消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1923年02月06日(火)

寒いのは嫌なのに
空気が冷たいのは
好きなんだよね
昔から

高架のホームの先端は
山の風が海まで下りる通り道
下のバスセンターが見える

並ぶ君と手を振りあった
君を乗せたバスは私の下を抜けてゆく
風花の流れた遠い日
寒いのも平気だった頃




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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