2008年01月23日(水)  図書館の本についた謎の汚れ

いま読んでいる図書館で借りた本は、まだ新刊本で本そのものはぴかぴかなのだが、何ページごとに謎の汚れが出現する。ページの合わせ目の谷間にたまっていたり、ページに張り付いていたりする黒いカス。その汚れが目に飛び込むたびに、本の世界から現実に強制的に引き戻され、げんなりし、うんざりする。本の内容にケチをつけられたようでもあり、無性に腹立たしくなる。何より、借りた本を平気で汚す神経の持ち主と自分が同じ本に手を伸ばしたことが悲しく思えてくる。

最初はティッシュで拭っていたが、おしり拭きティッシュで拭うときれいに取れることがわかった。どこかの心ない誰かがつけた心ない汚れは、ウンチより汚く感じられる。それにしても、この汚れの正体は何だろう。消しゴムの消しカスよりは粘度があり、あんこよりは黒味がある。拭いているうちに、もしやと思い当たったのが、「垢」だった。爪の間に挟まった垢を落とせばこのような形になる。それがこれだけ大量にあるということは、不潔な体をかきむしりながら読んでいるということだろうか。人から借りたものほど大切に扱うべきなのに、公共のものになった途端、おろそかになるのはなぜだろう。

最近読んだ新聞記事で、図書館の本の破損が目に余るため、貸出者リストを図書館側が過去にさかのぼって当たれるようにすることが検討されている、と書かれていた。個人情報保護の観点から問題にする声もあるが、そうも言ってられないほど、利用者のマナーが悪くなっているのだという。だが、いつの時点で本が破損されたかを特定するのは難しいし、「あなたが本を汚しましたか」と問われて素直に認める人は、そもそも本を汚したりしないのではとも思う。学校の図書館では、本を返却するときに図書委員がページをぱらぱらとめくって汚れがないかどうかを確かめ、「はい、よろしい」となったが、貸出数の多い公共図書館ではそうもいかない。利用者の破損により廃棄処分となる図書は増える一方だといい、このままだと図書館という仕組みの存続が危うくなってくる。何かいい手はないものか。

2007年01月23日(火)  マタニティオレンジ63 晴れた日の小石川界隈散歩
2006年01月23日(月)  いまいまさこカフェブログOPEN
2005年01月23日(日)  中国禅密気功の師曰く
2004年01月23日(金)  今日はシナリオの日
2002年01月23日(水)  ラッキーピエロ


2008年01月22日(火)  マタニティオレンジ224 たま17/12才

母娘ともに風邪を治し、ひさしぶりに保育園に登園。元気に1歳5か月の月誕生日を迎えた。この一か月も娘のたまはおとろえない吸収力を見せ、毎日のように「こんなこともできるんだ!」と驚かせてくれた。とにかく、大人がやることをよく見ている。マンションの玄関のオートロックのドアを内側から開けるとき、ドアの下のほうについているつまみのカギを回すのだが、エレベーターから降りると、たまはドアに駆け寄り、つまみに手をかけるようになった。教えていなくても、親の動きを見て覚えたのだ。

見たままを真似するといえば、わたしは本を読み聞かせするとき、表紙をめくって題名を読み上げると、「ぱちぱちぱちぱち」と拍手を求めている。たまは最初は両手で拍手してくれていたのだが、最近、ページを片手でたたくようになった。絵本を持って左手がふさがっているわたしが、「ぱちぱち」と言いながら右手でページをたたいていたためで、絵本がはじまるときの拍手はページをたたくのだと覚えてしまったらしい。絵本は『うさこちゃんとどうぶつえん』『こねこのねる』『うたこさんのにわしごと』などディック ブルーナのシリーズがお気に入り。何度読んでも飽きないらしい。ぞうが出てくると、「ぞ ぞ」だけの歌詞に抑揚をつけて「ぞうさん」の歌を一曲歌う。

今まであまり反応しなかったビデオを見たがるようになったのも、この一か月の大きな変化。ビデオテープをケースから取り出し、ビデオ機に向かい、差し込む真似をする。これも大人の動きを見て覚えた。再生が終わると、指を立て、「もう一回」とせがむ。リピート率1位は『おしりかじり虫』。前原星良ちゃんにおさがりでもらったアニメ『ネコクン』(原由子原作・森絵都が脚本!)やアメリカの子ども向けショー『Barney's Big Surprise Live on Stage』なども喜んで見て、劇中にダンスシーンがあると一緒に踊っている。映画『クイール』は犬が出てくるたびに「わんわん」と画面を指差す。CMやニュースを見ていても、動物が出てくるとよく反応する。

ビデオだけでなく、自分のまわりだけに向けられていた興味が少しずつ広がっているように感じられる。わたしの帽子を自分でかぶってみた後に人にかぶせに行ったり、はんぺんやパンを小さくちぎってあげると、真似して自分から人に食べさせようとする。おんぶをされるのが大好きで、背中の後ろに立って「おぶ、おぶ」とせがむが、一方で人形をおんぶしたがる。人形のおなかをたたいて「ねんね」と寝かしつけようとするけれど、力任せでかなり乱暴。力加減というものをまだ知らないので、人をたたくときも力いっぱい。だけど、「痛いよ〜。いい子いい子してよ」と訴えると、やさしくなでてくれる。おもちゃを手荒に扱ったときも、同じやり方で手加減をさせている。

自己主張をはっきりするようになり、嫌なときは「イヤ」と言い張る。「お風呂入ろっか」と言っても、その気になるまでは動こうとしない。だが、時間が来ると、さっさと自分からお風呂へ向かい、服を脱ごうとする。今日は保育園で借りたシャツを着ていたのだが、ぶかぶかで脱ぎやすかったのか、はじめて一人で脱いだ。、まず首を抜き、続いて腕を抜き……「できたでしょ」とばかりに得意げだった。

おふろでは、以前は湯船に肩までつかるのを怖がっていたけれど、最近は床におしりをつけられるようになった。おふろの中で「ウー」と膝を曲げてためを作り、「ワー」で伸び上がるという芸を初めて披露したのがひと月ほど前。最近はお風呂の外でも「ウーワーやって」と言うと見せてくれ、持ち芸になった。どこで覚えたのかは不明。屈伸は得意で、「いーち、にーい、さーん……」とかけ声をかけると、神妙な顔つきでやってくれる。これは、肩車をしながら「タマーズブートキャンプ」と称してパパやママがスクワットしているのを真似るようになった模様。

2007年01月22日(月)  「気持ちはわかる」間違い集
2006年01月22日(日)  センター入試・英語に挑戦
2005年01月22日(土)  変わらない毎日。変わらない大統領。
2002年01月22日(火)  夢


2008年01月21日(月)  マタニティオレンジ223 3日ぶりの母娘再会

風邪と仕事の山(峠?)を同時に越し、熱が平熱に戻った夕方、ここ数か月かかりっきりだったシナリオのOKの電話が来る。風邪をうつさないためとわたしが仕事に集中するために金曜の夕方からダンナの実家に預けたきりになっていた娘のたまを迎えに行く。これまでにも体調不良やら仕事やらを理由に何日か疎開させたことはあったけれど、夜だけ添い寝したりして合間に顔は見に行っていたから、まるまる3日も離れ離れになったのは最長記録。再会の瞬間、たまは照れたようにばあばの背中に隠れ、それからうれしそうに出てきた。

「どうしてほったらかしにしてたのよ」となじるでもなく、「恋しかったわ」と泣くでもなく、無邪気な笑顔でまとわりついてくれ、安心する。ひとたびだっこすると、もう離れず、手をグーパーさせておっぱいのおねだり。今日はいくらでも甘えなさい、と言っているわたしも離したくなくて、食事する間も、だっこしたまま。わたしがいない間は、「ママはいないもの」だと子どもなりに理解して、じいじとばあばに目いっぱい甘えていたそうだけれど、わたしが現れた途端、じいじばあばには見向きもしない。申し訳ない気はしたけれど、やっぱりわたしがいちばんかあとうれしくもあった。

2007年01月21日(日)  マタニティオレンジ62 母の誕生日を祝う娘
2006年01月21日(土)  ご近所仲間新年会
2005年01月21日(金)  1人1ピッチャー!? 体育会飲み会
2002年01月21日(月)  祭り


2008年01月20日(日)  マタニティオレンジ222 孤悲するおっぱい

くしゃみ鼻水にはじまって発熱、頭痛と関節痛と吐き気が加わり、風邪の症状の百貨店状態。満身創痍とはまさにこのことだが、今回一番つらいのが、おっぱいの張り。治りかけの娘にわたしの風邪をうつさないためと、わたしの仕事があるために、金曜の夕方にダンナの実家に娘を預けたきり。作ったものの飲まれない母乳が貯水量(貯乳量?)を超え、タンクが飽和状態になり、「張る」という状態が起こる。内側から固いもので押し広げられているような痛みと重みがあり、熱も伴う。寝ていられないので、絞り出すしかないが、これもまた痛い。母乳の供給量はピーク時よりはずいぶん減り、今では一日二日あげなくても平気だったのだけど、熱のせいなのか、薬のせいなのか、ひさしぶりに張りの苦痛を味わうことになった。

子どもと離れる時間が長くなる働くお母さんは、保育園がはじまるのをきっかけに卒業する人が多い。わたしは張らずに持つので続けているのだけど、「やめれば」とダンナ母は最近顔を合わせるたびに言う。夜の打ち合わせが入ると娘を泊まらせるのだが、おっぱいで寝かしつけるのが癖になっているので、夜中におっぱいを欲しがってぐずって大変だという。手こずらせて申し訳ないとは思うけれど、「私には武器が使えないから」とぼやかれ、目の前で授乳していると、「いいわね、あなたは武器があって」と言われると、げんなりする。悪気はないのだろうけれど、武器なんて言い方をされると、姑息な手を使ってたぶらかしているみたいだ。

「母」という字は授乳する姿を象ったものという説がある。たしかに、おっぱいと腕を組み合わせたような形をしている。授乳は母親だけに許されたコミュニケーション手段。それがもういらなくなる時期は、母と娘で決めたい。ほしがっている限りはあげたいけれど、子どものほうからある日「いらない」と意思表示する例をよく聞く。娘の場合、栄養は食事で足りているから、おやつ感覚で甘えているわけで、卒業するのも時間も問題だろう。そうなると、余計に名残惜しい。

おっぱいが張ると、離れた場所にいる娘が引っ張っているような気がする。小さな手をグーパーさせる仕草でおっぱいをねだる姿もくっきりと目に浮かんで、会いたい、だっこしたいと思いが募るのだけど、それはかなわず、ますます胸は痛むばかり(二重の意味で)。万葉集の孤悲(こひ)の境地ってこんな感じなのかなと思う。

2007年01月20日(土)  マタニティオレンジ61 たま5/12才
2002年01月20日(日)  浮き沈み


2008年01月19日(土)  2〜4週間で効く薬

昨日になっても娘のたまの熱は下がらず、家で見ていたら、ついにわたしも風邪をひいた。どうなっているのだ加湿器ベンタ君。過失器と呼びますぞと恨みごとも言いたくなる。夕方から打ち合わせが入ったので、たまをダンナの実家に預けて打ち合わせ先へ。

ぐずぐずがずるずるになった時点でプロデューサー氏が「お使いください」とテーブルにティッシュの箱を置いた。テーブルの上に丸めたティッシュが積まれていき、見苦しいのでかばんの中に放り込んだりつつ、鼻水はどんどんひどくなり、ティッシュの箱が空になった頃、「ハックショーイ」とくしゃみが出始めた。一緒にいる人たちも落ち着かないし、うつされてはかなわないという警戒もこちらに伝わる。そもそも大事なときに健康管理ができていないのは情けない。「脚本家でいちばん大事なことは倒れないこと」と言われているぐらいなのに。帰りのタクシーではくしゃみと鼻水の一人演奏会となった。

今朝起きると、鼻はますます激流化。昨日はなかった熱も出てきてしまった。昨夜の打ち合わせを受けた直しをこの週末にやることになっていて、寝込んでいる場合ではない。医者に駆け込み、「とにかく鼻を何とかして! でも眠くならないやつ!」と訴えると、漢方の葛根蕩と、それでも治まらなかったときのために抗アレルギー剤を少なめにして、で迎え撃つことになった。薬一覧の辞書みたいなものがあり、それを引きながら「これ、やってみましょうか」などと相談して決める。商談みたいだ。

薬局で薬と一緒に出されるデータを読んだら、抗アレルギー剤の説明に「即効性がある薬ではなく、2〜4週間で効果が現れてくる」とある。そんなにかかるんだったら飲むのやめようかなと一瞬踏みとどまったが、いくらなんでもそんなにかかるのはおかしい、「2〜4時間」の間違いではないかと思い、切羽詰まっているこtもあって飲んでみたら、2時間もしないうちに効いた。葛根蕩との合わせ技ではあったけれど。

以前「築五分 徒歩三年」と時間の単位が大胆に入れ替わっている不動産広告に「陸の孤島のテントかよ!」と突っ込んで大笑いしたことがあったけれど、命に関わる薬で24×7倍も間違って大丈夫なんだろうか。鼻水が治まってから、老婆心ながら薬局に引き返し、「これ、2〜4時間の間違いではないでしょうか」と聞いてみた。「あらまあ」と驚かれるかと思いきや、「これは薬会社からデータをコンピュータで引っ張っているもの」であり(だから正しい)、この薬は花粉症などにも使われるので、効果がすぐに出なくても続けてくださいねという意味で「2〜4週間かかります」という表示になっている。実際「花粉症が出る1、2か月前から始める方も多い」のだが、「風邪で服用される方もいるし、すべての患者さんにあてはまるとは限らない」のだと理路整然と説明された。「よろしかったでしょうか」と聞かれれば、そうでしたかと引き下がるしかない。立ち去る背中に、「お続けください」と落ちをつけるかのように声がかかった。

でも、やっぱり釈然としない。「2〜4週間で効果が現れてくる」と書かれたら、せっかく処方されたけど、今効かないんじゃ意味無いからやめとこうとなる人は多いのではなかろうか。「2〜4週間で効果が現れてくる場合もあります」だったら、場合によっては効かないかもいう解釈の幅は生まれるのだけど。

2007年01月19日(金)  夕刊フジ「ギョーカイ有名高校人脈」
2006年01月19日(木)  ミヒャエル・ゾーヴァ(Michael Sowa)の世界


2008年01月18日(金)  またやります万葉ラブ

去年審査員を務めた脚本コンクール「第1回 万葉ラブストーリー募集」。先週のメイキングに続いて、受賞した3本のドラマ化作品が本日放送され(いずれもNHK奈良ローカル)、その中で、「第2回」募集の告知がされた。試行錯誤の第1回には予想を上回る応募数と質の作品が寄せられ、授賞式とドラマ完成披露試写を兼ねたイベントも成功。これならいけるという手応えが次回開催につながったようで、審査に関わった一人としてうれしい。貢席を認められて(?)わたしも井筒和幸監督、万葉学者の上野誠先生とともに審査員を続投させていただくことになった。

応募要項など詳しくはこちら。平成20年5月9日(金)必着なので時間はたっぷり。春の奈良にシナリオハンティングに出かけるのもいいかもしれない。第一回募集では結構な数の応募者が奈良まで足を運んだとか。シナリオ講座では口すっぱく言ったけれど、書いたばかりの初稿を応募するのではなく、まずは自分で読み返して誤字脱字チェック、一晩寝かせて(パンを発酵させるように)読み直して「本当に面白い?」を検証、さらにまわりの何人かに読んでもらい(できれば世代や性別の違う人たち)、そこで出された感想を吟味して反映……という推敲を経て、自分としてはもう直すところが見当たらないという「これでどうだ」稿をぶつけてほしい。見ず知らずの人が書いたものでも、「これでどうだ」と「こんなもんかな」の違いは見抜けてしまう。

2007年01月18日(木)  マタニティオレンジ60 赤ちゃん探偵ドラマ
2006年01月18日(水)  『子ぎつねヘレン』公開まであと60日
2002年01月18日(金)  ショーシャンクの空に


2008年01月17日(木)  マタニティオレンジ221 薬を飲ませるべきか

保育園を二日休ませて平熱に戻ったので登園させると、検温で37.8度と出た。38度を超えると返品となるのだが、「これは超えそうですね」と言われ、案の定、二時間もしないうちに「お迎えに来てください」と電話があった。熱は38.5度。治したつもりが悪化させてしまった。

一昨日小児科で薬をもらったのだが、飲ませていなかった。少し前に新聞で「熱や鼻水は体がウイルスと闘うために出るもの。薬で無理に抑えるのはよくない」と書いてあるのを読んで、なるほどと思ったのだ。だが、保育園の看護師さんにその話をすると、「長引かせると、こじらせたり、中耳炎になったりします。中耳炎になれば、抗生剤をひと月飲むことになります」と言われ、それも困ると思い直す。

結局、薬を飲ませることにしたのだけれど、できれば、薬に頼らない体になってほしい。効くということは、体にもそれなりの負担をかけていると思われる。小さいうちから薬に慣れさせるのも、体が自分で治そうとする力を弱めてしまう気がする。

2007年01月17日(水)  夢のお告げ!? 小さな鳥の物語
2003年01月17日(金)  Lunettes du juraの眼鏡
2002年01月17日(木)  HAPPY


2008年01月15日(火)  マタニティオレンジ220 わんわん

加湿器を買い、これでわが家は風邪知らずと思った矢先、娘のたまが発熱。どうなっているのだ、ベンタ君。医者に診せ、保育園を休ませ、家で見ることに。熱のせいで機嫌が悪いので、手こずる。昼寝もしてくれないし、起きている間はぐずりっぱなし。それでも「おしりかじり虫」のビデオを見せるとなんとか持つので、かけては巻き戻しを繰り返す。しかし、2分に1回の巻き戻しは大変。

もう少し長持ちするビデオはないかと棚を探ると、出産祝いでもらったアメリカの子ども向けショーのライブ録画が出てきた。恐竜の着ぐるみキャラクターたちが仲間の誕生日にサプライズパーティーを企画するという内容で、会場に集まった親子たちもそのパーティーに招待されているという設定。おしりかじり虫ほど食いつきはよくないけれど、歌やダンスのシーンになると身を乗り出す。ときどき会場にカメラが向けられ、思い思いに体を動かしている子どもたちが映るのだが、その動きを一生懸命に真似るのが微笑ましい。

恐竜キャラクターショーのビデオが終わり、他になかったかなとさらにビデオ棚を探って、いいものを見つけた。映画『クイール』のビデオ。『マリと子犬の物語』の新聞広告を指差して「わんわん! わんわん!」と大興奮していたぐらいだから、これには食いつくに違いない。「わんわん」はたまが「ママ」「マンマ」「バイバイ」の次ぐらいに覚えた言葉。散歩中の犬にすれ違うと「わんわん」と手を振り、怖がらずになでたりする。戌年だから!?

予想通り、『クイール』に大喜び。とくに冒頭の子犬がたくさん出てくるシーンでは「わんわん」を連呼。わたしもストーリーに関係なく、「次にいつ犬が出てくるか」という目で見てしまう。そう言えば、『子ぎつねへレン』も、小さな子どもたちは動物鑑賞映画として楽しんでいた様子。次はへレンのビデオを見せてみよう。くまのプーさんを指差して「わんわん」と言うたまは、へレンを見ても「わんわん」と言うのだろうな。

2007年01月15日(月)  マタニティオレンジ59 人間ドライヤー
2005年01月15日(土)  ノンストップ『Mr.インクレディブル』
2004年01月15日(木)  谷川俊太郎さんと賢作さんの「朝のリレー」
2003年01月15日(水)  ひつじの国 ひつじの年
2002年01月15日(火)  ノベライズ


2008年01月14日(月)  出前のちお取り寄せイタリアン

高熱でダウンした先週、買い物にも行けず、料理する気力もなく、はじめて出前を取ることにした。以前チラシを見て気になっていたイタリアン宅配でランチのパスタセット(サラダとフォカッチャつき)とシーザーサラダ(配達可能価格にするために追加)を注文したところ、思いのほかおいしく、パスタが伸びていないことにも感激。気を良くして翌日は別なイタリアン宅配でパスタのランチとミニピザを注文したのだが、こちらは麺がすっかり伸びて、いただけなかった。

イタリアン出前を二日続けて、「こんなときのために、冷凍庫にイタリアンの在庫を置いておけばいいのだ」と気づいて思い出したのが、以前、食べログのお取り寄せグルメで見て気になっていたイルホウレンソウ。生パスタを得意とするオンラインイタリアンレストランで、おいしいお取り寄せパンを探していたときにフォカッチャで高得点をマークしているこのお店を知った。そのフォカッチャに合うラザニアをはじめ、絶品パスタソースがそろっているという。

同じお金を払うなら、おいしいものを買おうではないか、と早速サイトへ行ってみると、年始ということもあり、ほとんどが売り切れ。これは人気の証、とますます気になる。おめあてのフォカッチャとラザニアを確保し、ジターナというこの店定番のトマトソースとジェノベーゼを購入。初回は3500円以上の購入で1000円引きの特典を受けられる。

到着したメニューのうち、フォカッチャと「エミリア風ラザニア」と「生ハムと松の実のジェノバソース」を今日のお昼に食べてみると、膨らみきった期待にしっかり応えてくれるおいしさ。飲食店の評価は店の雰囲気や店員の対応に左右されるけれど、お取り寄せの場合は味に評価が集中するので、口コミと実体験のブレが少ない気がする。

写真では、まわりに散らしたベビーリーフに隠れてしまっているけれど、ジェノベーゼは松の実の粒がしっかり感じられるソースがよくからむ自家製ペンネ(美味!)に生ハムとたっぷりのすりおろしパルミジャーノ・レッジャーノがついていて、食べ応え十分。にんにくとオリーブオイルが効いているフォカッチャは、評判通りラザニアとの相性抜群。このラザニアがまた、ラザニア好きのわたしをうならせる味。二十年前、留学先のイタリア系ホストマザーが作るラザニア(エッグプラント=なすと呼んでいた)に出会って以来、あちこちで食べ歩いたけれど、不動の第一位、Momの作るラザニアに迫る衝撃的なおいしさ。これはまた食べたくなる。

ラザニアが900円、ジェノベーゼが一人前900円、フォカッチャが二つで240円といった価格設定。さらに送料780円(7500円以上購入の場合は無料)がプラスされるので、レストランで食べるのに比べて割安とは言えず、ランチで考えれば割高の感がある。けれど、小さい子どもがいるわが家には、気がねのいらない自宅で手軽に本格イタリアンを楽しめるのがありがたい。誕生日に買い物すると送料が無料になるそうなので、また来月お店を訪ねて、ちょっとした贅沢を味わってみようと思う。

2007年01月14日(日)  innerchild vol.12『アメノクニ/フルコトフミ』
2004年01月14日(水)  泣けました、「半落ち」(横山秀夫)
2002年01月14日(月)  災い転じて


2008年01月13日(日)  ずんぐりむっくりドイツの加湿機

ついに加湿器を買った。年末からダンナが「朝起きるとのどが痛い」と訴えていたのだけれど、なかなか買いに行く暇がなく、年始にビックカメラに行くと、種類がありすぎて、値段も数千円から数万円までまちまちで、選びきれず、そうしている間に、娘のたまとわたしが一回ずつ熱を出した。ピューッと上がってスーッと下がったので、喉から来た風邪かと思われる。これはやはり加湿器が必要だとあわてて調べたところ、わが家のような結露が激しい家ではスチーム式だと「過湿」になってしまうことがわかった。気化式と呼ばれるタイプはほどよく加湿してくれる上に、熱い蒸気が出ないので小さい子どもがいる家にも安心らしい。

気化式は外国製のものがいくつか出ていて、どれも数万円と値段は張るのだが、健康はお金では買えない。有給休暇のないフリーランス業は丈夫な体が資本である。これにしようと決めかけた機種のレビューを読んでいると、「掃除が大変」「小まめに手入れしないとカビが生える」とある。加湿してほどよくうるおった室内は、カビにとっても住みやすい環境になってしまう。掃除もままならぬわが家に置けば、確実にカビ天国となってしまう。

迷った目に飛び込んだのが「空気清浄しながら加湿」するというドイツのベンタ社の加湿器。「手入れは簡単」「故障しようがない頑丈でシンプルな構造」などのレビューに安心し、これに決めた。


20畳まで加湿、12畳まで空気清浄というタイプを購入。昨日到着して早速使っている。なるほど、水入りの箱(写真左)にモーター入りの箱をかぶせるだけの超シンプルな構造。汚れた空気を吸いこんでは、水で洗ってきれいな空気とうるおいを送りだす仕組み。ミーレの掃除機しかり、ドイツの製品には、地味で無骨だけれどいい仕事をする職人のような印象がある。わたしには違いはよくわからないけれど、今朝目覚めたダンナが「喉が痛くない」と言ったので、ベンタ君、しっかり働いている様子。

2007年01月13日(土)  味付けおまかせ羅臼のこんぶ茶
2003年01月13日(月)  成人の日
2002年01月13日(日)  ごちそう

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