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読み終えられなかった........。 しかし、あと少しなのでこのまま読む。 今読了。 「黒と白のはざま」(ロバート・ベイリー著) ザ・プロフェッサーの続編。 まさかこんなにがっつりと前作の登場人物が絡むとは思わなかった。 これは4部作のうちの2作目という位置づけだったんだね。 事件は前作で老教授トム・マクマートリーの窮地を救ってくれた元教え子のボーセフィス(ボー)を中心に話が進む。 ボーが殺人容疑で逮捕されその弁護をトムが引き受けるが、そこには45年にわたる憎しみがずっと根底に流れていた。 45年! なんという年月。 見えている部分だけがその人ではない。 アンディもレイレイもマギーもボーの父ルーズベルトでさえも。 KKKを生んだ南部の土地。 そこに生きる人々の複雑な感情。 人種差別と或いは男社会と戦う人々。 憎しみに生きる人、後悔に苛まされ破滅する人、終わりにしたい人.......。 45年は長すぎる。 タイトルが全てだった。 重たいなあ。 誰がアンディを殺したのか、とかなぜなのか、とかは案外最初の方で見当はつく。 でもボーと一緒に見届けたかった。 最後がどうなるのか。 アル中のレイレイ、結構好きだったよ。 ジムボーンは嫌いだ。 というか怖い。 ジャック・ウィリストーンも怖い。 絶対に次も絡んでくるんだろうなあ。憂鬱。 そうそう、ボーセフィスという名前、可愛くてお気に入り。 アメリカ人的にはどう響くのかはわからないけれど私にはチャーミングに聞こえる。 当人は巨漢だけど(笑) さて3作目も手元にあるけど(借りてる)少し時間を置こうかと思う。 思いの外きつかったのは45年間憎まれ続けたアンディと後悔し続けたレイレイの心情が心に重く残っているからか。 特にアンディなあ.......。 うん.........。 何か軽めのラノベでも探そう。 そうしよう。
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