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ちょっと変わった雰囲気だなと思って読み始めたらあっという間に読み終わってしまった。 「悪役令嬢の遺言状(巻村螢)」読了。 ミステリ仕立てというか、悪役令嬢と言われたヒロインが自殺し、その後公開された遺言状に踊らされる人々を描いた話。 と言う程深い話ではないけれど、ラノベではあまりない雰囲気のお話しだったから珍しくて面白かった。 狂言回しにはゴシップ出版社の新米記者であるハイネ。 彼が色んな人にインタビューをし事実を集め、悪役令嬢とはどんな人だったのか、その一族がなぜ裏切り貴族と言われたのか、それを明らかにしていく。 正直アッと驚く展開は全くなくアレコレは推測通りに進むがまあ読後感は悪くないから良し、でしょう。 ミステリーとしては読めないけども。 権力者が情報をコントロールする怖さは昔も今も変わらない。 むしろ今の方がネットがある分一気に世界中が一つの方向を向いてしまう怖さはある気がする。 先日読んだ「森から来た少年」でも政権を狙う大統領候補が自身のスキャンダルをネットステマを使って上手く世論を思考誘導していたっけ。 なんでも一度は疑うことが必須になってきているのかもしれない。 特に権力者から発信された言動は。 まあそんなことも思ったりしたラノベ作品でした。
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