坂本さんのお辞儀が好きだ。
両手を膝下あたりに置いて深々と長身を折り曲げる姿は決してスマートじゃないけれど真摯な感謝を伝えてくれる。
いつまでも顔を上げない最後の挨拶にコメントよりも確かなものを受け取った気がした。
そんな坂本さんのお辞儀が好きだ。



只今帰りました。
大阪は雨。
機内で現地の天候を聞いた時信じられなかったくらいこちらは晴れていたので半信半疑でしたが、やっぱり雨でした。あら・・・・・。
でもすごく楽しかったです。
トニファン4人による終わりなき雑談（笑）
観劇後のまーファン3人による限りなき萌え話（笑）
美味しい食事と相まってとても有意義な大阪千秋楽でしたわ。
ついでにジャニショに寄って写真も仕入れましたの。ふふふふ、幸せ。
頑張って大阪行って良かったわ。



そんな感じで最後のNMLも終わりました。
予想通り静かに淡々と終わった気がします。
それでも2度目（？）のカーテンコールで草原の後ろから銀の紙吹雪を噴出してくれたのはスタッフのサプライズ。
出演者は知らなかったみたいで客席のざわめきと小さな歓声に気づき、ようやく背後を見て驚いていました。
ここでちょっとほんとの笑顔が零れたかなあ。
最後に坂本さんがはける時、口の中に入った銀紙を取る顔がいつもの坂本さんの顔で可愛かったのでこちらもようやくホッとしたり。

悔いのない演技ができたのかどうかはこちらからはわからないけれど、少なくとも今日の坂本さんは穏やかな表情をしていたと思います。
お疲れ様でしたね、本当に。


個人的には最後の席が全体を見渡せるとてもいい席で、おまけにここにきてようやくチキの最後も見ることができて良かったと思います。
なんといっても今までの席からは斃れたチキの姿は全く見えなかったので（苦笑）
くにゃくにゃっと斃れたチキはとても無理のある辛そうな態勢なのに微動だにせず。さすがです。
それからこれは記憶になかったんだけど、ニノを二度目に撃った時激しい口調でニノを詰った後ツバを吐いていたのが印象的。
今まであったかなー？
細かいけれどセリフとセリフの間に「間」ができるようになっていたのもこれまで気づかなかった点。
セリフがなくても声に出さなくても沈黙で演技ができていたような、そんな感じ。

それで好きなのは戦争が終わったら畑を耕したいのに憎しみを捨てられないで苦悩するチキに「煙草くれないか」とツェラが頼むシーン。
唐突なセリフなのに、もしかしたら泣いているかもしれないチキを現実に引き戻す力があった。
それに応えるチキとの間に確かにわかりあってる二人の関係が見えたのも、ここの丁寧な演技のせいだと思います。
今までツェラに対しては「大丈夫だ」「心配するな」「見捨てやしない」といつも強気で保護者意識の強かったチキが始めて弱味を見せたシーンだったような。
それからチキが「戦争というのは精神状態のことじゃないかな」と突然言いだす所。
どこか遠い所を見ながら物思うように話出すシーンが今までよりずっと丁寧で間を取りながらだったのが説得力を持たせていたような気がしますわ。

でも最後まで私個人はチキを捉え切れなかったなと思っています。
どうしてもストレートに入ってこない。
そういう意味ではもうちょっと見たい気もするけれどこれで満足している自分もいるし。


いつもはスタンディングオベーションをするべきか否やで迷うんだけど（特にこの舞台でスタオベはやりにくかったのでやらないこともあった）
今回は最後だし、ちゃんと伝えるにはスタオベもいいかと立ちました。
ちゃんと伝えたかったのよ。いい舞台だったと。お疲れ様でした、と。
好きな舞台だとは正直言いにくいけれど、いい舞台だったとは思います。
無事に終わって良かった。





ここまで書いて寝てしまったので（笑）朝補足。

坂本さん、痩せてたなー。頬がシャープになって精悍なチキだった。
ニノはカミカミ。でも今までで一番いい演技だったと思う。
ツェラの足を掻く場面のアドリブは今日はとても冴えていて長かった割りにテンポがよく自然な流れだった。
ツェラが「チキ！チキ！」と叫ぶ所も好き。ツェラ可愛いんだもん。お腹ぷよぷよしてるし。

毎回思うけどツェラの怪我を確かめる場面のチキは優しくてドキドキする（笑）
頭が痛いといえばツェラの髪に手を入れて素っ気無いんだけど丁寧に怪我を確かめる。
腕の傷を手当する時、ナイフを取り上げられたチキが口でシャツを破く。包帯を口で裂く。
ちょっとエロいと思った私は不届き者（笑）←頭腐ってるので気にしないで下さい


段々取り止めなくなってきた。
この辺にして仕事行きます。


最後に、伊丹でどうしても惹かれるチーズケーキがあってふらふらっと近寄ったら「SMAP中居君が買って行った」の文字。
おお、中居が呼んでいたのか（違）
当然お持ち帰りしてきました。
ふふふ、今日のお楽しみ♪