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朝晩が寒くなってきた。 思っていた以上に今も冷たい風が入ってくる。 おお、冬に向かっているなあ(早すぎ) 「催眠(ラーシュ・ケプレル)」読了。 うーむ、デビュー作ということを差し引いても中居言うところの【芯を食ってない】話だった。 ヨーナ萌えはひとまず置いておいて、最初の陰惨な事件が本筋の誘拐事件を誘発する切っ掛けになるだけというのはどうなんだろう。 かなり大きな事件なのに絡むでもなくミスリードするでもなく。 一見絡んでいるように見えるが読み終わってみれば別個の事件としてしか存在していない。 パズルが綺麗にハマれば多少の粗があってもカタルシスはあるがこれは色んな要素が個々に立っていてパッチワークになっているだけに見える。 どのパーツを際立たせたかったんだ? エリックの家族の物語? それならまあわからなくはなくもないがこの書き方だとただ素人が出張りすぎとしか思えない。 多分バランス配分が悪いのだろう。 エリックの昔の事件、催眠グループが問題になるのはすぐわかるが、過去パートに分量を割きすぎている。 しかも、下巻に入ってからそれやる? 終盤の攻防は緊迫感が半端なくて良かったけど素人のエリックがそこまでやっちゃいます? いつヨーナが出てくるのかと思っていたら出てこないし。 じゃあキミタチ家族だけで解決すれば良かったのに、とちょっと身勝手なエリック一家にプンプンしながら読み終えてしまった(笑) とにかくエリックも奥さんのシモーヌも人の言うことを聞かないのがいけない。 その癖全部秘密にして抱え込むし。 奥さんなんか自分の父親に捜索を頼むし。 幾ら退官した警察官とはいえなんで警察を頼らないんだ、とイラっとしてしまった。 不倫相手のシムは巻き込まれ損というか再起不能で不憫すぎるわ。 愚痴がずらっと並んでしまったがそれを相殺するのがワタクシ個人のヨーナ萌え。 これがなかったらもう読まないところだ。 一番のヨーナ萌え(←勝手に作った)は「ぼく」なところだ。 オレじゃなくぼく。 常にぼさぼさの金髪で水のような灰色の目。 フィンランド訛りがあって意外に武闘派。 明るくて自信に満ちており同僚のアーニャと軽口を交わす。 タンゴも踊れます。しかも上手い。 警察のクリスマスパーティに出席することを引き換えにアーニャに調べものを頼むんだけどその時のセリフがまた。 「ねえアーニャ、いい子だから、ウッレローケルに電話して、リディアについて話を聞ける相手を確保しておいてくれないか。そうしたら、今晩はぼくのこと好きにしていいよ」 「やったあ、すぐ電話するわ」 このやり取りが可愛い可愛い。 アーニャはいい同僚だなあ。 いつも無理を聞いてくれる。 多少のお触りくらい許してあげなさいヨーナ。 そういうわけでこのヨーナ萌えがなかったら・・・・・って話でした。 どんな話だ(笑) さ、次の巻を読みますよ。
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