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ギヨーム・ミュッソ「ブルックリンの少女」読了。 冒頭付近で主人公ラファエルに腹を立ててしまいしばらく放り投げていたけれど読み始めればそれなりに面白いのであった。 フランスで大ベストセラーになった本なのでそういう掴みどころが満載。 3本くらい書けそうなネタをアレもコレもとぶちこんで怒涛の展開を繰り広げ、それを集約していくのは流石の手腕。 クライブ・カッスラーのようなエンタメ性があるのにどこか文化的な香りがするのはそこかしこに音楽や本や映画が散りばめられているからか。 がしかし、アメリカ大統領選に絡めてしまったのはどうなんだろう。 さすがに風呂敷を広げ過ぎでは? どうもそのあたりはもやもやする。 どんでん返しというほどではなく一捻りしたところも丁寧に読んでいけば推測はつく。 というか唐突にゾラーとか出してきてびっくりしたわ。 誰よアンタ(と思ってしまった) そうねえ、拉致監禁事件の狂気にみんなが翻弄され人生を狂わされてしまった。 生き残った人達は被害者であり加害者であり。 実際そうではなかったとしてもその思いだけは自分では覆せない。 あまりにも重すぎて死を願う程に。 なんだかやりきれない思いだけが残る。 ラファエルはテオ(天使のようなやんちゃな息子)と一緒の時は評価が上がる(笑) テオ可愛いわー。 「いらない、おりる」って言ったらパパから「シルトゥプレ(お願い)が聞こえなかったぞ」と言われすぐに「パパ、おりたい、シルトゥプレ(おねがい)」て言うの。 チョコチップ食べればベトベトに汚すし、マッシュポテトは自分の口に入れるよりあたりにまき散らす方が多い。 でもそれで満足してご機嫌さんなテオ、可愛い可愛い。 あとはマルク、ね。 それからヘレンが印象に残った。 幾つもの家族とその末路。 これから生まれてくる家族とその未来。 うーむ、やはりもう少し人数を絞って世界を狭めた方が良かったのでは。 面白かったけど。 少し滅入るような話だったので次は明るくいきたい。 (そんなの持ってたっけ)
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