NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
TVにはTVにしかできない役割がある。 作り手次第で多くの人に大事なことを伝えることができる筈だ。 今回の金スマはまさにそういった役割を持っていたんじゃないだろうか。 ニュースなどで見る台風被害が相当に酷いことは知っているつもりでいたけど、実際にどのくらい酷いかは実感することはできなかった。 やはりどこか他人事というか、自分の身に置き換えてみるのは難しかったと思う。 でも今日の金スマでは被害にあったのがヘルムートで、しかも屋根まで水没するほどの被害。 知っている人の、知っている家の被害だから殊更辛かった。 でも洗浄すれば使えるのかと思っていたよ。 しかしあまりにも長く泥水に浸かっていたために壁も天井も脆くなり家としては使えなくなっていた。 全壊。 ああ、こうなってしまうんだ........。 災害で出たごみは自分で片づけ廃棄しに行く。 り災証明は自分で申請しない限り何も貰えない。 家の片づけだけでなく手続きや書類などやることは山積みだ。 気が遠くなりそうなくらい先が見えない気がした。 これは心が折れてします。 ヘルムートが屋根まで水没している家を見て泣いていたシーンが忘れられない。 まるで過呼吸の人のように呻くように大の男の人が泣いている。 あれを見ると心臓がぎゅっと絞られる。 忘れられない......。 ヘルムートは農業をやっているので遅くなってしまった稲刈りを手伝いにみやぞんや森崎さん、ノッチらが後輩を連れてきてくれたのは嬉しかった。 聞いてみなければわからなかったことに、森崎さんもノッチも親戚が過去に水害にあっていたこと。 そうなんだ。 誰しもが無縁ではいられないんだね。 そんな彼らが一様に「ひとりじゃない」と言っていたのが印象的。 きっと全力でそれを伝えたかったに違いない。 ヘルムートにだけじゃなく、全国の被災者に向けて。 中居がTVを大事にしている気持ちを私も大事にしたいなあ。 TVにはまだ力があると、まだ信じていたいよ。
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