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「夢遊病者と消えた霊能者の奇妙な事件(下)(リサ・タトル)」読了。 上巻を読んだ時点で完全に勘違いしていたのは、これはホームズ物ではなく霊能力や超能力を肯定した上での冒険譚だったということ。 オカルトやスピリチュアルなことに科学的な理由付けをつけることはない。 逆に霊能者や超能力者がそこそこいる世界なのだ。 てっきりヴィクトリアンなミステリーだと思っていたのになあ。 前提からして間違っていた。 だから下巻早々に事件の黒幕というか犯人は判明してしまう。 まあどうみてもこいつしかいないよね。 謎解きというよりはどうやってケリをつけるか、犯人を追い詰めるかというのが主眼になるわけだ。 てわけで、あとは怒涛の展開の中で拉致と危機があり、全てをひっくり返そうと派手に舞台上で対決し、という冒険小説のようなクライマックスになる。 しかし犯人が下劣で本当に憎々しかった。 催眠で人を支配し思い通りに動かそうとする悍ましさ。 女性を物として扱う下種さ。 胸糞悪いったらない。 読むのが不快で堪らなかったなあ。 ああ腹が立つ。 ジャスパーももっとボコボコにしてやれば良かったのに。 読み終わってみれば面白かったけどオカルト探偵と知ってから読むべきだったなとは思う。 上巻で肩透かしを食った気分だもの。 続編もあるようだけど未翻訳なのは残念だ。 それにしても催眠とは怖いモノ。 周浩暉も催眠がメインで怖いなと思ったけど今回の無理やり感が最も酷い気がした。
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