NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
突然電気が消え、一瞬の後再びついた。 ひーっ、どこかへ落ちた。 夕方こちらも雷と雨で凄いことに。 ゲリラ豪雨ではないから雨はそこまで酷くはないけどなにせ弱点が雷である。 2階に行くことも出来ずリビングから動けない。 空に近い2階は危険なのだ(と思っている) 勿論窓際も危険だ。 カーテンは閉めよう。 エアコンも消そう。 扇風機もやめておこう。 ・・・・・・・・・サウナだ。 ただただ暑い。 1時間もしないうちに雷は遠のいて行ったけど既にぐったりですよ。 何もしたくない。 昨夜は徹夜覚悟でエリー・グリフィスの「見知らぬ人」を読み切りその感想を書くつもりだったのに頭は働かないわ、無駄に疲労困憊してるわで断念。 ただ惹句の「この犯人は見抜けない」は言い過ぎだと思いまする。 こういう煽り文句は書かない方がいいのにな。 中盤くらいで犯人の目星はつくし動機もなんとなく推測できるもの(ビンゴだった) だからアピールポイントはそこじゃないと思うのよ。 フーダニットじゃない。 それよりもイギリスの学校やら階級社会やらが垣間見えてそっちの方が面白かった。 見ているTVとかもうみんなネットフリックスで、見ている番組内容でどんな家庭かわかるとか、読んでる本で相手を計るとか。 あとは母と娘の心の中のすれ違いというか、分かり合えてないところとか。 でも犬のハーバートを中心にすれば何となく繋がっていられるところとか。 殺人事件よりそっちの方がとても面白かった。 作中作であるホランドの「見知らぬ人」はゴシックホラーでよく出来ている。 ああこれはアレだなと嫌な予感を抱えて読んでいると、ああやっぱり、と悲しくなる結末。 「地獄は空(から)だ」だ。 引用も多く、英文学を知っていればもっと楽しめるんだろうなと思う。 インド系イギリス人のカー警部補の辛辣な見方がなかなか(苦笑) でもお母さん好きだな。 (結構感想を書いてしまった)
|