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読み終わったー。 途中でエネルギー切れで止まったままだったけど再び読みだせばあっという間だった。 はー疲れた。 「17の鍵(マルク・ラーベ)」 刑事トム・バビロンシリーズ第1作。 全4部作だから起承転結の起の部分に当たるんだろう。 解けない謎をあちらこちらに残したまま不穏の塊のような独白で終わってしまった。 東独の闇深い・・・・・・・・。 ベルリンの壁崩壊からもう35年も経ったと言うことに驚いた。 と同時に既に自分の中でもそれは歴史の一部になってしまっていることにも気づく。 壁が崩れるとは思えなかった。 崩れるところをTVで見ても何か違うもののような気がしていた。 多分自分の中にある壁は東ベルリン側から一度だけ見たブランデンブルク門なのだ。 閑散とした暗い通りの向こう、ブランデンブルク門の向こうには西ドイツの明るい世界がある。 自分はあと数日もすればそちら側に帰れるけれどこちら側から見るしかできない東独の人々にとって壁は文字通りっ自分を閉じ込める壁だっただろう。 そんな東ドイツで生まれ、記憶にはあっても既に統一ドイツで育って久しい主人公達と、東独の空気にどっぷり浸りきっていた親世代との世代間の差。 登場人物の一人ヨー・モルテンが東独時代の父の過去に翻弄され破滅に向かうのが象徴的だった。 しかし、主人公二人トム・バビロンと臨床心理医ジータ・ヨハンスのコンビはどれだけ規律違反をすれば気が済むというのか。 証拠品持ち出したらダメでしょ。 鑑識来る前に遺体動かした時にはひっくり返った。 現場保存はどこへいった? 命令無視はいいとして(いいのか)独断専行すぎるぞトム・バビロン。 しかも自らの過ちによって妹が行方不明になりずっとそれに囚われているから常に暴走状態。 正直緻密さに欠けるお話しではあった(複雑ではあるけれど) でも確かに先を読ませる力はある。 推進力というか、どっちかというとハヤカワ向けの気がするなあこれ。 エネルギッシュだ。 ともあれ面白かった。 次作も手元にある(電書だから) すぐ読んだ方がいいとは思うけどまだエネルギーチャージ中なのでワンクッションおこう。 少し軽めなものにするか。
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