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NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
夏はキライじゃない。 むしろ夏が持っている記憶はいつになっても大好きだ。 緑が色濃く陰を作り深く香る。 葉を渡る風と全てが鮮やかに輝く眩しい光。 赤紫に西の空を染め上げる夕焼けやいつまでも明るい夕暮れ。 通り雨の後のアスファルトの熱せられた匂い。 空の半分を占める真っ白な入道雲。 開け放たれた窓から微かに感じるふうわりとした風と額に滲む汗。 そんなこんなは多分子供の頃の記憶なんだろう。 今とは違う生活でもうおそらく戻ることのない風景を、ただ懐かしいのか。 それとも戻らないと知っているから寂しいのか悲しいのか。 少し感傷的になるのも夏の記憶だ。 まだ夏じゃないけど。 そのくらい暑いけど。 いやしかし暑い。 暑いと本も読む気にならなくなるから嫌いだ。 でも「鵺の絵師」は読んだ。 読む前は時代的に戦争の影が色濃くなってきたからちょっと重く感じて躊躇ったけどまだそこまで暗くはなっていなかった。 ホッとした。 義則くんもカヲル君もみんなみんな死んでほしくないから。 たとえそういう時代であったとしても。 このマンガのいいところは心に沁みる物語もそうだけど、季節が瑞々しく写し取られているところかなと思う。 そして英二郎は彼なりの歩みで前へ進んでいるようで嬉しい限り。 いいお友達がいて良かったね。 みんな大好きだ。 しかし水沢君健気だなあ。 英二郎じゃ報われないと思うけど、とりあえずガンバレ水沢君。
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