NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
おおう、本日も寒い。 指がかじかんで上手く動かないわ(部屋の温度は・・・・5℃だ) なのでさくっと読み終わった本の感想をメモしておくだけにする。 途中で放り投げた「ポー殺人事件」をざっくり読了。 これは最後まで取っ散らかった印象のまま終わってしまい残念だった。 リッチモンドとトロンハイムの事件が結びつけば一気にパズルが埋まっていくかと思ったのに、 ピースがハマっていくのに全くカタルシスがないという展開にびっくりした。 え、なんで? 普通ならあっちとこっちが結びついてじゃあアレもこれと関係あるんだとなればテンションも上がる筈なのに。 しかし結び付ける時に一捻り加えてしまってピースはハマっているのに居心地が悪いというバランスの悪さが。 多分構成が悪いんだろうなあ。 無駄に男女関係を放り込んでくるのも構成の悪さに拍車をかけている。 え、ひとめ惚れなの? そんな短時間でアメリカの刑事とノルウェーの刑事がいい感じになるの? それ残り3分の1くらいなのに必要? 個人的な意見としては男女関係(恋愛とは言いたくない)を押し込んだせいで最後までまとまりのない事件になったんだと思っている。 気の毒なのは容疑者にされたあげく辛くて酷い最期を迎えたヴァッテンよ。 彼の魂よ安らかなれ。 現在の事件の引き金になったヨハンネスの生涯は興味深かった。 これがあって幾らかは物語が締まったかなと。 事件自体は猟奇的で凄惨。 ちなみにエドガー・アラン・ポーにはほぼ関係がない。 この本が残念すぎたのでしばらくはこの手の話はいいやという気分だ。 珍しく文句ばかりになってしまったから次は全く別なタイプにしよう。 昨日の初雪を記念に。
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