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ちまちまとまる読み10分で読んでいた「サナトリウム(サラ・ピアース)」読了。 警察を休職中のエリンは弟の婚約パーティにスイスの高級ホテルを訪れる。 元サナトリウムを改装してホテルにしたものの建設段階からトラブルが相次ぎ、ついには異様なゴムマスクをはめられた死体が見つかる。 パニック障害を抱えた主人公エリンが吹雪に閉じ込められたホテルで起こる猟奇連続殺人に孤軍奮闘する話と聞けばよくあるクローズドサークル。 が、これは本格推理ではなくサスペンスだからそこまでどんでん返しや意外な犯人がいるわけではない。 特にそこに不満はないけど、動機というか、ここまで猟奇的な殺し方をしなければならない必然性が弱いと思う。 過去のサナトリウムの事件はそうだろうなという印象。 確か特捜部Qでも取り上げられていた気がする。 女性が女性というだけで虐げられていた時代の残虐な行為。 おそらく今もまだ世界の根底にはあるんだろうなと。 しかし個人的にはそんな社会背景より主人公のエリンに苛々して苦痛だった。 精神が不安定でうだうだし、かと思えば猪突猛進、思い込みが激しくすぐ断定する。 疑うべきところを疑わず信じるべきところを信じない。 その癖大して考えることなく行動する。 なんでそれやっちゃうの?と何度思ったことか。 不穏な終わり方だったけど続編あるんだろうか。 多分もう読まないとは思うけども。 口直しにもう少し読み心地のいい話を読みたい。
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