|
NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
なんということでしょう。 あっという間に読み終わってしまいました。 「トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ(深水黎一郎)」 あ、失敗した。 明日読了すれば3月の1冊になったのに(せこい) ま、いいでしょう。 「プッチーニ作曲の歌劇『トスカ』上演中、主演女優のナイフが相手役の首筋に突き刺さった。「開かれた密室」である舞台に、罠を仕掛けた犯人の真意は!? さらに前例のない新演出の予告直後、第二の犠牲者が…。芸術探偵・瞬一郎と伯父の海埜刑事が、完全犯罪の真相を追う。」 という筋立てではあるが、半分以上は芸術論に終始する。 ミステリー部分はそれほど重きを置かれていないのかも、と思うくらいに比重は芸術論にかかっている。 とはいえ、ダイイングメッセージがあったり(ちょっと無理あるなあとは思う)ナイフの取り換えの謎、警察の地道な捜査などミステリー部分もそれなりに。 ただ、犯人もそうだし被害者もまた芸術という業に囚われた人達だなあという感想だ。 感情的には否だけど納得は出来る。 結局彼はスポレッタだったんだなあ。 上手くできている。 探偵役の瞬一郎にそれほど魅力がないのが難点。 でも知識欲は満たされるね。 前作で苦手だった下品で傍若無人で空気の読めない大癋見(おおべしみ)警部が憎めなくなって出てこないと寂しくなってしまったのは大誤算。 もう少し暴れてもいいのよ(海埜警部補の胃が大変なことになるからやめてさしあげて)
|