2010年07月22日(木)
「ロ」がつく人の茶会メモ(1)


 ナツキ茶メモです。相変わらずレポではなくてメモです、メモです!(大事なことなので2回言いました)

 いつものごとく正式な報告はよそさまで。記憶媒体未使用のほぼ脳内メモリです。さすがに今回はぽろぽろ取りこぼしていて、ついった等で思いだしさせてもらってましたあざっす!(ここで言っても)。
 いつものごとく、ニュアンスで雰囲気で直感で話半分で、半分以上は私の所感とか妄想です(笑)。

(あんまり目に余る間違いがあったら、ご指摘いただければ幸いです)

 雰囲気だけでも、伝わるとうれしいです。






[ムララストだよ、ナツキ茶メモ]


【前段】

・お茶会のおみやげがボールペン。斜めにすると柄の部分がスライドして、テロップ風に「The last dream to the next」と。……ぐっとくるなぁ。でもそのボールペンの技巧が、昔、海外のおみやげにあった「逆さにするとビキニの外人おねえちゃんがヌードになるよ!」と同じ趣向で会場でぷるぷるしてしまったよ(最初にその話題か)(笑)。

・全く期待されていないであろういでたちメモ(私はおようふく詳しくないから語彙が貧困なのです)。スタッズつかいの黒ベストが今回の会服そっくりとかでちょっとどよめいていました(笑)。私はスタッズ=ガチホモの公式でナツキさんがつけてくる度に「ちょwwwwやめてwwww」といつも思っていたのですが、今回はそれがなかったんですよね……なんかすとん、といろんなものがおちた印象をうけたのです(当社比表現で伝わらなくてまったくもって申し訳ない)。痩せちゃってはいたけれど、すとん、としたかんじで(だからほんと伝わらなくてまったくもっ(略)。

(ちょうどこれをあげる前に茶会写真が届いたのですが、よくよく全身見たらくのいちでした)(笑)

・会場ぎっしりで大盛り上がりの入場に、壇上にあがったナツキさん、こういう時に思い出す台詞があって、カスミラの時の久遠麻耶ちゃんが言ってた「すごい盛り上がりだぜ!」(モノマネ)なんだとか(笑)。楽屋で言っても通じないけど、ここ(茶会場)なら通じるとうれしそう、ごめん私覚えてなくて(笑)。


【芝居の話】

・最後の公演の気負いみたいなものを問われて、「だって(退団するのは)当たり前じゃん?」みたいな事を言っていて。殊更にそれを意識するというか、それが当たり前に根底にあって、日々いろいろ噛み締めている、と言った感じ。
 ナツキさんがいろんな媒体で「退団は人生の通過点」て言ってたこととか、前の東宝茶で「自分のサヨナラだけどまずは雪組公演」と言っていたこととか、その辺が相まって『特別なんだけど、いつも通り。最後だけど当たり前』……ああ、うまく伝わるかな、なんというかそのミズナツキの「退団感」にいきなりいろいろぐっときたのです。あ、泣くとか言う方向じゃなくて、唸るというか、色々な発言とか今垣間見えるスタンスが繋がって見えたというか……おおう、冒頭からうざいのう(私が)。

・ロジェを、(ネロと比べて)人間っぽいところがある人で、どこか「子供の部分を残したところもあって」……私もずっとそう思っていたので(だってロジェさん時々コドモみたいな顔するじゃないか)(これは後で語るよ)、なんかぐっときてしまいました。

・ネロの頃より台本への(ダメ出しとか解釈とかびっしり書いている)書き込みが少ない、と。ネロの時の半分ぐらい。ネロの時に勉強した事が生かされているんだろうな、と。伊達に正塚芝居やってきてないよ?的な感じで(笑)。

(ちなみにナツキさんの書き込みびっしりの脚本がプチミュージアムで公開されていたんですが、ほんと見ごたえありました)

・新公の舞台稽古を客席で正塚先生の隣で一緒に見ていて、正塚先生のダメだしメモを隣で見ていたら自分が言おうとしていた事とほぼ一緒で「うんうんあたしも一緒」と自分指さしつつ(笑)。

・正塚ワールド染まったかな、と。

・演じる時には役と自分の境界線があって、そこを境に「役を近づけるか」、「役に近づくか」の方法があって。で、役を自分に近づけちゃうといつも同じになっちゃうから、役に近づくようにと以前上級生に言われていて、それを心がけてきた、と。でもロジェはすごくリアルな感情を要求されるから、こっちがわ(自分)にいながら、役に近づく事を要求されていて、最後にまた挑戦させてもらっていると。

・この話をしながら、ずっと卓上に

  ○(自分)  |(境界線)   ●役

 みたいな図をも身振り手振りで説明していたのがすごく面白かった(笑)

・という話↑をこの間キムとひろみとしていた。お稽古終わってから暗くなっても(だったかな?)延々と話をしていたって言うのにちょっと萌えた(笑)。

・この話で直接でてきたかは覚えていないのですが、ネロの時に「男役として向こう岸に行った」っていう話をナツキさんがしていて、まさにそれが境界線のむこう側、なのかな、と思い出しました。

・質問で多かったのが「ロジェが復讐を思いとどまった理由」について。ナツキさん「それを聞いちゃう?」と(笑)。正塚先生はいつも「説明しすぎなくていい」と言うのだとか。でもそんな正塚先生とよく「これじゃお客さんわかりませんよ?」とその説明不足についてやりあうナツキさん。それでも正塚先生はかたくなに「これでいいんだ」と折れない。ナツキさんも食い下がるけれど、やっぱり正塚先生は折れないので「もう知らないー!」と(ほんとにこうゆったの)(笑)。

・でも公演が始まると「手紙での反応はどうだ?」と正塚先生が聞いてくるんだとか。「あ、みんなよろこんでいますよ」「そうか」と。「気にしているんです(ちょっとかわいいところあるよね的な口調で)(笑)」

・「(ブエノスアイレスに)また、来れたら」のところ、本当はあそこはもっとせりふがあったけれど、これだけで伝わったらかっこいいよね、とがっさりそぎ落とされたのだとか。お客さんに委ねる余地があっていい、と。ロジェの復讐をあきらめた理由も「わたしだけはわかっているのお!」と思ってくれていていいし、「私はこう思うんだけど…(みんなは思ってないかな)」とか思わずに好きに想像してくれればいい、と。

・という訳で好き勝手妄想していいとのお達しを得たので、心おきなくしようと思いました(鬼の首をとったような笑顔)

・ナツキさん自ら「ロジェのスーツコレクションです(笑)」と言うぐらい衣装替えが多い。袖に入っては着替え、なので、今回、お手伝いでついてくれている彩風咲奈ちゃんともあんまり話す機会がない、と。「どう?」と聞いたら「……がんばります」と(大変そうだねぇと)。

・前後の繋がりがよくわからなかったのですが、ナツキさんが劇団のマッサージを待っているときに正塚先生につかまって、もう次が順番なのに、延々と30分ぐらい話かけられたって話をしてたんだけど……あれ、どういう繋がりだったのだろう(正塚先生とツーカーな事を言いたかった?)(あれ?)

・あと何かで今までの自分の作品一覧を振り返るときがあって、「まあ、ほとんど正塚先生か谷先生かなんですが」。あ、そうなのか。正塚先生が多い印象はあるのだけれど、谷先生……ってそれってベルばらばっかりだから、って事かしら?(笑)。

・あとこれも何かで今までの作品で、ラ・エスペランサを見る機会があって「下手だなー」と。「今ならもっとうまくやれるのにぃ!」とも。

・ほぼ正塚先生との話(いつものごとくモノマネしてたよ)だったのですが、聞いてるとほんと遠慮なくやりあいながら分かり合ってる感じで、一瞬、「もう正塚んとこ嫁にいけばいいのに」と本気で思ったよ(でも絶対にすぐに別れる気がする)(爆笑)。

・茶会とは全然関係ないですが、正塚×ナツキ(かけないで)で印象に残っているのが、いつぞやのレビュー本で(確か90周年交換留学してた頃のかな?)正塚先生がナツキさんを「芝居をする筋肉がついてきた」って評していたのが、すごく印象深いです。

・私はミズナツキさんを「やくしゃ」とは思っていないのですが(芝居が出来ないという訳ではなく、私が好むところの「やくしゃ」ではないという意味です)、最近すごく「芝居に対する欲」みたいなものが出てきたなぁと感じています。と、これはまた後で語ります。語りたい。


【ショーの話】

・ショーのプロローグを自ら絶賛する三木先生。舞台稽古で自ら写メして「すごくいい(とは言ってなかったか)(笑)」とナツキさんにメール送ってきたんだとか(かわいい)(笑)。

・ナツキさんの要望で「せりを全部つかいたい!」というのがあって。でもそれだと人手が足りない(人力という訳ではなく(笑)せりをあげさげするのに、人がついていなくちゃいけない)と。だから全部一度にではなく、分割してやってくれているとか。

・あと、花びらを「どこまで降りもるんだー!」ってぐらいガンガン降らせたい、というナツキさんの要望であのオペラ座の場面。でも「どこまで」は「そのあと掃除が大変やん」で却下されたんだけど、ああやって羽根をつかって工夫してすごく幻想的な場面にしてくれた、と。

・「宝塚のロック」って難しいですよね、と。だって「それロックちゃうんちゃう?」と(ゆった、みんなが思ってることゆった!)(しかも何故か関西弁)。今回も客観的に見たらどうかはわからないけれど……と謙遜しつつも、今までとは違う「宝塚のロック」を作れたのではないか、と。(これは私も思うけれど、自画自賛かなぁ……)

(どうでもいいんですが、これを書いていて【新語登録】自担自賛:自担がやっていることを無条件に賞賛してしまうこと。と思いつきました。つかおう(どこで?)(笑))

・ブルースとラテンの法則性はない、と。最初はなんとなく傾向があったけれども最近はばらばらで。その日の朝にアナウンスがあって「ええ?」と思うナツキさん(別にその日の朝に決まっているわけじゃない、って事も言っていたので、単にナツキさんがその日の朝まで無頓着に意識をしてないんだと思う)(笑)。「ブルースなのに、ラテンの衣装で出たらおもしろいよね」とか。

・ラビリンスの場面、一時期好きで聞いていた「バロックと賛美歌」(ごめんこれ失念)があわさったようなCDを渡してこういう風な曲を使いたい、と。「でもなんでターバン?」「ターバンとは言ってません」(笑)ターバンは三木先生のこだわりのよう「でもアラブって西洋と東洋の中間で神秘的な感じがするから、いいのかも」

・ホリゾントで踊る、というのも夢だったけれど、やっぱり恐くてなかなか言い出せなかった。でも、「最後だから挑戦したい」と。挑戦か…とまらない人だなぁ、ほんと。

・で、ここで、「折句」の話。歌詞に組替+特出の「月」「花」「宙」「雪」「星」が入っているのは、某ブログさんで教えてもらっていたのですが、キムのソロ部分に「ミズナツキ」が折句で入っているのだとか!「図形」だなんて変な歌詞だと思ってた!!

・薔薇たちに刺された後に、水の音がぴちょんと入るのも、最初はなかったもので、それも音響さんが「水だから水の音やろ!」と(ベタ)。そうやって本当にものすごく愛を感じるショーだと。

・黒燕尾はどうしてもやりたいと思っていて、「すみれのボレロもいいし、宝塚我が心のふるさとも……いや、まて、ロックだよな?」という事でああいう曲になったとか。でもロックとクラッシクが融合していていい、と。

・ロックなので、最初は燕尾を着崩す事も考えたけれど、ここは敢えてきっちりやりたいと、やっぱり燕尾だし、的な事を。

・せりあがりの時に、時々上目遣いで、大階段にいる子達を見ている、すごく圧巻だと。



この公演話が終わってから、握手会があったのですが、その握手会が終わるなり、言い忘れたとでも言うように、新公話をふってから。
「ロジェの復讐は24年前から……って(咲ちゃんが)生まれてないよね」と(笑)。




 不本意ながら、続く(笑)。


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