とうとう読了。

本当に面白かった。
終わるのが勿体なく、でも先を読みたくて後半は中断するのが嫌なほど一気読みした本だった。
ストーリーの先を知りたいではなく（薄々は展開が読める）イザベルやローズやメアリー、アデリーンの思いや行動が知りたくて。
ああ、そう動くんだ。
そうするしかないんだ。
だからこうなってしまうんだ･･････。

全てが美しい花園に集約していく様は見事というしかない。
ずっと答えはここにありずっとここで待っていたのだ。

何が悪いとか誰が悪いとかではなく（無知と暴挙はあったにせよ）誰もが自分の人生を何とか生きようとしていたのだと思う。
あのアデリーンですら。
とてもいい小説だった。
「謎」を追うという点ではミステリーではあるが普段読むミステリーとは違っているからそういう意味では物足りないかもしれない。
しかし何度も読み返したくなる女性達の人生。
読んでよかった。


余談ながらBBCあたりで重厚なドラマにしても面白いかもしれない。


金スマは見た。
ワッツも聴いた。
でも今日は「忘れられた花園」だけで手いっぱいだ。
良い本は人生を豊かにするって本当だな。