宝塚を観た人は味わえないものなんですよ!」と。確かに。

・で、これも私的にがんがん響いてしまって。私もずっと「今」って事を考えていたので。だって昔の私はぜんぜんミズナツキに反応していなくて、それがある時突然こうなって(笑)。でも昔を惜しむ気持ちはなくて、「今の」私だからこそ、「今の」ナツキさんを好きになったという気持ちがすごく強かったんですね……なんであのタイミングだったんだろう、なんで好きになったんだろう、その答えはずっと出てないのですが、けれどもたしかにあの時の「今」があったからこそ、ここに繋がっている。

・本当に自己満足曲解で申し訳ないのですが、そうやって、どんな風に応援してくれるひとも等しく思ってくれるナツキさんに、自分のこの中途半端な応援の仕方が届いたと思ったし、「自分を支える」というナツキさんだったからこそ、私も「私は私のためにがんばる」と思えたし、あの時の「今」に出会えたことが偶然でないと。
 すごく思いこみなんですが、想いは一緒だったのだな、と思えたのです。少なくとも私にはそれがとてもうれしかったのです。

・お茶会後のついったーのTLを見ていて、ナツキ担の皆さんがこの最後の言葉に、皆さんいろんな事を感じていて、それが皆さんがそれぞれ応援してきた道のりとか想いとか、ほんとうにそれぞれの受け止め方であの言葉を受け止めたのだなぁと。

・ナツキさんはあの言葉だけで、ちゃんとそれぞれの心に届く言葉を贈ってくれたんだなと。それぞれのタカラヅカと同様に、それぞれのミズナツキがいて……この末端にいる私ですらちゃんと、その言葉を受け取ったわけで。
 あの言葉は嘘じゃない「1×2500じゃなくて、1×1を2500」。
 本当に、本当に、誠実で、すごい人。

・千秋楽を観られない方もいらっしゃると思いますが、毎日が大楽と思ってやっていますから、と。

・泣かないでくださいとは言いません、でも悲しまないでください、と。そして「涙でお顔が見えませぬ」にならないでください、と(笑)(このネタも今楽屋では通じないけどここでなら通じるからうれしい、とも言ってました)。

・そこから話が飛んで、先日、知人が見に来ていたとき、黒燕尾の最後の場面で「わっ」と泣いてうつむいてしまった方がいて「ちょっと、それ見てないでしょ!」ちゃんと見てーと言わんばかりでのイキオイで、舞台上からツッコむナツキさん(笑)(ツッコむな)。

・泣いていて見なかったってならないように
 「穴があくほど見てください!!」





 いつも通りでした。泣きながら笑いながら、本当に何一つ嘘がない人だと思いました。ちゃんと、ちゃんと伝わってきました。しあわせな、しあわせなお茶会でした。


 終わってから、何度もはねず君に「いいのよ、泣いていいのよ」と言われたけれど(ありがとうね)、泣きたいような泣きたくないような、不思議な気持ちでした。悲しい、寂しい、というより、感無量。男泣き(笑)。

 私の胸はいつもナツキさんへの思いであふれていたのだけれど(……)そこに私から生まれたものだけじゃなくて、そこの半分はナツキさんからもらったものがあるのだなとか。


(この人は、ハズカシィネェー!!)(せしる口調)





 というわけで、最後の茶会メモでした。俺がんばった!!
 もちろん自分の為の記録であり、あるいは自分の変な意地の為の記録ではあったのですが、それを読んでくれる方に受け止めてもらって共有できたのがうれしかったです。ナツキさんの口調が伝わる、と言われたこともうれしかったです。
 おつきあいいただきありがとうございました。


 がんばった自分を誉めるために(笑)。またあーかいぶとしてはっておきます。

君愛東宝1
マリポサ大劇場
マリポサ東宝1
カラマACT
ゾロ大劇場
ゾロ東宝
ロシブル大劇場1
ロシブル東宝
赤十字ムラ1 
赤十字東宝
ロジェムラ1 



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