NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
ザ・プロフェッサー読了。 思っていたより面白く後半悪党を追いつめる展開になってからは一気読みしてしまった。 わかりやすい勧善懲悪だから絶対に上手くいくと思える安心感もあっていい。 特に陪審員を味方につけるための駆け引き、場の空気を自分に引き寄せるやり方にはワクワク通り越してにやにやしてしまう。 法廷シーンは胃が痛くなることが多いけどこれは痛快だった。 ま、それまでがどん底だったからなんだけど。 いい意味でとてもアメリカっぽい小説だった。 アメリカっぽいといえば話の重要なキーポイントになるアメフト。 日本人にはわかりにくいけど(アメフト好きならわかるのかな?)アメリカ人にとってアメリカンフットボールの選手は特別なんだ。 例えるならある年齢層の人には長嶋さんが特別なように。 そんな存在。 と同時にチームメイト同士の結びつきも非常に強い。 それが法廷シーンの最後の方でグッとくるんだなあ。 とはいえ、ウィルマとフェイスの対照的な在り様は胸が痛む。 2人とも子供を思う気持ちからの行動なのに立ち向かった人と飲み込まれてしまった人と。 ちょっとやるせない。 あとは主人公トムと共に生きてきたイングリッシュブルドックのムッソ。 トムが再び立ち上がる切っ掛けを作ったムッソ。 ストーンサークル〜のポーの相棒も犬だったけどやっぱりこの手の話には犬が付きものなんだろうか。 ・・・・・・・うん、まあ猫ではないかな。 編集しながら再びケーキ職人を見る。 何度見ても関さん(中居は関やんと呼んでいた)との関係がいい。 中居をリーダーと呼ぶ関さん。 腕上げましたねとからかう関さん。 助っ人を頼むとき迷わずビストロのシェフを頼るところが長年の関係だなあと。 どっちも嬉しそうだったねー。 20年という時間が紡いだ関係性は強固だ。 チームSMAPは至る所にあってそれがいまだに機能しているのが尊い。 やっぱりその先を見たくなるなあ。 ねえ?
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