「今井雅之」と「今井雅子」はよく似ているので、名前を見つけるとドキッとしたり、ドキドキしたりする。縁もゆかりもないけれど、年の離れた兄貴のように一方的に思っている。顔立ちもわたしの親戚にいそうな感じ。そんな今井雅之さんの舞台代表作、『The Winds of God』の存在は気になっていた。タイトルの通り「神風」の話。ブロードウェイでも激賞され、映画にもなった。17年前の初演から何度も再演しているが、今年は戦後60年ということで、3か月に及ぶ過去最大規模の全国ツアーが決まり、2日に新宿紀伊国屋サザンシアターで幕を開けたばかり。出演している知人の岡安泰樹さんに声をかけていただき、今夜観る機会に恵まれた。
今夜は荒井久夫先生と千代女さんのご招待で、ジャズ歌手のCharito(チャリート)のコンサートへ。会場はセントラルホテルの鳳凰の間。ワインと名物のオホーツク流氷カレー(流氷風デザートつき)をいただきながら、ニューアルバム『Non-Stop to Brazil』からのナンバーに身をまかせる。ジャズやボサノバはパワフルな曲でも心地よくて、聴き疲れしない。大好きな『Over the Rainbow』が聴けてうれしかった。昔本格的に音楽をやっていたという荒井先生は、コメントも玄人っぽい。