NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
原題を「GOOD GIRL,BAD GIRL」という。 個人的にはこれで通して欲しかった。 邦題が見当ハズレというわけではないが、正直タイトルに「天使」多すぎ問題。 似たようなタイトルが多くて中身を忘れてしまうじゃないですか。 今もすぐ傍らにある本のタイトルが「天使のゲーム」 次に読もうかと思っていたのに、気が削がれてしまいましたわ(溜息) それはさておき、「天使と嘘」を読了しました。 上下2巻、ほぼ一気読みでしたね。 リーダビリティが良くそりゃもうサクサクと。 例の気になっていた文末も慣れてしまったのか下巻ではあまり気にならなくなってしまって逆にリズムが良くなった?かもしれない。 英国の薫りがしないと文句言ったけど私の好きな英国ではないにしても現代イギリスは上手く描かれていたと思う。 ティーンエイジャーが多く出てくるのでこういう側面は多々あるだろうなと。 ただ焦点が絞り切れなかったというか、サイラスの物語、イーヴィの物語、ジュディとその家族の物語と3つが絡み合わないまま独立して進んだ印象がある。 その方がわかりやすいかもしれないけど、焦点がぼやけた気がして今一つ大絶賛できない理由の一つになってしまった。 他にも、警察であれ、臨床心理医であれ、それでいいの?と思われる部分が目に付くかな。 割と雑というか都合良すぎというか。 まあでも面白いよ。間違いない。 がしかし。 続くんかーいっ! イーヴィの謎は全く解けてないので続編をひたすら待つしかないとは。 サイラスとイーヴィとポピー(犬)の生活がまた戻ってきますように。 おそらくタイトルには色んな意味を持たせているだろうけどジュディはそんなに悪い子じゃなかったかなあ。 スケートは上手いけど普通のティーンエイジャーで。 あんな目に合う謂れはなかった。 可哀そうだったな。 あら、ひぐらしの声。 蝉の声を今年初めて聞いたと思ったらひぐらしとは。 物寂しくなるのはなぜかしら........。
|