2004年12月11日(土)  『猫又祭』に初参加

『短歌があるじゃないか。一億人の短歌入門』という本に3年前に書いた短歌が掲載されている!という衝撃の事実を会社の隣の席のなくいに教えられて、あっという間に半年。その短歌の会である『猫又』の集まりにはじめて参加することになった。忘年会兼顔合わせ兼同窓会のような『猫又祭』の会場は宮崎美保子さんというとっても素敵なジュエリーデザイナーさんのこれまた素敵なお宅。わたしにとっては、なくいと、猫叉を紹介してくれた小山理子さんと、小山さんに先日引き合わせてもらった猫又主宰者で雑誌編集者で映画大好きの沢田康彦さん以外は、はじめて会う人ばかり。ドキドキしながら乗り込んだが、皆さん気の合いそうな人たちで、自然と話がはじまり、弾み、居心地のいい時間だった。

沢田さんの発案で全員を紹介がてら表彰するという企画があり、順番に名前を呼ばれ、「今年がんばったこと」をアピールし、スマイリーキャラクターのメダルを授与される。わたしはブレストやジェニファや冷凍マイナス18号を宣伝。でも表彰理由は「毎日原色の服を着続けたこと」だった。

翻訳家、映画評論家、女優、俳優、マネージャー、女子プロのマネージメント、デザイナー、編集者……実にいろいろな人がいる。猫又を引っ張る歌人、穂村弘さんと東直子さんの姿も。皆さんの短歌は先に読んでいるので、「ああ、歌のイメージ通り」「え、こんな人だったんだー」と心の中で答え合わせ。

短歌の会らしく、記念撮影ならぬ「記念撮詠」も。一人一首は出すように、と言われ、量産型のわたしは「数ならまかせて」と思っていたのだが、あんまり楽しくてどんどんワインを飲むうちに何も思い浮かばなくなった。「何詠もう何詠もうと思いつつ 杯を重ねて ああ酔っ払い」……そんな歌を書いた気がするけど、記憶も定かではない。おでん、まぐろ、いなり寿司、ケーキ、チーズ、ワイン、おしゃべり、どれもおいしい夜だった。

2004年6月1日 歌人デビュー本『短歌があるじゃないか。』
2004年12月13日 待ち合わせできない女

2002年12月11日(水)  Make a Wish
2001年12月11日(火)  『ハッシュ!』 1本の傘 2本のスポイト

<<<前の日記  次の日記>>>