消えてゆく小さなこと


消 え て ゆ く 小 さ な こ と

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1919年02月28日(金)

代用品 と言えば役立つように思うけれど

まがい物 はいつかきっと嫌になる

本物であることは強さも弱さもその値打ち


そろそろ戻りませんか 

まがいものに囲まれた暮らしから

命から生まれたものたちの中へ


シフト変更して


1919年02月27日(木)

気づいた

静かなのは 音が無いからではなく

音を拾わなくてよいからだ

音に注意しなくてよいからだ と


1919年02月26日(水)

雑踏を通り抜け

今静かな無限の時を得たカンカク



花野をわたる風を思う



何をすべきか ではなく

何をしようか そう思う

この年の明けは


1919年02月25日(火)

君は 芝居するのがすきだったんだね

表現ということがすきだったんだね

役者になりたかったのかもしれない

でも君の過剰演技が嫌で離れた



亡くなったと聞きました

早すぎる


1919年02月24日(月)

むかし

おこりんぼで なきむしだった

ふんがいして おこってないた

だれかを かわいそうでないた

いつもとつぜんなみだがあふれた

じぶんではどうすることもできず


おとなになって

いまはそうなかなくなった

なみだ どこにあるのだろ


1919年02月23日(日)

その時ふと外を見た
正面に大きな明るい月
暦を見たらフルムーンだった

せっかく教えてあげたのに
すぐ見ないから見損なうのよ

曇ってしまったね

けれどあとで調べて教えてくれた
Xmas25日の満月は珍しいんだって
次は何年も後らしいとも
残念がってた

ばかだね


1919年02月22日(土)

開き直って生きるもアリだね
貴女のように
なるようにしかならない って

できないなら
できなくてもいいという選択
しないという選択
どんな場合でもそう選べる柔らかさ
トシノコウでしょうか

貴女から学んだ
無理せずに捨てること


1919年02月21日(金)

髪を切った

毛流れが自然に変わって
顔が変わった気がする

表情が変わって
思考が変わった気がする

思いもつかなかった着想を得たり
別の決断をストンとしたりしている

いとも簡単にひとは変わるものなんだね


1919年02月20日(木)

作業を捗らせているの
どんどん進めているの
がんがんやっているの
何かのせいでできないとか捗らないとか
そんなこと無しで
すべきことをできる

雑にせずこぼさず
すべきことをする

その爽快感に今 満足しています

止めていた時計を動かす

自分の時間で動き出した


1919年02月19日(水)

浮かれ騒ぐことが性に合わない

ただそれだけのことです


静かな思考と祈りがあれば幸せだ と

思うから


だからイベントに出かけるのが苦手

そういうことです


1919年02月18日(火)

きみが星になって

その夜 いっぱいの星が見えた

動かない星 瞬く星

青白いのも 少し赤いのも

次の夜は雨

そして昨日は流れ星


星になってもしばらく

あたたかくやわらかな毛だった

どんなに撫ぜても動かなかった

にっこり笑っているだけだった


1919年02月17日(月)

その時 鬼だったのかもしれない

時の経過に宿る思いを

忘れていたのだ

気づかずに進んだのだ

すべてを

消し去りたかったのだ


ゼロにして

新たな想いを招き入れたかったのだ


1919年02月16日(日)

終わりのE へのこだわりを

きらってからどれだけ経ったのだろう

捨てて 忘れて

遠く離れた存在になって

そして貴女と再会したけれど

E が戻るわけではなかった ね


1919年02月15日(土)

ナントカ ガンバッテルヨネ


ジブンヘノ ゴホウビ


ダカラ モウスコシ ガンバレルヨネ


1919年02月14日(金)

前に欲しかったものが出てきて
どうしても欲しくて
迷った末に結局GET
それだけのことだけれど
なにか吹っ切れた気持ち

引きずることが苦しいのだと思う
それに見合う無駄遣いになることも
覚悟して決めたのだから


手元にあれば元気になれる
気付け薬的常備薬的存在
それならいっか

そういう言い訳


1919年02月13日(木)

体調がよくないと気持ちが小さくなる
外に対して強い意見を持って生きることに
懐疑的になる

強く生きなくても
静かに時間をやり過ごして
小さく生きる方が幸せなのかも
そう思えたりする

小さく細い野の草のように生きても
土にしっかり根を張っていれば
光も風もあるだろう


1919年02月12日(水)

その俳優を見て

君のこと思い出した

あまりにこやかではなかったね

たまにはっはっはと笑ったけれど

ニヒルに憧れていたのか

ユーウツだったのか

楽しそうなオーラではなかった

でも気になった

同類だと感じていた



今どうしてるだろう


1919年02月11日(火)

今日初めて気づいたこと

今まで気づかなかったこと

掃除機かけると部屋がすっきり気持ちいい と

思ってはいたけれど

それは気持ちのことと思ってた

キレイにしたからキレイになってるはずで

だからすっきり感じるのだと

ずっとそう思ってた

だってごみも無い床を掃除機してるだけだし・・・

でも今日ふと気づいたのです

見えなくても薄埃はあるわけで

それをぬぐうからフローリングが輝く と

その輝きや大げさに言えばまぶしさが

きらっと清々しさを感じさせる と

だから絨毯だってきっと輝くのね

毛並みもそろってすっきりするのね


掃除って 目に見えないようでも

ちゃんと見えるんだね

馬鹿みたいな大発見


1919年02月10日(月)

静かに閉じたその壮大な物語は

哲学は信仰より崇高である と

そういう意味だったのだろうか


1919年02月09日(日)

里の秋 という歌

なんとなくの聞き覚えで好きな歌だった

童謡か唱歌

ふと歌詞を知りたくなって調べたら

違って記憶にあったとわかった

だから思い描いていた風景と全然違った

長閑に思っていたけれど

本当は胸がつまって涙の出る景色だった


1919年02月08日(土)

思いがけず きみから花をもらった

差し出されてぱっと明るくなった

本当にかわいい色 好きな色

笑顔になる

ありがとー


1919年02月07日(金)

暮らしの中で

気がつかずにスルーが多くなった

だから反応もなく気づきもなく



老化かな

いえ 眠いだけ


ぼんやり時が流れてゆく


1919年02月06日(木)

誰かがしてくれないとか していないとか

人のことで腹立てるのは もうやめよう

馬鹿みたいだ

気持ちの浪費だ

自分が疲弊するだけだ



ワタシハ スル

それだけで十分

気が晴れた



ありがとう と すっと口から出た言葉を聞いて

そう思った

ひとのからだはあたたかだ

ひとをささえることはあたたかなのだ


1919年02月05日(水)

もやもやとした苦しさのわけ わかった

それは

時間がなくなって

心の寛容がしぼんで

心がせまくなっているから

だから息苦しいのだ


でも奪われた時間は取り返せない


1919年02月04日(火)

捨てることに

後ろめたさも躊躇いもない

ただ安堵した

だからそれは正しい決断

心を軽くするために捨てるのだ

無用な重荷も小荷物も


1919年02月03日(月)

きみを好きなら 

うれしい気持ちにしてあげたいと思ったはず

そう思わないから きっと好きではないの

しょんぼりしたように見えて

悲しませたかなと 心痛むけれど


1919年02月02日(日)

嫌な自分がいる

けちんぼな気持ち

やさしさや思いやりや心配りというような

そういう何かを 出し惜しみする気持ち

面倒に思う気持ち

遠ざけて目をつぶる気持ち


どうして期待をすり抜けるのか

分かっていて素通りするのか

あとで後悔することもわかっているのに



ただ悪かったと思う

ごめん と


1919年02月01日(土)

熟した柿の実の色をして

あたたかな秋の夕空

一日よい天気だったね

きみは庭を嗅いでまわる

獲物はみつかったのか

残る人生 存分に生きよ




天窓より          


−ともすれば消えそうになる自分を見失わぬよう−       

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− ささやかに −          

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日付は通し番号として記しています         


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