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遂に読み切ってしまった。 「契約(下)ラーシュ・ケプレル」 ヨーナ・リンナシリーズの2作目である。 前作「催眠」より断然面白くヨーナの活躍が読めるが、惜しむらくは盛り上がるべきラストが少々尻すぼみになってしまったこと。 あんなに悍ましく悪魔のようなラスボスなのになぜか小物臭がしてしまった。 豪華クルーザーなのに居住区以外手入れのされていないボロさだったのはなぜだろう。 パガニーニの契約になぞらえた悪魔の契約の鬼畜っぷりには反吐が出る。 こんなことを考え付く人間のおぞましさよ.........。 悪魔の子は魔王なのか? 不穏というより、途切れない悪の思想が恐ろしい。 サスペンスフルだったのはマシーンのような殺し屋が退場するまでだったかな。 この男が一番恐ろしかった。 人がバタバタ死んでいくのに殺し屋にとってそこに意味も価値も全く存在しないのだ。 殺し屋が割とあっけなく途中退場したのはびっくりしたけども。 概ね満足したが詰め込み過ぎて少しとっ散らかった印象。 一つ一つのエピソードが薄くなってぼんやりした解像度になったのは残念だった。 当初のヒロインだったペネロペなんて最後の方は存在してなかったからね。 ま、ヨーナがかっこよかったから良しなんですけども。おほほほ。 でも3作目を読むのはちょっと後にして次は少し軽めの話にしよう。
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