NM Syndrome DiaryINDEX|past|will
昨日から読み始めた「パードレはそこにいる(上)は一気に読み終わってしまった。 なんたるリーダビリティ。 思ってたほど陰惨な描写はなかったものの胸糞悪い事件であることは間違いない。 幼少期11年間の監禁を耐え抜いたダンテが心身共にヘロヘロでタフとは縁遠いにも関わらずコロンバを助けようと爆発のあったアパートメントに飛び込むシーンは熱い。 それ以上に命の灯が消えようとしているローヴェレへかけた言葉に胸が衝かれる。 なんというか.........ローヴェレはきっと安らかだったろうと思う。 ダンテに看取られたい。 重度の閉所恐怖症で薬漬け、カフェイン漬け(コーヒーマニア)心身症であるひょろひょろダンテとは逆に ガタイのいい頬骨の張った美人のコロンバは過去の事件のトラウマでこちらも神経を病んでいる。 しかし猛烈にタフでワイルド。 今のところコロンバは結構気に入っているキャラだ。 この二人がコンビを組むと皮肉と直球の応酬になってしまうがそのやり取りがいい。 何よりダンテがチャーミングなので応援したくなるのだ。 ガンバレダンテ。生き延びろダンテ。 この感想のように決して軽い話ではないが早くパードレの正体を知りたいので下巻に突入。 読み終わる前に続編を頼まないと。
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