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空気の中に雨の匂いがする。 湿度も高いし明日は雨だな。 「英国庭園の謎(有栖川有栖)」読了。 やはり有栖川の短編集はサクサク読めて満足感が高い。 お気に入りは「ジャバウォッキー」と「英国庭園の謎」 物騒なやり方だけど山沖が火村と有栖川を頼ってきたのが嬉しい。 頼りたいと、助けて欲しいとSOSを出せる相手がいなくて悲しい罪を犯してしまう犯人が今までどれだけいたことか。 理解してくれる人、話を聞いてくれる人がいることが、人が生きていくうえでとても大切なことなのだとこの話は教えてくれる。 きっと間に合うとは思っていたものの、ハラハラした展開は有栖川には珍しいかも。 「英国庭園の謎」はオーソドックスな暗号ゲームを取り入れながら英国風庭園を歩き回る火村と有栖川の会話がいい。 ただ思わせぶりに指摘したユニオンジャックの間違いはあれだけのために出したの? もっと深い意味合いがあるかと思ったのになんだか肩透かしだ。 でもスタンダードなミステリを読んだ気分になったのでまあいいか。 倒叙ミステリの「完璧な遺言」は犯人があーだこーだとアレコレ考え付くのをばかだなあと思いながら読んでいた。 さっさと自首すればいいものを余計なことをするから足がつく、の典型だなと。 ま、火村がかっこよければどうでもいいんだけども(こらこら) 次は特捜部Qかグルーバーに戻ろうかなと思ったけど、超超久しぶりにデボラ・クロンビーの警視シリーズを手に取ってしまったのでそれに決定。 もう10年以上ぶり? ダンカン・キンケイド&ジェマ・ジェイムズのコンビで7作目まではずっと読んでいたお気にいりのシリーズだった。 でもこの頃からミステリーというより警察物というか、ダンカンとジェマの恋愛がメインに据えられてきて好みから外れてしまい止めてしまったのだ。 つかず離れずが良かったのになあと勝手なことを思ってやめた後、なんと9冊も出ている! 案の定そのうちの6作は既に絶版で近刊3冊だけが辛うじて購入できるようだった。 慌ててその3冊を買いましたよ。 また絶版になったら堪らないもの。 今「警視の挑戦」を読んでいるんだけど、このところ猟奇的な凄惨な話ばかり読んでいたからかこのオーソドックスで丁寧な展開が心地いい。 そっか、二人は子連れ結婚したんだ(遠い目) また遡ろうかなあ。 とするとフェイ・ケラーマンのリナ&デッカーシリーズももしかしたら面白く読めるのかも? (これも途中から脱落してしまったのだ) うーむ、時間を置くと色々と新しい世界が広がるのかもしれないなあ。 ちなみにフェイ・ケラーマンの旦那はジョナサン・ケラーマンでこっちはアレックスシリーズを相当読んだっけ。 あの時代の世相が色濃いから今読んだらどうだろうな。 世界の在り様はもうだいぶ変わっている。 あの頃良かったものが今は禁忌になっていたり、言葉も考え方もこのご時世に引っかかってしまいそうだ。 でもこういう時代を経て今があるんだけどね。うん。 なんだか話が逸れてきた。 とりあえずこのままクロンビーを読みまする。 ではさらば。
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