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なんともド直球なタイトル「邪悪催眠師(周浩暉)」読了。 とんでもないページターナーぶりで先へと読ませる推進力は相当のものだ。 その分粗削りというか強引さも目立ったが非常に面白かった。 中国のミステリーはエンターテインメント大爆発だな。 二転三転どころ五転も六転もするような引っ繰り返しようでどこに着地できるのか不安になってしまった。 そもそも催眠師なるものがスーパー万能なのだ。 これに立ち向かえるものがいるか? あらゆることが疑われ、もしや催眠をかけられていたのでは?と毎度毎度思うのは疲れる。 全部それで説明されてもなあと思うことはあったものの、大筋は必殺仕事人VS羅飛という一人の刑事という説明でいいかと思う(かなり大雑把) 途中で敵と目される人物が話す警察の限界、放置されざるを得ない犯罪、更生することのない犯罪者への見解は確かにと首肯するばかり。 がしかし。 それを容認することは法治国家でできる話ではない。 このあたりの羅飛のジレンマは気の毒なくらいだ。 正義とは。 求めることと実行することはまた違うベクトルの話である。 昨今の日本の在り様を見ても同様の問題は現れている。 答えの出ない問いのようなものだ。 羅飛はあちら側へはいかないだろう。 多分。 至る所で催眠にかかっていたから予断は許さないけれども。 まだ第1部。 次巻は来年夏か〜。 長いな。 しかし細かい仕込みも多かったなあ。 え、そこも伏線にしてしまう? あとから全回収しなければ、という意気込みは猛烈に感じたものの、そこは少し強引だったかな。 熱量に引っ張られた感じ。 でもそのエネルギーはキライじゃない。 あとは羅飛か。 やはりキャラが立っていると物語の推進力になる。 良きでした。 というわけで買うつもりのなかった「死亡通知書」を手に入れてしまった。 文庫になるまで待つつもりだったのにー。 でもまた羅飛に会える(笑)
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