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NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
昨日の暴風はなんだったんだと思うくらいに静かで穏やかな日。 ほぼ無風。 逆にちょっと怖くなる。 ま、それはそれとして今月5冊目「魔神館事件 夏と少女とサツリク風景(椙本 孝思)」を無事に読了した。 キャラの造形がライトノベル寄りではあるが、本格風のトリッキーなミステリー。 魔神館という館に十二宮になぞらえて集められた客たち。 12の星座の石像と魔術師と噂される建築家。 お約束の嵐によるクローズドサークル。 陰惨な連続殺人。 金田一少年みたいだが大好物だからそれも良し。 賛否がある館の秘密も大仕掛けだが別に悪くはない。 ただ、肝心の探偵役が頂けない。 <迷探偵>と銘打たれた高校生黒彦が展開した推理が二転三転ししかも的外れなのはどうなのか。 ワトスン役でもなくホームズ役か?と思わせて本当のホームズ役の犬神が横からかっさらっていくのはちょっとムカつく。 だったら興味ないとか言ってないで最初から犬神が推理してたら良かっただろうに。 せめて犬神がもっとエキセントリックでもいいから魅力的な造形だったらなあ。 正直「世界最高の知性」と言われてもピンとこない。 多分妹のハテナの存在がその証なんだろうけど、そこを入れ込むのもどうなのか。 オカルトに行かないだけマシなのか。 でもSFもどきはなあ.........。 モチーフが好きなだけに惜しかった。 なぜ普通に本格物にしてくれなかったんだろう。 私はそれを求む。 ま、でも次も読むんだけどね。 このテイストは貴重だ。 あとハテナが可愛いから半分くらいは許すぞ。
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