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あー上手くいかない。 やっぱり有線でやるしかないかー。 新しいPC買うかなあ。 たまに読むとしみじみ良いなあと思う「陰陽師 付喪神ノ巻(夢枕獏)」 今作には生成り姫の元となった鉄輪(かなわ)が入っていたので博雅の良い漢っぷりが堪能できる。 しかも博雅から晴明への「ばか」と晴明から博雅への「ばか」の2種類の「ばか」が読めたのも嬉しい。 同じ意味合いなのに、表情も色合いも違う「ばか」が2人の関係性を表しているようで尊いのだ。 しかし、一番好きなのは「ものや思ふと……」かな。 村上天皇の時代に行われた歌合せに纏わる鬼と歌人の話。 どれほど歌が好きでも才がない男と歌の才能に溢れた鬼との約定が最後に覆った時、悲しさが沁みていく。 やるせない。 鬼は人であり、人は鬼を飼っている。 そういう話だ。 うさん臭さ、人の悪さ、なのにどこか憎めない愛嬌も含め蘆屋道満は面白い。 晴明に最も近い男であり、一番遠い所にいる男でもある。 博雅のいない晴明はどんなふうに在ったのだろうなあ。
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