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一気に読み切ってしまった。 「厳冬之棺(孫沁文)」 中華ミステリーではあるけど、日本の本格推理と見紛うばかりの違和感ない本格推理だった。 面白かったー。 近頃は特殊設定だったり捻りすぎていたり余計な属性をつけたりと日本の本格推理は王道が珍しくなってしまったけれど 中国ミステリー界からこんなドストレートな密室本格推理が出て来るとは思わなかった。 馴染み深い雰囲気だからか非常に読み易かったなあ。 秘密を抱えた一族と3つの密室殺人、おどろおどろしい伝承、胎児の形をした湖、古い館。 まあお馴染みのアイテムがてんこもり。 良きではないですか。 しかも現代中国は日本のアニメやマンガ、ドラマも入り込んでいるから随所にガンプラとかウルトラマンなんとかとか、織田裕二とか(!)出て来る出て来る。 そういうのも読み易かった一因かもしれない。 密室は2番目はある種納得できるしできなくはないなと思ったものの、残り2つは結構アクロバティックだなあ。 嫌いじゃないけどね、この大袈裟な物理トリックは。 バカバカしいくらいがちょうどいい。 一つ捻った真相もきちんと伏線回収していたと思う。 が、その回収は少々雑というか、こじつけっぽいというか。 ま、なくはない、かなあ・・・・・。 探偵役が有名漫画家というのも面白い。 彼にも秘密があり、漫画家ということにも理由はある。 それがラストで次に繋がっていくわけだけど、とにかく続編求む。 やり方間違うとサイコっぽくなるからどこまでも本格推理でお願いしたい。 ハヤカワも翻訳よろしく。
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