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エリー・グリフィスの「窓辺の愛書家」読了。 前作「見知らぬ人」がゴシック風味のサスペンスフルな作品だったとするとこちらはコージー風味でありながら二転三転する謎解きミステリー。 ゴシック風味自体は好きだけど今回に限っては窓辺〜の方が好きかな。 フーダニットとしても前作はすぐに見当がついたのに今回はそっちか!とやられた感。 ただ、少し詰め込み過ぎというか、やりすぎかなあ。 もう一つ二つ要素を削ってすっきりさせても良かったような。 でもどこか古典的なミステリーでワタシには十分良い作品でした。 詰め込み過ぎと思った要因としては多分背景が国際的で大きかったのがあると思う。 主要人物の一人がウクライナの、しかもクリミア紛争を背景に持つ女性だし、被害者の過去にもロシアや先の戦争の諜報機関が関わっていて大ごとだ。 これだけでも充分大風呂敷なのにそこに高齢者介護やポーランド出身の介護士や出版関係のあれこれまで加わっては何が何やら。 正直全部を詰め込んだせいで少々散漫になってしまった印象もある。 とはいえ、主要キャラクターはとても良かった。 即席素人探偵団の一人ウクライナ人介護士ナタルカは過去に仮想通貨で大儲けをし、その収益の一部を持ち逃げしてマフィアに追われている美女。 ベネディクト(ベニー)はコーヒーショップのオーナーだけど元修道士だからか少し浮世離れしていて無類の本好き(主にミステリー) 被害者ペギーの隣人だったエドウィンはBBCを退職した老紳士。 ダンディでオシャレさんなゲイ。 そして前作で出てきたインド系刑事ハービンダーの4人が主軸となって物語を引っ張る。 途中からスコットランド紀行ともいえそうな観光案内もどきの描写が続いて非常に楽しめた。 スコットランドいいなあ。 アバディーン行きたかったんだよねー。 あとは積極的で強引なナタルカとおとなしくて自己肯定感の低いベニーが途中からちょっと立場が逆転してしまうところは楽しかった。 結局はナタルカが強いんだけども(笑) ベニーガンバレ。 彼らは次作には出ないかもしれないけど前作の主人公クレアがハービンダーの友人として仲良くやっていたりするので もしかしたら次作のどこかに彼らのその後が出てくるかも。 そうだったらいいな。 さて、今夜は金スマに中居復帰の回。 ゆっくり楽しもうと思います。 せば。
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